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こういう風習の民族ありそう、と思わせる地に足の着いた生活の描写。でも、彼らが立っているのは空に浮かぶ巨大魚の背! この現実と幻想の調和具合が最高でした。
ていうか、書き出しから本当にがっつり心を掴まれましたね……。トウム・ウルの気の向くまま空を漂う生活とは、いったいどんなものなんでしょう。雨雲よりも高いところを泳いでいるのならルーでどこかに水汲みに行くのかな、空気が乾燥しているだろうから高地の遊牧民みたいな生活をしているのかな、などなど、想像するのがとても楽しかったです。
「旅をする」はもうずっと気になりつつも未だ積読してしまっているのですが、近いうちにぜひとも読みたい、と思いました。
地上からトウム・ウルの腹を見上げてみたいものです。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
いろいろと彼らの生活を想像してもらえてとても嬉しいです!
「旅をする」も興味を持っていただけて嬉しいです。長いお話なので、ご無理なく。お時間のあるときにごゆっくり楽しんでいただければ嬉しいです。
こちらこそ、楽しんでいただけてありがとうございました!
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トウム・ウル、旅をするのなかでも特に好きな場所だったので、またこうしてお話を読むことができて嬉しいです!
名前を変えていく風習、子供の頃はなんだか成長を感じられて微笑ましく思いますが、婚姻時は門出という気持ちがして切なくもありますね。
日本でも旧姓の扱いなど時々話題になりますし、実感のようなものもありました。
それから互いのトウム・ウルの距離によって宴の時間が変わるのが面白かったです!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
トウム・ウルはわたしも気に入っているのですが、本編ではあまり書けずにさっと通り過ぎただけになっていたので気になっていました。そう言っていただけて、こうして少しでも出すことができて良かったなと思っています。
婚姻の際に名前を変えるのは、特に儀式的には花嫁の家から逃げるため、という意味合いなので、余計に別れを感じさせるものになってるのかもしれません。
面白がっていただけて喜んでいます。改めて、ありがとうございました!
編集済
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こんにちは。
あー、トウム・ウル・ネイの婚姻ね、知ってる知ってるー! って何だかすごく懐かしい気がしてしまいました。
どちらかといえば通り過ぎていく物語だった『旅をする』の長い物語と、昨年のアドベントカレンダーのお話と、そして今回のこの抄訳のお話で知らなかった世界の分からなかった部分が埋まっていく感じがとても楽しかったです。
トウム・ウルのあたりを読み返してきたのですが、クジラの背中にある国、というのは「旅をする」の中でも特異にファンタジーな世界だったのかなあと改めて感じました。
久しぶりのくれはさんの中に広がる世界、またいつか読めたらなあと思います。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
紀里さん、こんにちは!コメントありがとうございます!
トウム・ウル・ネイはもう何度も語ってる気がするのですが、まだ語り足りない気がしてまた使ってしまいました。すっかりお馴染みで新鮮味が薄れたりはしてないでしょうか。
読み返しもありがとうございます。
『旅をする』は割と世界設定がいっぱいいっぱいになってしまって、ファンタジー的な世界に仕切れなかった部分も多いのですが、確かにトウム・ウルはその中でもかなりファンタジーに寄った設定だったなあと思い返します。
また、他の地域でもこんなふうに語る機会があると良いなあと思います。
こちらこそ、改めてありがとうございました!
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あの時の、若い新米夫婦の物語ですね。
歴史を紐解くと、あの伝統の裏にそんな悲壮なルーツがあったんかい! はあるあるですが。
形だけの、穏やかな儀式だとしても。嫁いで行った娘とその父親が「もう別の(家の)人間になったんだよ」と確認し合うようなやりとりは切ないなあ……。
それにしても、ユーヤとシルちゃんの物語はいったん幕を引いても。あの世界はずっと存在して、広がっているのですね(しみじみ)。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そうです、あの二人の結婚を別な視点から見てみました。
この人たちは名前が変わることは珍しくないとはいえ、それでもネイ(家族)が変わってしまったのだ、と確認するのは当人たちは感じるところがあるんだろうな、と思います。
旅をするを書くときに、世界を広く書きたいなと思っていたので、こうやって広がりを感じていただけてとても嬉しいです!!
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でたでた!!これこれ!!くれはさんといったら、何かもう架空の民族のお話なんですよねー!今回も大変に興味深かったです。
ケレトの儀式がとってもおもしろくて、これは本当にどこかの民族がやっていたかもしれないと思うほどでした。イケメンがルーに乗ってケレトしてくれないかなっ!
名前を変える意味とか、花嫁が被っていた白い布を贈り物に被せていくとか、個人的にココ好きでしたー!
作者からの返信
わああ!コメントありがとうございます!!
こういう、原始的なにおいがちょっと残ってる感じの婚姻て良いですよね。つまどいとか、とても楽しくなります、わたし。
名前を変えたり、花嫁の白い布のくだりとか、好きと言っていただけて嬉しいです!細かいながらも、大事な手続きとして意味を持って考えていたので、嬉しいです!!
改めてありがとうございます!!
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先に番外編の方を読みましたが、あちらの短編が好きすぎてこっちも読みに来てしまいました!(笑)
あの婚姻の手順がこの短編ではっきりわかってすごく面白かったです。でもこちらを読まなくても番外編だけで文化を伝えられるのがすごいですね👀✨名前を送るのが素敵な文化だなと思っていたのですが、送るのではなく相手の名前を変える為だったんですね。これは攫うという行為の名残りなんでしょうか…ああもうこういうのを考えられるなんてくれはさん天才!くれはさんワールドすごく好きです!。・゚・(ノ∀`)・゚・。
リクトー・ラッフはどんな名前を送ってもらったんでしょうね。花嫁さんのことが大好きだから、きっと今は大好きな彼女からもらった名前で幸せに暮らしているのでしょう。
作者からの返信
こちらの方までいらしていただけて嬉しいです!ありがとうございます!
もともと名前が変わるのに慣れている人たちというのもあるんだと思います。何かあると名前が変わるので。でもきっと、結婚のタイミングで変わるのは、花さんも書いている通りに「攫う」という行為の名残なんだと思います。
この二人はきっと、この先も二人で幸せに暮らしていけるだろうな、と思います。
改めてありがとうございました!