7. 花畑の日々

第40話 7-1.


 YSICの兵員食堂は、艦隊や駐屯地、基地等とは違い、士官、下士官兵の区別はなく、その運営は地元の仕出し業者への委託であり、そのせいなのか、和洋中、どれも美味いとYSIC職員や外部の人間からも好評だった。

 特に川崎や相模原辺りの駐屯地内営舎や待機寮暮らしの下士官兵や初級士官などからは好評で、朝晩とも食事はここでと決めている者も多いらしい。

 ちなみに、この業者を決めたのもアマンダの7係である。

「まあ、土地柄、やっぱお奨めなのは中華だな。朝なら中華朝粥定食かタンメンセット」

 志保が教えてくれた通り、確かに美味くて、陽介は以来、朝食はここでアマンダと一緒に採るようにしていた。

「おはようございます、センター長さん、雪ちゃん」

 顔馴染みのおばちゃんがカウンターの向こうから笑顔を見せる。

「おはようございます、おばさん」

「うーす」

 当直や徹夜明けのメンバーがちらほらいる程度で、この時間帯はまだ空いている。

「今朝は中華朝粥定食お願いします」

「タンメンセット」

 おばちゃんはいつも、黙って2人のトレイにコーヒーカップを置く、これも日課のひとつだ。

「今朝も寒いねえ」

 彼女は華僑らしいのだが、陽介は彼女が中国語を喋っているのを聞いた事がない。

「今年は、久々に冬らしい冬ですよねえ、昨日は春みたいな陽気だったけど」

 陽介の横からアマンダが割り込んだ。

「おばちゃん、神経痛はどうだ? 」

「今年は寒いからかねぇ、キツイんだよ」

 あばちゃんは顔を顰めて左腕を擦って見せた。

「これ」

 アマンダはコートのポケットから、スプレー容器を取り出してカウンターに置いた。

「ジャニスんとっから貰った。なんか、小林製薬の新しいクスリだと。使ってみなよ、良かったらまた手に入れといてやっから」

「すまないねえ、雪ちゃん、いっつも」

 本来は規則違反である。

 だが、それをいちいち目くじら立てるのもどうかと、陽介は知らぬ振りでいる。

 アマンダが、年長者に対しては滅法親切である事は、今や陽介にとっては当然の事実だったが、横浜で再会して初めてその事実を知った時には、少なからず驚いたものだ。


 ある朝、駅へ行く途中、不意にペダルが軽くなったのに驚いて、自転車を止めて振り返ると、荷台に座っていた筈のアマンダが、少し離れた横断歩道で腰の曲がった老婆をおぶって、大きなスーツケースを手に持って渡らせてやっているシーンが目に入った。

