「狸穴坂」って耳をすませば、心地よい音色が聞こえてくるような気がする。

烏瓜なんて懐かしい景色です。遠い昔に道端で見たことあります。
ひとり語りなのに、美しい情景描写と共に、滑らかな文章により主人公の一挙手一投足まで感じられてくる。

ところが、突然のエピソードの急展開にビックリしてしまう。
二千字あまりでここまで描ける筆力にも驚いてゆく。
これはホラーだろうか……。でも、僕には郷愁誘われる夢物語に思えていた。ありがとうございます。

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