☆あとがき☆
『煩悩まみれの聖職者(巨乳好き)と女子高生(悪役令嬢)だけで世界を救うって本気ですか?』を最後までお読みいただきありがとうございます。
本作は私にとってWEB投稿三作目(公募作品の転載を含めると四作目)の長編作品となっております。
昨年度は現代ファンタジーにて二作をカクヨムコンに応募しております。幸いにも最終選考まで一作が進みまして、今年も何とかと書き始めたのが八月上旬の頃でした。
コンセプトとしまして、とんでもなく馬鹿らしい世界観にて真面目にファンタジーをさせてみよう。それが本作の始まりでした。
とりあえず主人公は巨乳好き。それだけは直ぐに決まり、ヒロインの特徴として流行の悪役令嬢というワードを採用しております。とにかくキャラクターに個性を与え、面白おかしく読んでいただこうと考え抜きました。結果としてコメディ部分とシリアスシーンを織り交ぜてストーリーを進行できたかと思います。
ミアが天へと還ったとき、かなりの反響をいただきました。実をいうとエルサもまた天に還る案があったのです。ミアのエピソードを公開した頃には没案にしておりましたが、もしも彼女が失われるストーリーを構築していたらどうなっていたかと考えてしまいます。最後まで大活躍してくれたエルサは本当に生きてもらって良かったなと改めて感じました(笑)
事前に考えていたプロットと大幅に異なるのがもう一点。ヒナとクリエスの出会いについてです。当初は二人の出会いまでがプロローグにしようと考えておりました。
まあしかし、書いているうちにまだ早い、まだ出会うべきじゃないと、結果的に四十万字を超えるまで二人が出会うことはありませんでした。私的にはこれで良かったと考えておりますが、読者様的には長すぎたかもしれませんね。
読み返すと酷い下ネタの数々に驚愕します。まるで中学生がノリで考えたみたいですよね(笑)
さりとて、シリアスシーンの繋ぎには下ネタと決めていたので、最後までそのスタイルを貫きました。寝ても覚めても下ネタについて考える生活はある意味においてシュールだったと思います(汗)
とはいえ、下ネタの扱いは細心の注意を払いました。読者様の気分を害してはならないと、あくまで笑えるものをと。馬鹿馬鹿しいというコンセプト通りに笑っていただけたのなら幸いです。
結末に関しては本作に相応しい最後としました。煩悩まみれの聖職者と悪役令嬢を夢見た女子高生が救えてしまった世界には牧歌的にも感じる結末こそが相応しいのではないかと考えてのことです。この辺りはベースがコメディということで、ご了承くださいませ。
総括しますと、タイトル的に敬遠された読者様も多いのではないかと思います。下ネタ以外は真面目にファンタジーしたつもりですけれど、読まないことには分かりません。巨乳好きというキーワードはどうしても入れたかったので、自業自得ではないですけれど仕方ありませんね。
68万字という長編になってしまいましたが、執筆は凄く楽しめました。馬鹿らしいコメディを考えることも、真面目なシーンを書き綴ることも。とりあえず、全力を出し切れたかなぁと考えております。
ヒナとクリエスの英雄譚はこれで終幕となります。引っ張ることも可能でしたけれど、丁度良い長さじゃないかと考えております。続けたとして下ネタの割合が増えるだけのような気がしますし(笑)
現在はガラリと方向性が異なる悪役令嬢ものを書いている最中です。下ネタ全振りの本作とは対照的な物語。他サイト用に書いているものですが、カクヨムにも転載するかもしれません。その時にはまた読んでもらえたら嬉しいです。
兎にも角にも、最後までお読みいただきありがとうございました。
作家として読んでいただくこと、楽しんでいただくことは最高の喜びです。読者様はいつでも切り捨てられるというのに、貴重な時間を費やしてくれているのですから。
全ての読者様に感謝を。愛と世界平和の祈りを込めて。
巨乳しか勝たん!!――――。
坂森大我
【完結】煩悩まみれの聖職者(巨乳好き)と女子高生(悪役令嬢)だけで世界を救うって本気ですか? さかもり @taigasakamori
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます