第8話 2-3.


 本当にこのひとは、何歳になっても美貌が衰えない、いや、それどころかもう40歳も近いというのに、その美しさは翳るどころか、ある種の艶っぽさというか、清廉なエロティシズムというか、ますます周囲の人々を魅了する空気がいっそう濃厚になっていると、ジャック・コリンズ一等陸佐は、しみじみ思う。

 けれど当の本人、石動涼子いするぎ りょうこ三等艦将、政務局国際部長はと言えば、まるで大好きな親戚の叔父と久し振りに出会えた、とでも言うような、まるで子供のような純粋な喜びを湛えた満面の笑顔で、国際部長室に入室してきたコリンズに、飛びつく様にして抱き着くのだから、いっそ質が悪いと彼は密かに苦笑を浮かべた。

 人の気も知らないで。

「やだもう、コリンズ、本当に久し振りね、元気だった? 」

「お陰様で。部長も相変わらずお元気そうで」

 涼子はその艶々とした形の良い唇をむぅっと突き出して見せた。

「あれあれあれえ? なんだかその口ぶり、引っ掛かるなぁ。ひょっとして馬鹿にしてるのかしら? 」

「とんでもない。ワシントンへも部長の活躍ぶりは聞こえていますよ。オーストラリアと中国の間で揉めていた、エネルギー本部と科学本部共同のレアメタル分離精製実験施設誘致合戦の調停、見事に両国Win-Winで納められましたね。ハリソン国務長官がベタ褒めでしたよ」

 ダイレクトに褒められて照れているのだろう、白磁のように肌理細やかで真っ白な頬に、刷毛で一撫でしたような朱を浮かべて目尻を下げた涼子の、隠そうともしない素直な感情の吐露は、初めて出会った8年前と変わらない。

 実際、立場が人を創るという言葉があるように、この軍隊内でも、昇進し、重要なポストに就いていくことで、否が応でもその考え方や行動、人との接し方は変わってしまうことがあるし、変えなければやっていけないことも多い。

 そしてそれはけっして、非難の対象になるようなことではなく、社会人、組織人としては止むを得ないことだとコリンズは思う。

 けれど目の前の涼子は、そんな自身の置かれている立場や環境、周囲の人々が向ける視線等と言った煩わしいしがらみを遠く太陽系外にまで放り投げて、いつまでも美しく、ヴィーナスの再来とまで言われる美貌を誇ることなく、石動涼子として存在しているという事実が、コリンズにはまるで奇跡のように思えるのだ。

「あれはまぁ、偶々、ね。中国は連邦首都決定の経緯もあってジョーカーを引いてもらったし、謝罪、というよりご機嫌取りの意味もあったのよ、連邦首都の代わりに実験施設は如何ですか? 周辺地域の整備はもちろん、レアメタル輸送インフラ整備による貴国北西地域の経済活性化が図れますよ、ってね。UNDASNとしても青海省に施設を置くことができたら、あの国が21世紀から抱えている火種、新疆ウイグル自治区と東トルキスタン独立運動の監察拠点として中南海党中央を気にせず動けるってメリットもあるし。国境紛争を抱えているインドも後押ししてくれたから助かったのよ。オーストラリアには代わりに西オーストラリア州のギブソン砂漠とグレートサンディ砂漠に跨る大規模農園開発の先行実践地域として、科学本部農芸化学研究センターのプロジェクト本部設置をお願いしたら、即決で合意に持ち込めたからね。パースに次ぐ衛星都市がふたつみっつ出来るかもって、ギャグニィ首相も喜んでくれたわ」

 どこまでも、自分の手腕による成果だとは言わずに、ステイクホルダーの協力のお陰だと言う『言い訳』が、如何にも涼子らしいとコリンズは思わず微笑んでしまった。

 けれどいつまでも至福の時間に浸っているわけにもいくまい、とコリンズは少しばかり表情を引き締めた。

 何せ今日は、第一種軍装ドレスブルーを着込んで、国際部米州室駐アメリカ武官事務所武官補佐官として、国際部長への定期報告のためにヒューストン出張が組まれた、ということになっているのである。

 それにしても情報部エージェント一筋で今日までの20年以上を過ごしてきた自分が、着慣れたイージーオーダーのダークスーツを脱いで慣れないドレスブルーに身を包み、しかも外交を主任務とする国際部で勤務するなどとは夢にも考えたことはなかったし、しかも上官が敬愛してやまない涼子だという幸運を、コリンズは今でも素直に信じることが出来ないでいる。