「お嬢ちゃん、すまないねえ」

「いいから、黙ってな」

 すこぶるつきの愛想のなさは普段通りだったが、アマンダは向こう側へ渡ると手を挙げてタクシーを停め、老婆を乗せて運転手に荷物を渡して言った。

「JR山手駅だ。いいか、着いたらちゃんと、切符も買ってやって、駅員に預けんだぞ。判ったな? 」

 アマンダに凄まれて運転手も可哀想に、と陽介は苦笑しつつ、小走りで戻ってきた彼女に声をかけた。

「感心だな。ヤケに親切じゃないか」

「ケッ」

 例によって頬を赤くしてプイと顔を背けたものの、荷台に座って煙草に火を吸い付けながらボソと、言い訳のように言った言葉に、陽介は頷くだけに留めた。

「アタシ、小一ん時からばあちゃんに育てられたからな。……色々、迷惑もかけたしよ。なんか、な……」


 年寄りだけではない、子供たちにも懐かれ易い。

 ある休日出勤の帰り道、児童公園の横を通りがかると、その日は非番だったジャージ姿のアマンダが小学生達と草野球に興じているのを見て、驚いた。

「雪姉ちゃん、かっとばせーっ! 」

「逆転のチャンスー! 」

 子供達の声援を受けて、アマンダは手を振って答える。

「餓鬼ども、目ン玉かっ開いてよーく見てな。これがバッティングの真髄だ」

 バッターボックスに入るとバットでセンター方向を指す。

 予告ホームランだった。

 大人げない。

 そして結果、三球三振。

 バレバレのワザとらしい三振だったが、味方チームも相手チームも大騒ぎだ。

「なんだよー、雪姉ちゃん、口だけじゃん! 」

「だらしねー! 」

「どーだ、ねえちゃん、参ったか! 」

「雪姉ちゃん、へっぽこー! 」

「っせーんだよ餓鬼ども、調子が悪い時だってあんだよ! だけどフォームは美しかっただろ? 」

 子供達に囲まれてボコボコにされているアマンダは、口では文句を言いながらも、陽介でさえ初めて見るような、はっきりそうと判る程の笑顔だった。

 子供の頃、遊び足らなかったのかな、となんとなく思う。

「おらおらっ、テメエラ! もうヒトナナマルマルだ、おふくろがメシ作って待ってんぞ、そろそろ帰んなっ! 」

 すっかり影が長くなった11月の夕暮れ、子供達に囲まれたアマンダは、まるで古い映画の1シーンの様に、妙にリアリティを欠いた美しさを纏っていた。

 その日の夕食の後、見てたぞと言ってやると、アマンダは途端に顔を茹蛸状態にして言い訳を始めた。

「きょ、去年だったか、なんか非番ん時によ……。散歩してて、その、たまたま……。お、教えてやったら、なんか、調子ブッこいて付き纏ってきやがってさあ! 」

 必死な姿があんまり可哀想になって、陽介は彼女の言葉を遮るように先回りして言ってやった。

「心配すんな、誰にも言わないし、俺ももう、からかわないから。……だから、これからも気にせず遊んでやれ。な? 」

 アマンダは少し嬉しそうにコクンと頷き、すぐに、そうする事がまるで義務でもあるかのように不貞腐れた表情を浮かべた。

「て、テメエの許可がいるたあ思ってねえよ……。でも、絶対、言うなよ? 」


 夕陽を浴びて子供達に元気良く手を振っていたあの日の美しい横顔が、カウンターに凭れる現在の彼女に重なる。

 基本的に、素直で正直なんだろうな、と陽介は思う。

 彼女の根っこにある、周囲への想いが溢れて、それを敏感に感じ取って、人々が集まるのだろう。

 それにしても、日毎に新しいアマンダを発見するなあと、つくづく思う。

 下世話な言い方を敢えてすれば、見ていて飽きなかった。

 そこまで考えた時、目の前に置かれたトレイの立てる音で陽介は現実に引き戻された。

 横を見ると、アマンダはタンメンセットのトレイを持って、IDカードを精算スリットに切り下ろしているところだった~下士官兵の三食は支給だが、幹部になると自費、給与で精算だ~。

「ありがとう」

 おばちゃんに声をかけて、アマンダの後に続く。

 アマンダが向かう先は、食堂の隅、換気扇下に10席程設えられた喫煙コーナーだ。

 そこが2人の指定席なのもまた、自然と決まったルールのひとつだった。


 陽介はいつも、アマンダの向かいに座る。

 座ると同時にアマンダは、箸やられんげやらスプーンやらを黙って陽介のトレイに置き、自分はセルフの給茶器へ立って2人分のコップを持って戻る。

 以前、「ありがとう」と礼を言うと、「ばばば馬鹿野郎、ついでだついで! テメエの為じゃねえや、自分の分だけ持ってきたらカドが立つかなって思っただけだ! 」と怒鳴り返され、皆の注目を浴びたのに閉口し、以来なにも言わない。

 その方がアマンダも気兼ねがないらしく、自然と振舞えるようだった。

 つくづく、面倒臭い性格だなあ、と内心苦笑を浮かべて都度そう思う。

 そこへ座らないと電車の座席の如く、五月蝿いからそうしているのだが、その通りにしたからと言って、2人の間で会話が弾む訳ではない。

 日経と日経産業、交互で黙って読むだけだ。

 もっとも、アマンダは食べ終わるまでは読まない。

 黙って両手を合わせて目を瞑り、後は意外なほど良い姿勢で黙って食べる。

 昔、それを感心したと言ってやったら、満更でもなさそうな表情で、ばあちゃんが煩かったからな、と答えた事があった。

 上手に箸を使う手は、初めて見た者は、まさかその手で20kgにも及ぶ2名操作基本の分隊支援重機を単独運用するツワモノのそれとは、そして、マーシャルアーツ競技会で師団対抗戦代表に選ばれた猛者の手だとは、容易に信じられないことだろう。

 しかし陽介にとっては、銃よりもナイフよりもガンナー・グローブよりも、台所用品や家庭用品がよく似合う、細く、嫋やかな、そして爪の先まで美しく優しげな手だった。

 実際、彼女の料理は昨夜のカレーに限らず、なんでも美味かった。

 調理しているところを見ることは殆どないが~大抵彼女は、自室で作った料理を彼の部屋へ持ち込んできたし、たまに彼の部屋の台所を使って調理する際も、彼が手伝おうかと近付くと怒鳴り散らして台所から追い出された~、その料理ひとつひとつ~祖母の仕込みらしい、所謂お惣菜が多かった~を味わうと、その器用さと丁寧さが素人の陽介でさえ、良く理解できた。

