イメージしてごらん。天国なんてないんだ。ただ、空があるだけ。(ジョン・レノン)
このネーミング、狙ってました?
ともかく、これ以上誰かが死なずに済みそうで良かったですが、ジョンと福田のビジネスが成功することは果たして日本にとって喜ばしいのか?という余韻も残しつつ。
楽しませていただきました。ありがとうございます。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
いえいえ、執筆している時、ジョン・レノンのことは全く頭にありませんでした。
ただ、タイトルをつけるのには苦労しました。資本の暴走、貧富の格差、政治の右傾化、差別と偏見、国家権力の裏切り、社会に埋没する個人……、様々なことをひとつの物語の中にぶち込みましたので。
当初はこの物語、バッドエンドだったのですが、ギリギリ、ハッピーエンドに寄せて書き換えました。
私が望むのは、優しい世界だけです。
今後も御贔屓に、よろしくお願いします。
面白かった!
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
楽しんでいただけたのなら幸いです。
長大作の執筆、お疲れ様でした。ラストはやっぱりこうなるよね、と言う、良い意味で期待通りのオチ方で、映像が見えるようなきれいなエンディングなのがなかなか心憎いですね。
途中、時系列が少しだけ前後したりもしましたけれど、総じて滞りなく、わかりやすくスピーディーに話が展開されていく流れは、相当な年数育まれてきた筆力あってのことでしょうか。特に、三十話近辺からあとは一気に気分良く読み通せた印象で、これだけ拡がった話をきれいに畳んでいった手際は見事だと思います。人物の配置もツボを心得ていらっしゃる。辛気臭いおっさんばかりの話に、愛玩キャラの小島と劇画的ヒロインの美麗を絡め、要所々々で国家とは、父親とは、人の生き様とは、といったシリアスな問いかけも折り込みつつ、エンタメとしてもそつなく楽しませてくれた、意欲的な力作だと思います。
こういう作品を読むと、作中で語った日本論とかも含めて、一晩二晩じゃすまないぐらい色んなことを語り合いたい気分になるのですけれど 笑、それは自重しまして、私自身から文章についてのみ、三点申し上げます。
一つは、中盤以前のいくつかの場面で、そこはかとなく書き足りていない印象がありました。それは個々のキャラの印象づけに必要な描写であったり、潜水艦のメカ関係で後々の伏線になるはずの一歩踏み込んだ説明であったり、さまざまですが、これだけの規模の謀略小説としては、十分な下ごしらえが必要なはずの序から破に至る文章で、やや書き急いだのかも、との思いがぬぐえません。
ただ、投稿小説でそういう悠長なことをやっていると、そもそも読み手がつかないかも知れない、という危機感が出てしまうわけで、その辺の塩梅が難しいですね。正解のない問題点かも知れませんが、感想は感想として申し上げておきます。
二点目は、この手の小説にありがちな天下国家論に、できればユニークな視点なり新奇性がほしかったかな、という点。三十代あたりまでの読者にはそれなりに響くものがあるとは思うのですが、中年以上のひねた読者相手にはアピールが弱いだろうなと思います。なんか、自分の愚痴の録音を後から聞かされている気分になると言うか。まあないものねだり的な感想ではあるので、永遠の課題として心に留め置いていただければ。
三点目は、最新のエンタメ小説としては男女観が古いかなあという点。女性キャラは、吾妻一人でがんばってた感じで、マスコット的な小島と旧来的なヒロインの美麗と、あとは福田夫人ぐらい? ちょっと弱い印象があります。と言うか、小島の造形がギャグ寄り過ぎたかも。今少し裏表のあるキャラなら印象が違ったかも知れません。まあ、あのコメディパートは悪くなかったとは思うんですが。
いずれも個人的な意見ですので、なるほど、と思えるところがありましたら拾ってください。
時代性も内包した骨太のストーリーを堪能させていただきました。ありがとうございました。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
多くの感想とアドバイス、ありがとうございます。
参考とさせていただきます。
まだまだ未熟ですが、今後もご贔屓に、よろしくお願いいたします。
読み切るまで時間がかかって申し訳ございませんでした。
ほんと、筆力が高くてすごく勉強をさせていただいた小説でした。
ラストシーンとか、本当にきれいで、、、、はい。
政治小説としても、勉強させていただきました。ありがとうございました!
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございます。<m(__)m>
勉強などと恐れ多い……。哀れで愚かな人間たちと、それでも未来に希望を抱く人間がいることの可能性を感じていただけたら幸いです。