 まあ、そんな身に染まない配置にいるその真の目的は、実は情報部エージェントとしての潜入捜査に近いものだと言うのが、唯一の救いなのだけれど。

 今日の涼子との面談も、情報部エージェントとしての活動について、報告と打ち合わせを行う為だったりする。

「で、早速本題に入っちゃうんだけれど……。国防総省ペンタゴンの反地球連邦勢力は、こちらでの動きを漸く諦めたみたいね? 」

「仰る通りです。2年前の日本でのフォックス派テロ、東京壊滅計画の失敗で極東米軍USFJの関与が噂されましたからね。その糸を引いたのが、共和党の極右と軍産共同体の主力たる巨大コングロマリットではないかって民主党の攻勢で、再選を危ぶまれていたスタスキー大統領が二期目も務めることになりましたから」

 涼子がアメリカ大統領の名前を聞いて、少しだけ苦笑を浮かべたことに気付いて、コリンズも同じく苦笑を浮かべる。

 スタスキー大統領は国務長官時代の頃から、熱狂的な涼子ファンなのだ。

 これからもまた、涼子は地球にいる限り、度々ホワイトハウスに呼び出されることだろう。

 いや、ホワイトハウスならばまだしも、時折キャンプ・デービッドへ招待することもあるのだ、だからこそコリンズは部下をキャンプ内に潜入させているのだが、当の涼子がキャンプ・デービッドに招かれることの危険性を毛ほども感じていないことが歯痒かった。

「NATO解体、日米安保期限切れ廃棄、アメリカの軍需産業コングロマリットにとっては未来は暗い、ってところか」

 溜息交じりにその美しい顔を憂鬱そうに曇らせる涼子の気持ちは、良く理解できる。

 UNDASNという軍隊は、もちろん地球上で運用されている通常兵器群も大量に調達しているけれど、軍産共同体にとっての一番利益を生み出す『商品』と言えば、やはり国家間紛争の抑止力を狙う戦略ミサイルや長距離先制攻撃兵器、報復攻撃兵器の類であり、滅多に使われないまま『賞味期限切れ廃棄』、だけれど『補充交換』せずにはいられないと言った類のものだ。

 ミクニー襲来以前には花形だった航空宇宙関連の商品群が、全てUNDASNが直接管理し、開発運用することになっただけでもコングロマリットの金の生る木は半分ほども伐採されて、今また、地球上の安全保障体制が地球統一、連邦政府樹立によって大きく変わろうとしていることで、軍需産業を基幹とした20世紀型コングロマリットも先行きの見通しは暗く、生き残りに必死になるのも理解できる。

 加えて、世界各国の正規軍にしても、そうだ。

 地球連邦政府が樹立すれば、現在世界各国が保持している正規軍や治安警察軍の持つ軍事力は、はっきり言ってお払い箱となる。

 何故なら連邦政府の持つ正規軍、即ちUNDASNという異星人とも戦える実力と経験を持つ世界最強の軍が、その役割を担うことになるのだから。

 現在の各国正規軍は、UNDASNに身売りするか、もしくは小規模小火力しか持てぬ治安警察軍として改組される選択肢しか残されていない。

 2年前に日本で起きた、フォックス派に唆された自衛隊クーデターは、正にそれに対抗しようとする足掻きだったわけで、そこに皇室を持つ立憲君主制国家の国体護持に不安を持つ一部極右官僚が相乗りした騒動だったというのが、事件の本質なのだ。

 これは何も日本だけのことではなく、UN加盟の270以上の国、地域、それぞれが、独自の歴史と文化、政体と宗教、風土、人種、言語を抱えて、地球連邦化による変化次第によっては火種として爆発する危険性を持っているのである。

 目の前の美しい女性、涼子は、嘗てUNDASNからUNへ出向し、そんな世界各国を誠意と愛情を元手に、具体的な利害と将来構想を説いて回って、漸く地球連邦政府準備機構を立ち上げた功労者である。

 その艱難辛苦の結果を破壊するような勢力が、未だに闇で活動している事実は、どれほど彼女の優しい心を傷つけているのだろうかと、コリンズは思う。

 もっとも涼子自身は、自分自身の努力成果に拘っていることなどこれっぽっちもなく、唯々、この世界に暮らす35億の人々の幸せしか、その頭にはないだろうこともまた、コリンズは理解していた。

「ご存じの通り、フォックス派は東京壊滅計画の頓挫で、その勢力、人員、装備、資金を殆ど吐き出して、今は地下に潜伏して体力の回復を図っている様子ですし、燻る火種を抱える要監視の各国も、東京でのUNDASNの活動を見て、積極的な行動は当分差し控えている、と言ったところですね」

