ようやく、ようやくにして最初に繋がるわけですね。回収されて良かったと思う一方でこれは辛すぎます。
戦場とはまた違う地獄。乗り越えた先に待ち受けていたのがこのような仕打ちとは実に許しがたい。
それ故にアマンダ、四季の2人には報われて欲しいと切に願ってしまいます。
作者からの返信
ごきげんよう、焔さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
仰る通り、唯でさえ凄惨な状況でしたが、なんとか危機を脱することができました。本当に、アマンダや四季はせめてこの先に、安堵の吐息をつける日が来てほしいものですね。
ただ、ご期待を裏切るようではありますが、これで最初に繋がるわけではありません。
陽介はともかくとして、アマンダ、これだけ捻くれてしまっていますから、もう一波乱。
性格的にもこれまで歩んできた道程から見ても、両極に位置するようなふたりですから、素直に相棒、とはいかない様子です。
もう暫く、ふたりを見守って下さいませ。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
アマンダと四季の関係が本当に良いですね。
死は誰にでも均等に訪れるもの、そこから逃れられない。
二人は大切な人の死を知って、強くなっていく。そう思わずにはいられません。
いや、しかし、辛いなあと。
作者からの返信
ごきげんよう、水無月さま。いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下り、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
アマンダと四季、性格的には正反対、ヤンキーさんと優等生さん、だけど、二人とも大切な人をなくした経験があり、きっとそんな哀しみや淋しさ、魂が引き合って手を取り合う事となったのかも知れません。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
しのぶさま
努力して、やっと世間からも認められて自信がついても、それを見せたい人がもういないというアマンダさんの寂しさがとても胸にしみました。おばあちゃんを病院に入れてあげられたアマンダさんは立派だし、きっとおばあちゃんも安心して旅立ったのだろうと思いたいです。
アマンダさんと四季さんにはこんなつながりがあったのですね。
戦いの恐怖とは別の、女性であるがゆえの恐怖から救ってくれた四季さんの、深い配慮にため息がでます……!
立場の壁を越えた友情が生まれるお話に、人ってやっぱりつながれるのだな、と。感動しました(´Д⊂ヽ
作者からの返信
ごきげんよう、まんてんさま。いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下り、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
アマンダにとってたったひとりの味方だったおばあさまを救いたいと、彼女は戦争中の軍隊に志願しました。それが、彼女の大人への第一歩だったのでしょう。
そこで勝ち得た栄誉はけれど、本当なら褒めてくれた、喜んでくれたはずの人は既にこの世にはなく、アマンダは悔しかったでしょうね。
そんなおばあさまに代わるようにアマンダを慈しんでくれたのが四季さんだったのだと思います。
不器用だけれど、不器用なりに黙々と生きてきた彼女の足取りをきっと四季さんもみていて、それが絆を結んだのだと思います。
まんてんさまのお優しいコメントに、涙が溢れてしまいました。
嬉しいです、ありがとうございます。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
こうした経験を経たアマンダが、今作冒頭で書かれていた、女子大生を痴漢から救い、彼女に対して怒りがわいたのだと知ると、また別の視点から見られると気付きました。
冒頭を読んでいたとき、アマンダはただ強い女性だと思っていたのです。
だから彼女が「自分に対しての怒りが」と感じていた理由を、少し不思議に思っていました。
今ははっきりと、彼女が過去の自分に対してどんな感情を持っていたか知ることができました。。。
そうそう、書き忘れましたが物資横流しのアドルフたち、しっかり罰を受けてよかったです!!
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを本当にありがとうございます。
ありがとうございます、分かり難かったでしょうに、しっかりと読み込んで下さって、もう感激です。
かつての自分が声も上げられなかった、その後悔と心の傷痕が、女子大生の姿とだぶって、まるで自己嫌悪するような。
だからこそアマンダは、強くならざるを得なかったのかも知れません。
はい、信賞必罰です。四季ちゃんが頑張りました!
引き続きお楽しみ頂けますのならば、こんなに幸せなことはありません。
四季さんはアマンダさんの恩人でもあったんですね。
本作では思い切りの良いキレッキレの描写が見ものです。
もちろん、作品内の環境にリアリティを付すもので、キャラクターの情動や冷静な分析をより引き立てるものです。
素晴らしいです( ゚д゚ )クワッ!!
