言葉巡り
あの日出会った音と言葉
なんだか涙が出てきて
これからの人生は良くなるんだと思ったあの夜
その未来や如何に
思い描いていた未来には手が届かなかった
それを許せない自分自身と世間に息が詰まって
眠れない夜が続いた
胸が苦しい日々が続いた
それでもなんとか足掻き続けた
死ぬにしてもここが終わりじゃねえと
明けない夜に必死に駆け続けた日々
入らぬ金と減る小銭
その夜を収める為に今日ここに来た
あの夜出会った音と言葉の終着点
何かが変わるかもしれないと掴んだ切符
何処にも「未来行き」とは書いちゃないが
結果として何も変わらなかった
だがそれでも光が見えた気がした
少なくともここが終わりじゃないって
次に行くのはこの先だと
これは僕にしか分からない言葉遊びで道標
どうせ誰にも好かれぬ人生ならば
せめて僕が笑えるような死を
エンディングを迎えに行くのだ
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