最終話 カンパイ/森島先輩と至福のひととき

○スパ施設・休憩ベンチ(午後)

   #主人公とはるか、サウナとシャワーで交互浴をしたあと、瓶コーラを用意して休憩用のシートに並んで座っている。

   #SE 瓶コーラの栓を抜く音。

   #SE 氷の入ったグラスにコーラを注ぐ音。


はるか

「それじゃ、かんぱーい!」


   #SE グラス同士の当たる音。

   #SE はるかが美味しそうにコーラを飲む音。


はるか

「……ふぅー……美味しい。」

「サウナもお風呂もたっぷり堪能できたし、大満足よ♪」

「キミのエスコートに100点満点あげちゃうわ!」


   #はるか、いたずらっぽい笑みを浮かべて。


はるか

「あっ、でも、内緒でアルバイトしてた件はまだ根に持ってるからね?」

「あの一週間、本当に寂しかったんだから!」

「当てつけに、私も内緒でアルバイト始めちゃおうかしら。」


「そうよ、それがいいわ! タネウマクンの着ぐるみも着てみたいし!」

「《大変だから他のアルバイトのほうがいい》? いや! 私もタネウマクン着たい!」

「それに、汗臭くなっても大丈夫よ。」


「もしそうなったら、今度はキミが私の身体を洗ってくれるもんね? うふふふ!」


   #はるか、主人公の方を向き、一転して静かな口調で語りかける。


はるか

「……ねぇ。今日の特別な思い出って、私だけのものじゃないよね?」

「キミにとっても、特別な一日になったよね?」

「……《私がいれば、どんな場所も楽しいし特別だ》……?」


「ふふ……なら、来年のクリスマス・イブは、今日以上の一日にしなきゃね。」

「でも、それってもう温泉旅行しかないと思うの。」

「そこでなら、もっともっーっと特別なこと、できそうだし♪」



《おしまい》


★mimicle(ミミクル)にて配信中★

『ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.2 森島はるか編』(CV・伊藤静、CV・浅川悠、CV・佐藤利奈)

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【台本】ASMRボイスドラマ アマガミ Vol.2 森島はるか編 監修・高山箕犀、鈴木悠太(シナリオ工房・月光)/ミミクル @mimicle_official

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