翠眼の女騎士と偏愛公子の亡命譚〜生まれ変わったら風になる

第一部の登場人物

グレンダ：

ノウド公国ボムゥル領に配属された新米の女騎士。18歳。

亜麻色の長髪と深緑色の瞳を持つ。

騎士学校『雛鳥の寝床（エッグストック）』を副首席で卒業するほどの剣才と教養を持つが、歌だけは大の苦手。

アルネ・ボムゥル：

ボムゥル領の若き領主。24歳。透き通った銀髪と青い瞳を持つ。

武芸や戦術といった軍事的な能力にことごとく欠け、音楽を奏でることのみを取り柄とする。楽器のヴィオラが唯一の相棒。

カイラ・ボムゥル：

アルネの伯母。金髪碧眼。

幼少からアルネが母親代わりにしており、グレンダをボムゥル領の専属騎士に指名した張本人。

セイディ：

ボムゥル屋敷に住み込むメイドの少女。16歳。茶色の短髪と茜色の瞳を持つ。

独学で身につけた狙撃術と、領土内外でかき集めた情報を使った策略に長ける。

ヨニー・ハンセン：

ボムゥル領で暮らす配達屋の少年。14歳。黒色の髪と瞳を持つ。

セイディの幼なじみで、グレンダに一目惚れしてからはより頻繁に屋敷を訪れるようになる。

アクセル・へリッグ：

グレンダの同期で『雛鳥の寝床（エッグストック）』を首席卒業した青年。19歳。

光り輝く金髪と青い瞳を持つ。

ノウド公国直属の騎士団『海を翔ける鳥（ペンギンナイト）』に配属される。

エリック・アルド：

グレンダの同期。18歳。灰色の髪と黒い瞳を持つ。

ノウド公国スティルク領の騎士団『消えた地平線（ネイビーランド）』に配属される。

ハルワルド・ヴァレンタイン：

『雛鳥の寝床（エッグストック）』の機関長を務める老人。グレンダの剣の師匠でもある。

イェールハルド・ギル：

『海を翔ける鳥（ペンギンナイト）』の団長を務める男。金髪碧眼。

任務に忠実で部下に対しても厳格に振る舞う。

オイスタイン・へリッグ：

イース領に城を構える中年の男。金髪碧眼。

カイラとの付き合いが長く、アルネを幼少より面倒見てきた人物。

クラウ・ドッケン：

グレンダの先輩で、イース領の騎士団『凍てつく太陽（イースソウル）』に所属している。

騎士学校時代からグレンダのことをあまり良く思っていないらしい。

タバサ・スティルク：

スティルク領の領主の娘。27歳。

肩にかかるくらいの黒髪と黄金色の瞳を持つ。