作者からの返信
ごきげんよう、蒼翠さま。
いつも丁寧にじっくりと、深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
そうですね、部隊では高嶺の花&触れれば切れる危険人物として一匹狼だったアマンダに、真正面から挑んだ猛者が四季ちゃんですね。
お互いに似たような暗い過去の傷跡を抱えるふたりが距離を縮めるのに、そう時間はかからなかったのだろうな、と思っています。
だから、アマンダは、四季の言葉には絶対裏切らない、言葉にはしませんがそんな思いを常に抱えていたり。
描写をお褒めいただき、本当に嬉しいです。
アマンダの不良という、粗暴で、短気ですぐに物理で攻撃してしまう、そんな人物を描くのは初めてで、自分とは正反対でもあり、書き始めたころは苦労したのですが、こうして蒼翠さまにお褒めいただけて本当に光栄です。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
ふたりの攻防からの和解、交流を経て、この事件。
色々と考えさせてくれるものがありますね。
しかし、それにもまして四季さん。
惚れてまうやろ(笑)
真面目な話、これはやられてしまいます。
ほんと、ラストでは私の目も潤んでしまいましたよ。
作者からの返信
ごきげんよう、明之さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
うふふ、四季ちゃんをお気に召して頂けた様で嬉しいです。
ちょっとオカン気質ですが優しい素敵な娘なんで、どうぞご贔屓に。
はい、この頃のアマンダは、抜身のナイフみたいに、触れば切れる、誰にでも噛み付く、そんな狂犬のような女性。
四季自身も過去、子供時代に辛い出来事があって、他人事には思えなかったのでしょうね。
互いの傷を判り合える、そんな友達がいる、それだけで二人の周囲は明るくなったのではないのかな、と思っています。
と言う訳で、次は陽介の番なんですが、さて?
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
ご機嫌よう、お邪魔いたします。
いかな強き女性も、その根源的な恐怖には勝てないと言いますが、
トラウマがありましたら一層……。
この時どうにもならなかった自分が、電車で出会った女子大生に
重なったりするのかもしれませんね。
四季さんには四季さんの傷があることは示されていますが、
傷に震えるアマンダを受け止められる強い人ですね。
作者からの返信
ごきげんよう、可付加さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
本当に仰る通りで、アマンダほどに腕っぷしの強い女性でも、魂に刻み付けられた恐怖という名の傷痕、それは生物の雌としての根源的恐怖であり、いざとなれば簡単に普段の実力を封印させるものではないのかな、と思っています。
だからこそご指摘の通り、冒頭第1章で遭遇した女子大生に、犯人よりも怒りを感じてしまったのかもしれませんね。
八つ当たりだと知りながら。
四季も実はそんな心の傷を抱えていて、だからアマンダを気遣える(もっと大きなトラウマ、というか罪の意識を彼女は背負っていますが、それはこの物語中では明かされません、ごめんなさい)のでしょうし、しっかりと彼女を支えて上げなければ、という義務感にも近い感情が湧いて出るのでしょうね。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
単純明快でストレートな一言。これに適う拳はありませんね。たとえマズルを持ってさえも……四季さんの方が上手です。
「死なせない」の言葉の奥底にある信念を、しっかりと体現するあたりが、理想の上司ランキング上位に入ること間違いなし!
忌み嫌いながらも相手を褒めることができる。口に出して素敵だと言える。四季さんはアマンダの予想を更に上を行く存在と知らしめた。自分をちっぽけな存在だと認識させられた。大人になりたいアマンダには、この優しさに戸惑いを与えたのかもしれませんね。
アマンダのトラウマと、電車の痴漢に遭った少女が。あの時、アマンダが読者の予想の上をいく苛立ちを見せた理由がなんとなく分かった気がします。
さらに話は深く深く行くのでしょうね。楽しみです。
作者からの返信
ごきげんよう、50%くらいかさま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
鋭く、そして深い洞察、本当に嬉しいです。
四季ちゃん、確かにここではアマンダより一枚上手、というよりもしっかりと年上の大人であることを見せつけました、この時点で仰る通り、アマンダは完敗です。
早くから士官として軍歴を重ねてきた四季ちゃん、対してアマンダは兵隊さんから実戦を経ての一般で言う軍曹さんまで来たひとで、しかも胸に餓鬼っぽさを抱えて生きてきたこともあり、経験年数や腕っぷし、それ以前に、責任ある役職を背負って苦しみながら歩いてきた四季ちゃんの経験勝ち、とも言えるのでしょう。
アマンダはですから、ここで普段ならイジケたり拗ねたり反発したり、としていたのが四季ちゃんとの出逢いでひとつ、おとなに近付いたのだろうなと思います。
それが横浜に帰った時の、痴漢被害者への苛立ち(昔の自分を見ているような)に繋がるのでしょうね。
そして陽介との出逢いへ、と続くのですが、さてこれからふたりは、というよりアマンダはどう変わっていくのか?
