この言葉の重さは途轍もなく…。それを受け止めようとしている陽介の強さに感服です!!
作者からの返信
ごきげんよう、焔さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
アマンダに銃を突き付けられたからではないでしょうが、怯むことなく真っ直ぐに彼女の言葉を受け止め、なんなら銃弾さえも受け止めて見せる、そんな覚悟で臨んだ彼の言葉は、アマンダにとってはそれが心を撃ち抜こうが外れていようが、途轍もなく重く鋭く、胸に突き刺さったことでしょう。
陽介もまた当たっていようが外れていようが構わない、とにかく真っ正直に真正面から向き合わなければ、アマンダがその胸に隠している本当の想いを吐き出させることができない、そう考えていたと思います。
そしてその陽介の覚悟は、どうやらアマンダの胸の奥に溜まった苦しい思いを引き出すことに成功したようです。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
アマンダの心の中の叫びに対して陽介が正面からぶつかる姿に心打たれます。彼の叫びはアマンダの心を溶かすことができるのか……。
作者からの返信
ごきげんよう、三丈さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
陽介も今度こそ腹を据えてアマンダに向き合う覚悟を決めての対峙です。
アマンダの胸の中の想いは暴れまくっていて、だけど突き詰めると、助けて欲しい、そこに集約される、それがアマンダの瞳に現れた事を陽介は見逃さずに済んだようです。だからこそ、一歩踏み込むことができたのだと思います。今度はアマンダが彼の覚悟と想いを受け止める番ですね。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんない嬉しいことはありません。
しのぶさま
アマンダさんの揺れに揺れる、複雑な感情がびりびりと伝わってきます……!
助けてという心のなかでの叫びが、助けてくれないくせに、と相手を攻撃することになってしまうその絶望、もう全てが嫌だという苛立ち、そしてそれが餓鬼だと自分でもわかっている狂おしいほどの痛み、すごいです。この感情を書き出せるしのぶさまの筆力に改めてため息がでます…!
陽介さん、本気でちゃんと叱ってくださってる(´Д⊂ヽ
作者からの返信
ごきげんよう、まんてんさま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下り、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
アマンダはもう、ここへきて自分でもどうしたいのか判らなくなるほどに混乱してしまっています。
自分の子供っぽさで、一時の苛立ちで、そして過去に対する卑下で、引き起こしてしまった事態が、自分ではなく周囲に大切な人々へ降りかかってしまった、そんな自責の念が、彼女を責め立てているのでしょう。
陽介の伸ばした手に縋りたい、でも縋ってはまた彼にまで迷惑がかかるのではないか。
過去、自分がどれほど手を伸ばしても助からなかった、それに対する恨みと今手を伸ばしてくれている陽介への甘えと、今更という諦め。
仰る通り、今のアマンダにはそれら全てが信じられず、そして腹立ちの原因ともなってしまっている。
けれど陽介は、一歩も引かずに真剣に真摯に、真正面からアマンダと向き合ってくれている、それに対する感謝と、恐れ。
私の拙い文章で、そこまで深く読み取ってくださるまんてんさまの読解力こそ、本当にありがたくて、涙が出そうです、本当にありがとうございます。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
まるで陽介は、渾身の力で噛みついてくる保護猫に自ら腕を差し出して噛みつかせ、血を流しながらも必死で抱きしめてくれるボランティアの人みたいです。
でもアマンダさんは人間だから、保護猫ちゃんと違って、かわいげない言葉でもまた攻撃を仕掛けられるのです。
彼女は今、助けてくれなかった大人たちへ復讐をしているようです。過去の彼女が叫べなかった痛みを、陽介に訴えているよう。でもそれは、彼に受け止めてほしいがゆえの叫びなんでしょうね。
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下り、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
もう、私のこんなに拙い文章で、こんなに深く読み取って頂けるなんて、もう感激で泣いてしまいそうです、ありがとうございます。
アマンダはもう、諦めてしまっています。私は助からない、助けてもらえない、だって過去もそうだったから、と。
だけど陽介なら助けてくれるかも、陽介になら助けてほしい、陽介に助けてほしい。
そんな矛盾した気持ちを持て余して、尚も噛み付くアマンダの悲しみはどれだけ深いのか。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
アマンダさん……!
これまで強さと行動力の際立っていたアマンダさんの、弱さと不器用さを包み込む陽介さん……( >_<)
緊迫感のあとの、いいシーンでした。
作者からの返信
ごきげんよう、秋乃さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
本当に仰る通り、アマンダの見せる強さと迫力、それらは結局のところ弱い自分を閉じ込めて守る殻でしかなかったのですね。不器用なアマンダにはそれで周囲を威嚇することしか出来なかった、けれどここに来て初めて、それを真正面から乗り越えて迫る陽介が現れ、殻に罅が入ってしまったことで、アマンダはパニックに陥ってしまったとも言えるかもしれません。
結局、殻の内側を見透かされて丸裸にされたアマンダには、もう成す術は残されていません。
ただ、それだけではアマンダの心は救われません。殻を打ち破った陽介は、守ってくれる鎧を失くした彼女に手を差し伸べなければなりません。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
ご機嫌よう、お邪魔いたします。
ハンマーに指を噛ませた陽介。確かに特別逞しくはないかもしれないけれど、
苦労知らずみたいに言われてるけど、でも人一倍痛みには強いんですね。
アマンダの分まで痛みに強い。彼女の苦しみを目にした上で、抱きしめた上で
言うべきことを言えるんだから。
作者からの返信
ごきげんよう、可付加さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
陽介の秘めた内面まで読み取ってくださって、本当に感激です、ありがとうございます。
人を捨てかけていたアマンダに最後の手段を取らせなかった、陽介でした。
アマンダから見れば陽介は苦労知らずの坊ちゃんでしょうが、確かに経済的な苦労はなかったかもしれませんが、彼は彼なりに苦い経験をして現在に至ります(最後の最後で明かされます)。
アマンダの痛み、全貌は知らないけれど、感じ取ることができる、アマンダの苦しみ、助けてという救難信号を常にキャッチしようと、そしてキャッチしたからには救いたい、そんな彼の執念のようなもの、それはきっと彼の過去の苦い経験に基づくものなのだろうな、と(だからこそ、恋愛方面への感度が低いのかもしれません)。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
アマンダの不器用な救難信号が、度を越えるほどに爆発してしまいましたね。軍法会議ものの惨事のなか、小さな「助けて」を察知する陽介さん、さすがです。ただのボンボンにはできない匠の技。御見それしました。
そして、「俺はオマエのこと、判ってるよ」と簡単に言わないあたりが陽介さんらしくもあり、三下男児にはできない真摯な対応ですね。真剣に自分を思ってくれる殿方が目の前にいる。とろけそうなシチュエーションですね(まわりの人たちはかわいそうですが)
お熱い二人を読んでいると、無性にカレーが食べたくなりますね!