「じゃあ、アメリカの方はこれでひと段落、ということね」

 涼子はそう言うと、ぱっと顔を綻ばせた。

「そろそろコリンズも情報部に復帰できるかしら? 窮屈なドレスブルーを脱げる時も近い? 」

「そうなればありがたいですな。あのD.C.ワシントンのボタンダウンズの慇懃無礼な対応にもそろそろ飽きてきましたし」

「まあまあ、そんなこと言っちゃ駄目だよ、コリンズ。あれで彼等は、UN、と言うか地球連邦成立には真剣に取り組んでくれているんだから」

「正確には、地球連邦成立後のUSAがベスト・ポジションを確保できるように、と言うのが本音でしょうが」

 困ったように眉をハの字にした涼子の表情を見て、しまった言い過ぎたかとコリンズは慌てて口を開いた。

「と言うわけで、最後の舞台は、再び東京に移ったというわけです」

 涼子もまた、ホッとしたように表情を緩めた。

「表面上は、極東米軍は後始末を終えているんだよね? 」

「そうですね。そもそもNATO解散による余剰武器の闇流出、というのが事の発端でしたからね。闇へ流れた員数外ゴースト・ウォー兵器・ハンマー、その大部分が、フォックス派や中近東や東南アジア、南米に僅かに残る民族解放戦線等のテロ組織、そしてイタリアやアメリカ、香港やメキシコ等のマフィア、反社会勢力に流れていた訳ですが、フォックス派は先に言いました通り現時点では資金不足で青息吐息、その他テロ組織も将来正規軍として圧力をかけてくるはずのUNDASNに太刀打ち出来る筈もないと戦略転換中、残るはマフィア共ですが、これはもう各国の警察力に期待するしかない」

「そんな中で、一番の問題となるのが、日本、か」

 涼子はもう既に、答えに手が届いているのだろうなとコリンズは思いつつも、順序立てて話を進めることにした。

 この涼子と二人きりの空間が心地良かったから、というのが一番大きな理由だ。

「東京壊滅作戦をフォックス派と自衛隊が企てたとき、NATO流出武器の日本への運搬から供与、東京破壊の為のあのなんとかとか言うミサイルの運搬、保管と供与、その黒幕が米軍だった訳ですからね。横田の在日米軍司令部ばかりか、上級司令部であるインドUSINDO太平洋軍PACOMまで、軒並み顔ぶれが変わりました。お陰で我々のアンダーカバーの人員まで影響を受けて難儀しましたが」

「日本側も大変だったわ。外務省や防衛省、国交省辺りの上級官僚が大量に顔触れが変わって、しかも政府転覆に関わっていた大臣副大臣次官級が10人以上、もちろん自衛隊の統幕や陸幕、海幕も総辞職に近い状態だったし、何より国会運営がもう滅茶苦茶。ほんと、日本って官僚が動かしている国だって判らせられたもの」

「しかし政権交代までに至らなかったのは、UNにとっては幸運でした」

「そうね……。今やUN、ひいてはUNDASNとその作戦行動を一手に支えてくれている日本という国、その政権与党が引っ繰り返るようなことがあれば、今頃私達はどうなっていたことやら。個人的な政治信条や日本国民の政治感覚を別にして、今、日本という国のUN追従政策がブレることだけはどうしても避けなければならなかった」

 涼子がどんな政治信条を持っていて、日本国籍を持つ一市民として今の日本という国をどう見て、どう感じているのか、コリンズは知らなかったけれど、涼子は、そんなあれこれを放り出して、今も宇宙の果てで日々を命の遣り取りに費やしているUNDASNの仲間だけを想っていることだけは、確かな真実なのだろうと思えた。

「あの計画は、フォックス派に唆され騙されたとは言え、日本側から見れば国体護持が大目的だったから、与党内の反UN派や右翼だけじゃなく、左翼、野党側まで共闘していたからね。極右と極左は廻り回って同じ穴の狢、それを実感したわ。だからこそ野党の追及も勢いがなくて、内閣は総辞職したけれど与党は政権を守ったし、特に経産省や財務省辺りが地球連邦化による日本経済立て直し政策をガンガンとアピールしてくれたから、結局次の総選挙でも与党は政権を守ることができた、ってところかしら」

「その点、あの国は経済というブレない国家的目標を上手くUN主導政策に絡ませていますから、安定度は高いですね」

 涼子はほろ苦そうな表情を浮かべて、吐息を零してコリンズに頷いて見せた。

「私自身の政治的好悪はともかく、イデオロギーよりも前に国民生活、治安の安定に全精力をブチ込んで世界を渡ろうとする今の与党政権と日本国民に助けられた、というべきなのでしょうね」

