web小説でラス・カサスを扱った話を読めるとはまことに驚きです。
現代にも通じる問いかけを含んテーマ、どのように綴られるのかしばし物語を追わせていただきます。読み応えある作品をありがとうございます。
作者からの返信
返信遅くなりまして申し訳ありません。このたびは本作に目を留めていただきありがとうございました。
近況ノートでも書きましたが、本作は元々「チョコレート」を含む三題噺のコンテストに向けて書き始めたところ、予想以上の重い歴史と向き合うことになり、色々と迷いながら書き上げたものです。現実に起きたことがらに対して、書き手の力不足や至らなさを感じることばかりでしたが、少しでも期待に応えられたとしたら幸いです。
立場が逆なら貴方は悪魔に忠誠を誓うのですか?
…と思わずにいられないですね。日本でも島原の乱を思い出せば、生死を超越した価値観が宗教には付き物だと判ってしまう。現代人には狂気でも、当時は至って普通の考え方だったのでしょう。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
多くの宗教は、個の生命を超えたところにあるものの存在を説きますが、現代では忘れられかけている世界観でもありますね……古い時代の記録に触れていると、それが良いことなのかそうでないのか、複雑な気持ちになることが多々あります。