省エネ生活しているぼっちの薪くんを青春の渦へと巻きこむ彼の想い人。
そんな彼女にも表題の通り心の底から思い悩むものがあり、そこに薪くんが巻き込まれ、あるいは自ら踏み込んで、共に悩みを抱えて過ごすことになる物語……。
薪くんの心の向きがなんとも切なくて、健気で素敵。
彼は決して学園の中心で輝く一等星ではないけれど、内にしっかりと燃え上がる物を持った星だというのが伝わって、それを引き出されて、吹き消されて、それでも続く関係に進んでいく。
読んでて私は彼がとても好きになりました。
応援したくなる主人公を欲している方、この小説はいいですよ!