闘病中の少年と、WEB小説家の交流のお話。本好きな少年が望む作品をどんどん紹介していく流れが、テンポが良く楽しくて、それでいて少年の病気はどんどん悪くなっていく……。ラストシーンはぐっと胸にきます。切ないけれど、あたたかい気持ちになれる素敵なストーリー。是非ご一読ください。
Web小説が一層好きになれる物語です。主人公と1人の少年の会話を中心に、話は展開されます。ここだけ聞くとありきたりな構成(=テンプレ)ですが、作者ならではの思想が垣間見えてとても面白い作品になっていると感じました。特にWeb小説に親しんでいる方には是非読んでいただきたい秀作です。
相反する作品タイトルとキャッチコピー。「Web小説家には何もできなくて、Web小説家には何でもできる」病院で相部屋となった少年とWeb小説家。Web小説家は少年に語る。Web小説の無限の可能性を。切なくも心温まるお話。誰かの心に火を灯す、そんな小説を書いてみたくなる。