フォックス派のテロ計画、なんとなく去年ドイツで起こった「ハインリヒ13世」騒動に似ているような気がしたのですが、調べたらこちらのアップロード日のほうが先でした。
時代遅れな極右勢力が国家転覆を計画したものの、事前に阻止されたというところが、どことなく彷彿とさせるかなと思ったのです。
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
このテロ計画、実は次の作品で書こうとしているのですが、要は地球連邦化により、日本という二千年以上にも渡って皇室を中心に連綿と続いてきた国がどうなるのか、という極右的な国体護持の発想と、極左の世界革命の頓挫目前という互いの正反対だけれど同じ危機に直面した勢力が、自衛隊というやはり地球連邦化で消滅してしまうのではないか(国軍はUNDASNになるわけですから)という危機感を持つ勢力をけしかけてクーデターをやらかしかけた、という事件です。それをけしかけたのが新興宗教で親ミクニー星人(ミクニーが神様)のフォックス派で、親UNの日本ともども潰れちゃえ!って計画。
これから先、連邦樹立まで、世界各国でこんな権力闘争が起きるんだろうなぁ、なにやってんの地球人類! みたいな思いで書いていました。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
トスンっとソファに座る様子が涼子ちゃんらしいです☆
危地からの帰還、そこからの安堵感でタカが外れてしまうのは古今東西同じですね。
作者からの返信
ごきげんよう、愛宕さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
うふふ、涼子ちゃんは何年経っても、人妻さんになっても、やっぱり涼子ちゃんです。
そんな変わらぬ可憐さ(人妻さんが可憐、って凄いですよね、考えてみれば!)にコリンズおじさんもまいっちんぐですね。
頭もキレるし仕事もできる、だけど、相変わらずぽやんぽやんと誰もが保護者ぶりたくなる涼子ちゃんのお気に入りが、四季ちゃん、というお話でした。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
重厚な世界観に練り込まれた設定、息吹をそこに感じるキャラクターたちに圧倒され、気付けばここまで読み進めていました!
まだ序盤だというのに、この物語の恐ろしいほどのポテンシャルに戦慄を覚えております!
ところで今さらなのですが、
先に前作を読んだ方が良いでしょうか?
前作の主人公である涼子さんに興味が湧いてきたもので、
やはり、そちらを先に読むべきかと(^^;
作者からの返信
ごきげんよう、明之さま。
たくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
過分なお褒めのお言葉、もう嬉しくて、それ以上に恥ずかしくって、穴があったら入りたくなるほどです。
第2章では結構マクロな視点から主人公たちの置かれた世界を説明してまいりましたが、3章からはミクロにズームして、普通の恋物語(に近い)が始まる予定ですので、よろしければお楽しみくださいませ。
前作「モールス・コードで、愛を」も、この物語同様の世界観、世界線での物語です。一部数名だけモールスの登場人物も「ひまわり」を愛でに顔を出しています。
ただ、本作は前作の約8年後、ほとんどストーリーに絡む要素はありませんので、本作単独でもお楽しみいただけるのではないかと考えております。
けれど、涼子ちゃんの若かりし(と言っても、前作時点でアラサーですが)頃の恋物語に興味を持っていただけたなら、お手隙な時にでも是非、お読みくださいませ。
本当に嬉しいお申し出を、ありがとうございます。
最後になってしまいましたが、お礼を。
嬉しかったです、お星さまのプレゼント!
拙い物語だというのに、高い評価を頂けて、本当に私も、この物語も、幸せ者です。
今後とも仲良くしていただけますなら、うれしい限りです。
本当にありがとうございました。
引き続きお楽しみいただけますなら、こんなに幸せなことはありません。
涼子さんは何年たっても涼子さんですね。相変わらず周りへの気遣いがお優しい。
作者からの返信
ごきげんよう、花音さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
涼子ちゃん、お久し振りのゲスト出演です。
涼子へのお優しいお言葉、ありがとうございます。私まで嬉しくなってしまいます。
涼子も前作から8年を経て、今や人妻、涼子「さん」と呼ばなければならないかしら?
