ライフスタイル

青いバック

生きるためのスタイル

 星空は何億光年と離れて、この地球に届いている。どんなに離れていても、この地球という神秘の星に光を届けてくれる彼らを見ていると、健気な息子のように思える。何億光年も離れているのだから、無理して光を届ける必要などないと思うが、これが彼らのライフスタイルなのだろうな。


 空は、何処までも続いている。果てしなく、果てしなく、空の向こう側は見えない。ぴょん、っとジャンプしてもその先は見えない。それを見に行く、旅人もいる。私はそれにはなれないが、これが彼らのライフスタイルなのだろうな。


 海は広い。彼は神秘の星の大半を占めており、押しては引いている。私の命の根源とも言っていいだろう。彼らがいてくれるおかげで、私は魚という食材を口に運べる。彼らのおかげで、雨が降る。地球の命を維持をするのが、彼らのライフスタイルなのだろう。


 道は人が作っている。舗装されたアスファルトの上を歩くだけの、私には分からない労力がこれにはかかっている。

 カツカツ、と革靴の音が響く。心地よい音を奏でてくれるアスファルトの上を歩くのは気分がいい。


 私のライフスタイルは、いつもどこかで誰かが縁の下の力持ちで頑張ってくれているからこそ、成り立っているものだ。常々それを忘れないよう、と生きているがやはり私も人間。わすれてしまうときもある。

 だが、こうして日々を踏みしめて生きていくのが、私のライフスタイルなのだろう。

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