第34話 父親の思惑

娘達が人間の毒牙にかかってしまった。

100年前の人間の襲撃。

妻はすべての人間と共に転移し、

この里を救った。

転移はランダムだったのでこの大陸にはいない所まで確認した。

他の大陸か、もしくは海の上では生存は難しく。

何年待っても帰ってこない事を考えると多分…。

平和の日々を過ごしているとある日リッチロードが里を襲撃。

里のシンボル、世界樹を求めて戦いを仕掛けてきた。

里の戦士達は戦ったが部が悪く。

私達は森の王に救援出した。

救援を出したとしても20日はかかる。

それまでに籠城の準備として里が一丸として準備をしていると、二人の娘の1人が帰ってこない。

エルフは基本 他の種族と相性が悪いので他種族に捕まったか、リッチロードに捕まったか…。

可能限りを探索をしたがって見つかったのは川で薬草をとるための道具のみ。

ここで何かが起きたとみるがそれ以上は探索にかけると時間がとれなかった。

絶望に片足を捕まれていたが、

今はリッチロードを倒し、娘を探しだす。

それが最適解なのである。


しかし里との交渉で10日間あった猶予が何故か9日間で里を襲撃してきた。

所詮はアンデッド、何故 約束を守ると思ってしまったのか浅はかな考えを戒める。

リッチロードの戦いは熾烈を極め、里の壊滅さえも頭によぎる。

そんな戦いの中、娘は帰ってきた。

多くの魔力回復水を持って人間と…。

人間は不思議なちからを使った。

里を覆った黒き魔力を鉄に変える。

その禍々しい鉄は戦いの後に牢屋に保管している。

また、リッチロードに止めを指したのは娘の矢であった。

緑色と聖なる光を放つ矢で当たった後に塵となったので使い捨ての魔道具だろ。

そんな貴重なものを使うとは一体どんな代償があるのかと?

下の娘は戦いの後に

「もう、私はもう小さい子どもじゃ無いからね。後、私、結婚します!私の全てを捧げる人がみっかったわ!」

と言ってきた。

きっとあの人間が娘を毒牙にかけたのだろう。

もしくは高価な魔道具の対価に娘を要求したはず、里を救ったとは評価するが娘を不幸にすることは容認できない。

また上の娘のマリーも

「お父様、私もエリーと一緒の人に嫁ぎます。あの娘だけだと心配だし…。」

そう言って頬を赤く染めていた。

私は確信した。

娘たちは悪い魔法に掛かっている。

そして私は即時に対応を決めた。

まずは娘たちと距離を取ってもらい、

魔法を無効化する。

二人いることで下の娘には、

「彼はマリーが中心に歓迎している。エリーは早く元気になって彼を迎えに行きなさい。まぁ、ここは聖地なのでお見舞いは難しいからね…。」

上の娘には、

「彼の体調が思った以上に悪く、今は聖地でエリーと一緒に休養中だ。体調がも戻ったら歓迎する予定になっているぞ。」

そう言って距離を開ける事に成功した。

これで魔法の効果が切れるのと状態異常を治さなければ、

いくら里の恩人だろうと、娘を不幸にすることは私が阻止する!

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無限魔力&錬金武装 ロマ―ン式 お昼寝大魔王 @Sasora

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