パーティを追放される。しかも無理矢理入れたくせに、詐欺師だなんだと難癖をつけて。
ただ読み進めていると、追放されて良かったのではないかな、とも思う。これは追放された側から語られることであるので、もしかすると追放した側にはもっと別の側面があるのかもしれないが。
治癒術師ではなくて、修復術師。それが遺憾無く発揮されるのは最初の仲間と出会う場面である。まずはそこまで読んで欲しい、なるほどこれは治癒術師とは違う。主人公が言っていたことも分かる。
ただそうして仲間を得たのは修復術師だからではなく、主人公がきちんと約束を果たしたがゆえであろう。
キャラクターも門番や商人に受付と、パーティメンバーでなくとも魅力的で、会話シーンはワクワクできます。
ぜひご一読ください。