亡き祖父への思い

第60話農業にいそしむ祖父

　畑仕事って本当に大変なんだろうなって父がやっているのを見て、思う。

　いろんな作業を一人でするのは至難の業と言ってもいいくらい、畑仕事って重労働なんだなって感じがする。

　きっと祖父も農業にいそしみながら、家計を支えてくれていたのだろう。

　野菜を作る楽しさや難しさもあっただろうが、仕事をするという張り合いはあったはず。

　今は、父が畑仕事に従事しているが、当時は祖父母が畑の管理をしていた。

　祖父が死んで、祖母は畑仕事をしなくなった。

　その代わりに父が後を継いで、一生懸命にやってくれている。

　いずれは私が畑仕事や農業にいそしむことになる。

　環境整備や野菜の管理も怠ってはいけないし、病気にならないようにしっかりと野菜のケアをしないといけない。

　日照りが続いたり、雨が続いたりすると、野菜が傷むこともある。

　その見極めもしないといけないから、大変だ。

　祖父もそのことを知っていて、畑の野菜を育てていたのかな。

　そう考えると、凄いなって、率直に思う。