作者からの返信
ごきげんよう、50%くらいかさま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
はい、SOS発信はともかく、もうアマンダは暴走状態、きっと自分が何をしていて何をしようとしているのかすら理解できていない状態。
それを強引に引き戻したのが、陽介渾身の射撃阻止行動でした。
アマンダの胸に去来するのは、撃たなくてよかった、でも自分は確かに陽介に銃を向けてトリガーを落してしまった、誰よりも何よりも大切な陽介に。
ますます彼女の自己嫌悪感、自分はどうしようもない、救いようもない餓鬼だという事、こんな自分はやっぱり消えてしまった方がいいのだという絶望感で塗りつぶされていて、けれどその間にも無意識の内にSOSを発信していまっている、そんな状態だと思います。
陽介もご指摘の通り、アマンダの全てを判っている訳ではなく、どちらかと言うと理解できていないことが多いのでしょう、けれどおそらくは「善性を持つ、思い遣りと優しさを備えている筈の女性」が目の前で心が死のうとしている、それを見逃せないという想いだけで、ぐいぐいとアマンダに迫っているのでしょうね。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
編集済
意固地になってトリガーを引いたのに陽介が撃鉄に指をかませていたとは。『ああ、良かった』 諸々、この感想につきます。
踏み込んだ陽介のほうが一歩上手。頼りなさそうに見えてやるときはやる男ですね。彼なら彼女の荒んだ心を緑ある大地に変えてくれそうです。
アマンダに対しては、一回この男を殺しかけたということを墓の中に行くまで反省してろと言いたい。ゆめゆめ忘れることなかれ。これ、陽介みたいな性格の人じゃなかったら大事件ですからね。
でも、思うんですよ。陽介は確かにカッコよかったですけど、絶対に指が痛くて涙目になっただろうなって。
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
って私、真剣にそう感謝しているのに!
本当に申し訳ありません、ごめんなさい許してくださいなんでもします!
ありがたいコメントだというのに、返信が漏れてしまっておりました。本当に失礼いたしました。
アマンダ、トリガーを引いてしまいました。
陽介の肝の据わった対応で弾丸は発射されませんでしたが、けれど。
アマンダは自分がやってしまったこの行為を、どれほど罪深く思ったことでしょうか。
彼女のモノローグ、心から感謝した、その想いこそが彼女の本当の気持ちであり、そして自分の罪深さとどうしようもなく汚れに塗れてしまった自分の心を感じさせるものだったか。
彼女はきっと、この先、幸せになれてもなれなかったとしても、自身の罪として一生背負っていかなければなりませんし、背負っていく覚悟だと思います。
陽介もまた、絶対撃たせない、撃たせてしまったら(法的な罰則という意味ではなく)今度こそ本当にアマンダを救い出せない、そんな覚悟でハンマーを握り締めたことでしょう。涙目で。
きっと、この後のアマンダとの対決中、陽介は自分の指をしきりにしゃぶっていたと思います(なんでやねん!)。
本当に返信が遅れてしまって申し訳ありませんでした。
これに懲りずに、引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに幸せなことはありません。
これだけの熱い言葉が集まった流星群、よくぞ浮かべて書き出したものです。文字の数だけ言葉にしていない本音の部分が曝け出されて、読み手の心に痛いほど刺さり、これらのセリフや胸の内を忘れたくない気持ちにさせてくれますね☆
作者からの返信
ごきげんよう、愛宕さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
流星群なんて美しい言葉でお褒め頂けることが、嬉しい反面照れ臭くって。でも、本当に素敵なコメントをありがとうございます。
ここでしっかりとアマンダが何故あんな不正をしようとしたのか? その理由、突き詰めれば何故陽介の横に立つことが出来ないと思ったのか、どうして陽介と距離を置きたいのか、陽介と距離を置きたくないと思っているのか?
それを書かないければ、ただの我儘で気紛れな乱暴者にしかならないな、と思って。
そんな心の動きが描けなければ、陽介の言葉が陳腐で的外れでアマンダの心に響かないだろう、そう思って。
少しくどいけれど(読者様には退屈かもしれないけれど)、書きました。
そこを拾い上げてくれてこんなに煌めくようなお言葉を頂けたことが、本当に嬉しいです、ありがとうございます。
さて、アマンダの怒りと哀しみ、絶望と欲望、陽介は受け止めて、どうしようとしているのか。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。