 まるでフードカッターを使ったような賽の目切りの野菜、ピーラーを使わず包丁で丁寧に剥かれたジャガイモ、念入りに時間をかけて灰汁取りされた煮炊きもの、煮崩れを防ぐ為ひとつひとつ丹念に角を削った煮物の大根、ずっと箸で転がしていたことが知れる、黄身が真ん中に収まったゆで卵、徹夜で鍋を監視していたのかと思うほど綺麗に黒光りしている皺ひとつない葡萄豆……。

 もっとも盛り付けは苦手なのか気にしないのか、丼にごそっと盛ったり、鍋のまま食卓へ出したりと、けれどそれはそれで、アマンダらしかった。 

 横浜に来て初めて、彼女の手料理を食べた時、陽介は思わず呟いたものだ。

「家庭的、ってのはお前みたいなひとを言うんだろうな……」

 以来、陽介はアマンダの作る料理は基本的に何でも信用して無警戒に口へ入れるし、無警戒に誉めないようにしていた。

 誉めない理由は、アマンダの常人離れして突き抜けた照れっぷりが、見ているこちらまで照れてしまうし、後が面倒臭いからだ。

 料理の話題ばかりになったが、それ以外の家事の分野でも、本当にアマンダは、ベテラン主婦の如き知識と実務スキルを持っていた。

 一般的に、軍隊生活が長いと、大抵の者は家事一切身の回りの事はなんでもひとりで出来るようになるものだ、上手いか下手かは別として。

 そしてそれは陽介も例外ではなかったが、度々彼の部屋へ乱入するようになったアマンダは、まるで母親のようにものも言わずにくるくると立ち働いて部屋を綺麗に片付けて彼を驚かせた。

 掃除、洗濯は勿論、気付けば他人の部屋なのに勝手に何やらやっている。

 なんだか悪いなありがとうと礼を言うと馬鹿野郎、アタシが気になるだけだ、邪魔だから向こう行ってろトンチキと罵声を浴びる。

 裁縫も得意なようで、炬燵に入ってTVを見ながら、チマチマと陽介の服のほつれを繕ったりボタンを付け直していたり、シャツにアイロンを~どうやら自分で買ったアイロンとアイロン台を陽介の部屋に置いているらしく、時折は自分のシャツも持ち込んでいる~あてたりしている。

 最初は呆然とし、次に驚き、そして今はさも当たり前のような顔をして、家事をする彼女の横でタバコを吹かしてTVを見ている陽介だったが、その実、彼の意識は常に周囲でチョロチョロと動くアマンダに向かっていた。

 軍服ではない、そして武器を持っていない彼女の姿が、口には出さなかったが陽介は見ていて楽しかったのだ。


「アテンション! センター長、到着されました。おはようございます」

「おはようございます! 」

 5階のオフィスへ一歩足を踏み込むと同時に、先に気付いた誰かが号令をかける。

 その場で手空きの者は全員、起立して陽介に敬礼を送るのは日常の風景であり、元々は艦隊における指揮官(艦長、司令官や司令長官)の艦橋出入り時のルールが陸上にも持ち込まれているのだ。

 そう、ここからは軍のルールに縛られ、アマンダと陽介、『ふたりのルール』が入り込む隙はない。

 陽介に続いてオフィスへ入るアマンダが、一番淋しさを感じさせられる瞬間でもあった。

「おはよう」

 陽介は答礼を返しつつ、総務会計のパーティション内を通ってセンター長室へ入る。

 アマンダは無表情を装い、7係のパーティション内を通り、センター長室に背を向ける自席へゆっくり歩く。

「係長、おはようございます」

「う」

 この時間に出勤している係員は、宿直明けを含めてまだ10名にも満たないが、敬礼されてもアマンダは短く呻いて軽く手を上げる程度で席へ向かい、また部下達もそんなアマンダの態度を不満に思うことはない。

「よっと」

 小さく声を出して椅子に座ると、隣の8係長席からジャニスがニコ、と微笑んで手を振った。

「アミー、Mornin’」

「んー」

 さすがに手を振り返したりはしないものの、最近アマンダはジャニスに対しては微笑を見せる~ジャニスがアマンダの表情の違いを見分けられるようになったのはここ半年程の事だ~ようになった。