 UNDASNの利益を一番に考えなければならない己の立場をどう思っているのか、涼子は一瞬だけ自己嫌悪を滲ませるような表情を見せた。

「それでもまだ、日本に火種が残っているのね? 」

 今度はコリンズが自己嫌悪の表情を見せる番だった。

「ええ、それも極東米軍内に、です。人事面での粛清は行われたものの、日本に流入した闇武器が全て回収できたわけじゃありません。フォックス派やクーデター勢力に流れたものは殆ど押さえましたが、米軍連中やフォックス派が小遣い稼ぎのつもりで日本の反社会勢力へ売り飛ばした武器、これについては回収が出来ていません。加えて、米軍内で隠匿している闇武器も、NATO流出の想定量から考えると結構残っていると思われます」

「首がげ替わった米軍内にも、未だにそれに関わる人がいるってこと? 」

 それこそが、コリンズが自己嫌悪の表情を浮かべることになった原因だった。

「民主党政権が継続となった米国内で、未だに残る反地球連邦勢力の最後の牙城、CIAラングレー国防ディズニーランド総省イーストに食い込んでいます。経済戦争にシフトして世界をコントロールしていたミクニー襲来以前の本質が未だにCIAには残っている様で、もちろんそれは米国コングロマリットの利益とも合致しますからね。CIAの主導で在日米軍では隠匿した闇武器が摘発される前に、フォックス派や反社会勢力に売り捌き、禊を完全に終わらせたように見せ掛けたい、そんなところでしょう」

 涼子はコリンズの言葉を咀嚼するように、無言で、時折頷きながら考え込んでいるようだったが、やがて、ぽそりと呟くように言った。

「こうなると、四季ちゃんを呼んで正解だったかしら? 」

「は? 」

 コリンズは予想もしなかった涼子の言葉に、思わず耳を疑った。

「四季ちゃんって、部長、失礼ですが」

「鏡原・四季・エリザベート・ラングレー。東京壊滅計画の時の駐日次席武官」

「負傷も完治して、一等艦佐に昇進、確か今は太陽系外の艦隊勤務で、戦艦の艦長……、でしたか? 」

「系外第八艦隊旗艦、戦艦ビスマルク艦長ね」

 まるで鮮血のような紅蓮の艶やかな長い髪が、コリンズの脳裏に鮮やかに蘇ってきた。

 アーリア系の彫りの深い、まるで塑像のように美しい顔、長く美しい四肢、メリハリの利いた芸術作品のような、ボリュームのある艶めかしい姿態。

 涼子に負けるとも劣らない美しい容姿を持つ彼女と初めて出逢った時に感じた第一印象は、背負わされてしまった心の傷痕の痛みと、大きくて重過ぎる呵責に必死で耐えているかのような、今にも潰れてしまいそうな儚げな女性。

 そう。

 まるで8年前のロンドンで、足掻き苦しんでいた、涼子のような。

「2年前の東京では、彼女に本当に助けられました。公に出来ずとも、あの国の首都圏に住む三千五百万人を、そして日本国という国家を救った、隠れた英雄です」

「その代償として、彼女は十か所近い銃創を含む重篤な戦傷を負って……」

 涙声でそう言って、両手で顔を覆ってしまった涼子の指の間から、「私のせいだわ」と言う言葉が漏れたのを耳にして、コリンズは思わず声を大きくした。

「それは違います、国際部長」

 あの事件は、単に過激宗教団体である宇宙統一教会フォックス派のテロ、そんな単純なものではなかった。

 フォックス派の周到な計画に乗せられた、もしくはそれを利用しようとした、日本とアメリカと言う二大国の中央政府と正規軍による巨大な障壁が立ち塞がって、如何にUNDASNと雖も、簡単に手を出す訳にはいかなかったのだ。

 漸くフォックス派と日本の反乱勢力、アメリカの反乱支援勢力を封じ込めた時には、クーデターは始まってしまっていたのだから。

「確かに、我々は出遅れた、そして出し抜かれてしまった。けれどそれは、貴女の動きが遅かったからとか、貴女の戦略が遠回りだったから、とか、そんなことではありません。貴女は、どんな時でも精一杯全力で、そして真っ直ぐだった」

「コリンズ……」

 漸く掌を顔から離した涼子の頬は、涙で濡れていた。

「それは私が一番よく理解しています。そして、鏡原君だってそうです。だからこそ彼女は、クーデター勢力とフォックス派テロ部隊の戦線正面に、雄々しくも立ち塞がってくれたんです」

 あの頃よりは上手くなっただろうと自画自賛の微笑みというやつを、コリンズはここぞとばかりに使ってみた。

「ありがとう」

 どうやら切り札の投入は成功したようだった。

「コリンズは、いつだって私に優しいね? 」

 涼子の泣き笑いが、彼の作戦成功を表しているように思えた。

 けれど、その成功によって齎される利益といえば、表に出せない己の満足。

 たったそれだけだったのだけれど、コリンズに何の不満もない。


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