第3話 白金の剣とS級祓魔師
その後は一方的であった。
青斗の水の剣でケットシーの動きを止め、炎里の白金の剣で攻撃する。
ケットシーの能力は可愛い見た目で油断させ敵の魂を刈り取るので戦闘能力は比較的に低い方なのだ。
炎里「た、倒せたな。」
青斗「ああ、倒せた、ナイスだ炎里!」
炎里「あ、あぁ、、」
力が抜けたかのように倒れ込む炎里
青斗「よくやったよ、、初めて魂の力を使ったときは俺も倒れたよ…笑」
するとそこへ制服を着た女性が現れる。
「君が真田くんだね、私は神童光、要請が入ったから来たのだけれど、、、もう終わったみたいね、ケットシーはあなたが?」
青斗「いえ!自分は敵を拘束しただけで、倒したのはこいつが!」
光「見ない顔ね、、この子等級は?」
青斗「今覚醒したばかりの一般人です。あの白金に輝く剣、恐らくA級相当の力がありそうです」
光「ふーん、、悪くないわね、とりあえず学園に連れて行きましょうか」
こうして俺は祓魔師の世界に踏み入れるのであった。
学園に着くと医務室に案内され目が覚めるまで青斗が一緒にいてくれた。これが女性だったら完全に恋人ルートだな…笑
目が覚めてからは祓魔師についてや悪魔について教えてもらった。祓魔師は古からある職業らしく、陰で世界を支えているらしい。昔は聖水、聖武器でのダメージ、致死説の詠唱が主な戦い方だったのだが、現在は魂の力で戦っているらしい。悪魔が狙う魂というものを研究し今の戦い方が生まれたのだとか。人々の魂には格があり、経験や思いが力となる。
力を使うためのアイテムも大事で青斗のピアスは高校になってから開けたもので、それが一番長く身につけているものだから、ということらしい。
そして俺がもつネックレスは父の思いと俺自身の魂、思いが込められているため非常に強力なのだとか。
悪魔については古から存在したと言われており、人の魂をくらい成長するものらしい。時には人と契約して力を与えることでその人の魂を一部もらったり、人を襲わせて貢がせるもの、ケットシーのように人を惑わすものもいれば純粋に力が強い悪魔なんかもいる。
光「説明は大体からくらいよ、さて、あなたには二つの選択肢があるわ。
一つは記憶を消して今まで通りの生活を続ける。
一つは祓魔師として、この学園に入り悪魔を倒す。どうするのかしら?」
炎里「ちなみになんだが、、、、
祓魔師の給料っていいのか??」
光「っっww
あなたってば、本当に面白いわね笑
私レベルの祓魔師になれば月に1000万は稼げるわよ?」
炎里「やります!!!!」
即答し祓魔師としての生活がスタートするのであった。
Soul Grief 心の祓魔師 おざごん @Ozagon
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