彼女自身も幸せな家庭を得て、いっそう手の届く範囲も広くなって、ふわふわと天然の優しさを振り撒いている様子です。これで早く戦争が終われば良いのですが。
でも、前作のキャラクターまで愛でて頂いて、本当に嬉しい、光栄です、ありがとうございます。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに幸せなことはありません。
ベトナム戦争帰還兵の映画がよくありますが、
それを見るとやはり兵士のPTSDは凄まじいものだと思いますし、
「そのテーマが繰り返し映画にされる」という事実が
帰還兵以外にも大きな傷を残したんだな、と思い知らされます。
四季さんが負った過去はまだ判然としませんが、
やはりそういう心の傷を癒すのは愛情なのだと
囁いてくれるような前後半の美しい対比と流れですね。
作者からの返信
ごきげんよう、可付加さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを本当にありがとうございます。
仰る通りで、ベトナム帰還兵の問題は、今でも米国では社会問題として燻ぶり続けていると聞きますし、ニューヨークやワシントンの浮浪者の何割かがベトナム戦役の経験者だとも言われていますね。
この世界でも傷痍軍人さんの第二の人生をどう立て直すのか、帰還兵のPTSDからくる治安の悪化と市民としての再生をどうするのか、医療本部やWHOを中心に対策が為されていますが、追いついていないという(自分でも嫌になるような)暗い設定です。
ベトナムと違って、まだ勝ち戦状況なのでマシ、と言ったレベルなのかもしれません。
四季もまた、とある事件で心に傷を負った一人の兵士なのですが(その事件は本作中では語られません、第三作のメインストーリーなのです)、本星で温かく優しい愛に包まれて癒しを手に入れることが出来た様子です。
可付加さまのお優しいコメント、美しいとお褒め頂けたことも含めて、本当に嬉しく、感激しています。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに幸せなことはありません。
10年という歳月。涼子様とコリンズさんの会話を伺っていると枯れながらに張りがあり変わってないな、と思いつつも、互いが他人を「気にかける」立ち位置になっていることに時間の流れを感じる一話でした。
涼子様も今となっては、前作の旦那様の立ち位置にいるのですね。自負の念を抱きながらも、部下を労った配慮。そこに2年前の後悔の念がありながらも、真摯に人事権を行使するあたりはピュアな温かみを感じます。
そして、四季さん。深い深い愛の育み方をされていたのですね。前々話で戦争を忘れた世間を揶揄しつつ、今回で実は今、自分がそんな阿保な世間一般の人々と同じで、まったくの幸せ者だと語るあたりが何とも乙女で素敵でした。
そこを見通して人事ができる涼子様も、時は経てど、素敵な乙女に間違いありませんね。笑
作者からの返信
ごきげんよう、50%くらいかさま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援、コメントを本当にありがとうございます。いつも励みにさせて頂いています。
立場が人を作る、という言葉を聞いたことがありますが、涼子さんなんかはまさにそうですね。将官、アドミラルという立場になって権力も増えたけど責任も増えた、だけど手の届く範囲で、本来の自分の想いを届けたいと思っているでしょう。そしてコリンズもまたそんな涼子さんの胸中を図りながらそれを助けようとしている、彼もまた、いつまでも「現場の情報部エージェント」からは一段高みに昇ったのだと思います。
四季ちゃんもまた、仰る通り、本当は「いちばん戦争や軍隊というものから遠い存在」なのだろうなと思います。
そんな彼女が止むを得ず軍に入り、これまで辛い思いをしてきたぶん、授けられた幸せが愛おしい、そう思っているのだろうな、と。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに幸せなことはありません。
編集済
登場する人物全てが主人公の資質を備えているよう感じるのは気の所為でしょうか。アマンダさんはもとより、四季ちゃんにしても、過去、大きな騒動の渦中にいたような感じ。プロローグタイトルが女王なのだから、女王以外にもナイトやビショップ、ポーンの向日葵がいそう。
涼子さんは第一部で存分に魅力を振りまいたので無いとしても、コリンズはドレスブルーになって益々渋みが増しているし。彼のスカーフェイスが世の熟年女性のハートを鷲掴みにする日も近い……ような。
そういう感じで考えればこのシリーズ、『最前線艦隊内での恋愛』とか『フォックス派内での恋愛』など、いつか見てみたいと考えさせられる要素が盛り沢山ですね。これもひとえに、しっかりとした物語のバックボーンがある賜物。
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
いつも丁寧に、そしてじっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
もう本当に、まったく悠木さまのご洞察の通りでして、四季ちゃんも別の物語の主役さんです(作者の私の実力不足のあおりを受けて、主役デビューは延期となってしまいました、四季ちゃん、ごめんなさい!)。
コリンズさんが世のお姉さま方のハート鷲掴み……。
うん、充分アリですよね。きっとコリンズさんは涼子さん(人妻)一筋でしょうけれど。
でも悠木さまにお褒めいただけて、本当にうれしく、そして幸せです。
この地球防衛艦隊シリーズ、あと2作くらいは形があって、それ以外にプロットやメモだけなら何十とあるという……。もちろん私が形にできない(実力不足)のがなんともはや。
とりあえず、目の前のひまわりをちゃんと咲かせなければ! と今も校閲真っ最中です。今夜、もう一話、投稿しますね。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに幸せなことはありません。
涼子さんもコリンズもお互いに労わりあっているところが、とても優しくて。過去を思えば、本当によかったと思えます。
作者からの返信
ごきげんよう、雨さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援、コメント、本当にありがとうございます。
このふたりは前作からゲストですが、前作から数年の時を経て、ますます絆が深まっていますよね。もちろん、それぞれが経験を重ねたこともありますが、それ以上にふたりは、まさに戦友として、喜びも苦労も共に今日まで歩んできたのだろうな、と思いながら書いていました。
それもこれも前作の事件がきっかけ、雨さまのコメントの通り、本当に、今こうしてふたりが向かい合って笑顔を交し合えるのは、奇跡のような嬉しい瞬間、ということですよね。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
帰還兵の問題と聞くとやはり『ランボー』を思い出してしまいます。あの最後の激白は未だに忘れられないです。
作者からの返信
ごきげんよう、焔さま。
いつも丁寧に、じっくりとお読み下さり、温かい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
ランボーは残念ながら観ていないのですが、ベトナム帰還兵の物語ということは存じています。
現実問題として、アメリカではベトナムやアフガン、湾岸戦争等々の帰還兵がホームレスになったり、PTSDになったりと深刻な社会問題になっていると耳にします。
ましてやこの物語世界では、戦争自体は終わりが見えない状態で、地球へ戻ってきたとしても何時また最前線へ異動になるかもしれない、戦争は続いているから簡単に予備役にもさせてくれない、そんな厳しい状況という設定です。
束の間の平穏な地球に戻って、刹那かもしれない平和な街での恋物語。
引き続きお楽しみ頂けますなら、こんなに嬉しいことはありません。