「今朝も寒……」

 ジャニスは一旦口を噤み、徐にニヤと意地悪そうな笑顔を浮かべて続きを言った。

「かったけど、アンタ達見てたらお蔭で暖かくなったわ。Thanks! 」

「なっ……! 」

 アマンダは指に挟んでいたタバコを床に落とし、誰かに聞かれなかったかと大慌てで周囲を見回す。

 反対側に目をやると、総務会計係長の志保と目が合った。

「おはよう、沢村一尉」

 普段通りの口調で志保はそう言うと、返事も待たず胸に携帯端末を抱いてセンター長室へ向かった。

 センター長秘書業務も兼ねる彼女の、陽介出勤後のルーチンワークである。

「明石一尉、入ります」

「入れ」

 陽介の返事で志保が室内へ消えるとすぐに、アマンダはジャニスに向き直った。

「ば、馬鹿野郎てめえ、だ、誰かに聞かれたらどうすんだよっ! 」

「いいじゃない、聞かれる以前にもう見られてるんだから」

 さらりとジャニスはアマンダのクレームを受け流す。

「……く」

 アマンダは言葉に詰まり、口をへの字に結んだ。


 どうも、コイツは苦手だ。

 苦虫を噛み潰したような顔のアマンダを見て、ジャニスはクスクスと女学生のように笑っている。

 シルバーのおかっぱに揃えたショートヘアが揺れ、耳朶の可愛らしいデザインの分銅型のイヤリングが細かく震えた。

 8係長、ジャニス・C・ウィーバー一等艦尉は米国籍の26歳で、その第1種軍装ドレスブルー姿がまるでコスプレのように見える、華奢で少女っぽいルックスから想像できる通り、UNからの出向組である。

 スタンフォードの国際経済で博士号を取った後、曽祖父が営んでいた時計屋に憧れていた子供時代を思い出したからと、カーネギーメロン大学で精密工学を勉強し直したと言う変り種で、UNの高級官僚になる前は1年間ほどロスの医療機器メーカーの研究室で働いていた職歴が、今の彼女の配置に影響していた。

 ハイティーンにも見える、キュートな外見に似合わぬ頑固さと姉御肌の情の深さは先に述べた通りで、一見水と油に見えるアマンダとは結構仲が良かったりする。

 彼女のYSICへの着任は、アマンダに遅れること半年後だったのだが、初対面の挨拶の時、禁煙のオフィスでタバコを吹かしていたアマンダに指を突き付け「禁煙よ、ここは! ルールも守れない人が、地球を、部下を、同僚を守れる筈がないわ、今すぐ予備役引き入れ申請を書きなさい! 」と叫んだのだから、出会いとしては最悪だった。

 なに言ってんだこのチビがと、アマンダは半ば意地もあってそれからも無視し続けてきたのだが、ジャニスは1週間、顔を合わす毎に指を突き付け、同じ台詞を繰り返し続けた。

 8日目、いくら丸くなっていたとは言え、とうとう堪忍袋が破れたアマンダは、ジャニスの手を弾いて胸倉を掴んで引き寄せた。

「テメエ、スピッツみてえにキャンキャン吠えてんじゃねえぞ! 可愛いらしいツラだが、アタシがふためと見られねえ姿に変えてやってもいいんだぜ? 」

 凄むアマンダの視線に、ジャニスはさすがに顔面を蒼白にし、大きなブルーアイに涙を溜めていたが、驚いた事に震える声でいつもと同じ台詞を言ってのけたのだ。

「禁煙よ、ここは! ルールも守れない人が、地球を、部下を、同僚を守れる筈がないわ、今すぐ予備役引き入れ申請を書きなさい! 」

 最初キョトンとしてジャニスを見つめていたアマンダは、次にふぅっ、と溜息を落とし、掴んでいた襟を放した。

「……悪かった」

 アマンダはボソ、と言うと皺の寄ったジャニスのブレザーを自らの手でちゃんと整えてやりながら、さっきとは打って変わった柔らかい瞳で、頭二つ分低い彼女の瞳に視線を合わせ、言葉を継いだ。

「アタシが、餓鬼だったな。悪かったよ、ちょいとばかし、意地になってた。……でもお前、いつも正面からひとりで向かってきたろ? 他の奴ぁ、上官にチクったり、匿名メールだったりでさ、それも感心してた」

 悪ぃ、これからは喫煙コーナーで吸うよ、と頭を下げたアマンダを見て、ジャニスは心が緩んだのか、ポロ、と涙を頬に零した。

「な、泣くなよ、おい! 謝ってんじゃねえか、悪かったからよ、な? 」

 慌てるアマンダに、ジャニスは涙をハンカチで拭いながら、笑って1週間目の自己紹介をしてみせた。

「私、ジャニス・C・ウィーバー。UNから出向してきた26歳。よろしくね、もう泣かせちゃイヤだからね! 」

 改めて思い知らされた、外見とは懸け離れたその鋼鉄の意志に、アマンダは陽介の持つ真っ直ぐな眩しさと同じ印象を抱いた事は、ジャニス本人には未だ打ち明けていない。

 もっとも、そんな照れくさいことを、この先ジャニスへ打ち明けることなどできないだろうと、アマンダ本人も信じてはいなかった。


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