18話でいったんの区切りがありましたので、そこまで読んでの感想となります。
タイトルを見ると、妖精、ちっちゃなメダルという単語のためか、ほのぼのしてるイメージがあったのですが、文面はライトであるものの、なかなかのダークファンタジーでした。残酷描写がかなりあるので注意が必要です。
ダンジョンが突然発生するようになったものの、それを探索できるのは特別なスキルを発現できる血を持った選ばれた人々のみ。ノーマルブラッドは何も出来ない凡人という感じで、主人公はまさにそちら側。
なのに、突如発生したダンジョンに取り込まれてしまい……。
何も出来ない主人公だけど、小さなコインを見つける能力が。そのコインを集めると枚数に応じてボーナス的にチートアイテムがもらえるという形で、トラブルに対処する形になるのですが。
妖精は何となく胡散臭いし、ダンジョン攻略も脱出も簡単なものじゃなく。一緒にダンジョンに取り込まれたヒロインと共に何とか進みはするけれど。
テンポよくさくさくと進む展開、ゲームライクな演出設定など、読みやすさは抜群です。最弱主人公がどのようにダンジョンを進むのか、先が気になる物語。
地震のようにダンジョンが出現する世界で、ハズレスキルを持つ主人公が成長していく現代ファンタジー。
しかし成長と言ってもレベルアップではなく「ちっちゃなメダル」を集めるというのが特徴的です。
このメダルがなんなのか、集めたらどうなるのか、なんでなのか、メダル中心に物語が進んでいきます。
テンポ良く軽快に進みますので読みやすいですが、話は意外とダークファンタジーでそのギャップも面白いかもしれません。
物語始まってまだ序盤の時点でのレビューですので★2としますが、今後の展開が気になる作品です。
現代ファンタジー、特に軽めのダークファンタジー好きな方にオススメします。