四面楚歌セルフサービス

「雨はいつか止む」って

「嵐はいつか過ぎ去る」って

そうは言うけれど今はまだ降り続いていて

いつ止むか分からないから不安になるのだ


夜明けは今日もまだ来ない

激しく窓を叩く雨音に憂鬱

その孤独に泣き喚いては

自分のせいだと振り返って自己嫌悪


変わったと思っていた

少なくともそう思っていた

「他人に期待するな」と言うのなら

自分を信じろとでも言うのかと


知人の言葉に拳握ってまたほぐし

今日で何度目かの自己嫌悪

誰も知らない僕を知る僕が信じられないのなら

この世の中にはとうとう信じられる奴はいねえ


そういう四面楚歌を作り上げたのは僕で

今更難易度下げたくたって利かない人生で

でも責め切れぬ過去があるのもまた事実で

立ち行かなくて「死にたい」とまた泣くのだ


雨天好天悲喜交々

もうどうしようもない

その諦めこそがいつかの始まりで

それならここがまた始まりなのか


どうしようもない

もうどうしようもない

今日もまた宵闇

始まりだと思えない今日の荒天


もうどこにも居場所が無いから

僕はもうそこから立ち去るよ

またいつかは帰るから

帰るったって帰る場所もないけれど

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