もうひとつの世界

カミトスミ

第1話 はじけたネット

僕がまだ小学生だったころから数年後の未来、

人類の発展は急激な変化を迎えることになった。

インターネットが世の中に普及してから、一気に爆発したような感じだ。

ニュースでは、「ネットバン」なんて言っていたのを覚えている。

父母の学生時代から普及していたインターネットは祖父母にはすでに異次元の話であり、理解に苦しむ様子も見られた。

生まれた時に身の回りにあった僕にとっては、インターネットの世界に誰かが住んでいると勘違いするくらい皆が行き来していて、僕自身もゲームや動画を見るのに楽しんでいた。


そんなある日、ネットバンは突然やってきた。


AIやロボットの急成長は耳にしていたが、これほどまでに身近で、いきなりやってくるとは思ってもいなかったから衝撃的だった。


多くの企業がネット社会に生き、活用し、AIやさらなる深掘りを競い合う中で、ある天才と呼ばれる人物が突如として現れネットバンを引き寄せたのだ。その天才の名前はT.Jaro。

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