第3話 転生
どうやら一ノ
「このくそ一ノ瀬! 最後に
「…じゃない…」
「へ?」
「一ノ瀬さんはくそじゃない!
「まだかばうの? その女のこと…もういいや一緒に死んで?」
「は? 死んで?」
「そうだよ。翔真君ならわかってくれると思ってたのに! 死んで!」
「グハッ!」
あぁ痛いな…いやもう痛くない…多分即死だったんだろう…
ごめん一ノ瀬さんせっかく仲良くなれたのに…影山さんがあんな人だったなんて…
「ん~今日は人が多いなぁー! 日本とかいう国は犯罪が少ないのに…」
「ん?」
こっここはどこだ⁉
「こっここはどこだ⁉ でしょ。あはは! 似てる~」
「え? なっなんで俺の考えてる事が分かって…⁉」
「それはわしが
「えっ閻魔…?」
「寿命以外で死んだ人は転生できるんだよ。お前はどうする? 坂本翔真!」
「てっ転生ってどこに…?」
「おっ話が早いのう。そうか小説とやらを読んでいたのか。さっきの者もそうだな」
さっきの者? ってか心読むのやめてくれ…
「さっきは一ノ
「いっ一ノ瀬さん⁉ 一ノ瀬さんも転生したのか!」
「ん? ああ。そいつは(異世界!)と喜んでいたがな」
「お、俺も転生する! 一ノ瀬さんと同じ世界に!」
「そうか話が早いのは助かる。役職はどうする?」
「役職? 一ノ瀬さんは?」
「一ノ瀬とかいうものの事を気にしてるな。そいつはランダムだ。」
「ランダム…」
なにか分からないのか…
「だったら俺もランダムで。ってか役職って何があるんだ?」
「勇者とか魔物とか。一度如月という女を魔物にしてみたが楽しかったのう。」
「ん~じゃあ俺の性格に合ったもので」
「OK~。次のやつもおるからパパっと行くぞ。次は影山? か」
「影山さんっ⁉ ちょっとまっ!」
「はいさいなら~」
あっ! 影山さんのことも聞きたかったのに! 一人ずつってコスパ悪すぎだろ!
「はい。転生したキミ! 大丈夫かい?」
そこには十六歳ぐらいでショートボブの女の子が立っていた
「起きた起きたー! 初めにこの世界は異世界で、この世界の三割は転生者だよ。私もね。ライラちゃんって言う可愛い子に会ったでしょ。」
「あぁ。あの白髪ロングのわし娘…可愛いか? ちょっと生意気じゃ?」
誰だ……?
「そこが可愛いんだよ。ちなみに私は転生暦二年半! 先輩には敬語!」
「あっ、はい」
「名前は
「あっメンヘラ初彼女にぶっ殺されました。
「言い方! それは残念…お姉さんが慰めてあげるからね! 私は病死~」
「病死…それは災難ですね…従妹もそうだったので。心臓病で…」
「おお! 私も心臓病! いや~これは親しくなれるかもね!」
病死にしては明るいな…
「そんなことより君は今から郵便屋さんね!」
郵便屋さん…?
メンヘラ彼女に殺されたら異世界の郵便屋さんに転生したので色んな人(?)の想いを届けようと思います 落ちこぼれのプリン @purin-ko-hi-
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