狂気が滲む復讐の物語

まず第一話の終わりで「これってどうなるんだろう!?」と引き込まれました。
話の展開が面白く、何も知らない悟から復讐に燃える雨緒に視点が切り替わるのも面白かったです。
読み終わったとき、雨緒が終始、虹季の復讐のための行動をとっていたのがわかるのが味わい深かったです。また、雨緒が復讐のために生き、狂って壊れてしまっているのも切ないですが、魅力的でした。
物語の内容は凄惨なはずなのに、読後感は晴れやかだったのは不思議ですね。