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに幸せなことはありません。
編集済
四季ちゃんがザブレスの横腹を蹴りつけたときに『横腹じゃダメだ横腹じゃダメだ横腹じゃダメだ横腹じゃダメだもっと下』と、幻聴が聞こえました。
上に立つのは辛いですよね。根が真面目なら尚更。部下に危険が及ぶなら自分が……と、なりかねない。
「雪姉のこと、大好きだもの」
崖の下の深淵からこちらを覗いていたふたつの影は、「ようやくか。ようやく既定路線に入ったのだな」と呟き、大満足で時空の歪へと帰っていった。
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
お忙しいでしょうに、いつもたくさん丁寧にじっくりとお読みくださり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。煌めくような温かいお言葉で、私の胸もほっこり、暖かい冬を過ごさせて頂いています。
悠木さま、過激ぃ!
でもそうですよね、こんな悪い奴、もっと下の方を潰してやればいいのです!(四季ちゃん、結構なお嬢様らしいので、いかな脳筋といえども躊躇ってしまったのかも)
下士官兵は、確かに危険な立ち位置ですが、上からの命令で動くことは、精神的にはまだ救いがあるのかしら、と。
心が死んでいない将校は、そんな部下たちを死地に飛び込ませるような命令を下さねばならないこともあり、かえって精神的には負担も大きいのだろうな、と思います。
そんな将校への推薦、アマンダの将来も考えて、そしてアマンダが将校になるのなら、その部下たちもまだ少しでも救いがあるのではないのか、そう考えたうえでの推薦、だったのかもしれません。
「これを既定路線と、もう暫くは騙されておいて欲しいものだ」
アマンダをよしよししながら四季は唇の端を引き攣らせるような笑みを見せた。
「地球に帰ったら、さっそくお姉さん先生の畳屋に電話して、届けてもらわないと。新しい畳のにおいを嗅ぎながら、涼子様とぐふっ、げへっ、どふふ……」
心配事は、たったひとつ。
ヒューストンまで畳、届けてくれるかしら?
そう、深淵を覗くものは、また深淵から覗き返されるのである。
「それも、燃えるかも」
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
おだ様
四季もまた、ものすごく面白いキャラですよね。
好きだからって、アマンダも手を焼いてる。
作者からの返信
ごきげんよう、雨さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
うふふ、嬉しい、四季ちゃんをお褒め下さってありがとうございます。
アマンダと四季ちゃん、実は陽介との関係性に少しだけ似ていて、ヤンキー姐さんと優等生お嬢様、みたいな感じなんです(四季ちゃんの言葉遣いはちょっと蓮っ葉ですけれど)。
だから最初は敬遠していた、だけど、みたいな。
アマンダも元々は素直な質ですから、一度心を開いたら、もう親友、みたいな感じで、いいコンビになりました。
こうして読者の皆様に登場人物が愛されるって、本当に素敵なことだなぁとしみじみ感じています。私も物語も、幸せ者だなぁって。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
この漢気は惚れるっ!
愛宕も婆ちゃん子なので、混ぜて欲しいですわぁ☆
作者からの返信
ごきげんよう、愛宕さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
うふふ、おばあちゃん、って、母親とはまた違った優しさや安心感、温かみがあるように私も思っています。
この物語では描かれませんが(次作で書く予定)、実は四季も、実母を亡くした時に暫くの間祖母に守られていた、そんな経験もあるんです。
愛宕様さまも混ざって良いか、今度ふたりに聞いておきますね? 両手に花ですね、どちらも鋭い棘がありそうですけれど。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。