登場人物の紹介


① 年齢は初めて登場した時のもの



【銀狼教の関係者】


銀狼ぎんろう

 銀色の毛並みを持つ雄狼。神の化身であるらしく、人の言葉を話す。

 五百年昔、半亀禮はん・きらいが率いる砂漠の民を助けて、彼らに安住の地を授ける。半氏の安泰を約束したあと、五百年の眠りにつく。その時に、「人にとって五百年は悠久にも思える時の流れだが、私にはしばしの午睡ごすいでしかない」と言った。



寧安上人ねいあん・しょうにん半亀禮はん・きらい

 砂漠の民・半氏の長。神の化身・銀狼に導かれて銀狼山脈の麓に西華国の都・完旦かんたんを造り、その後、誓約により五百年の寿命を得る。銀狼教の創始者であり、統率者でもある。銀狼に逢った時は35歳。その後、五百年の間、65歳の容貌を保つ。銀狼教にあっての名は、寧安上人ねいあん・しょうにん



早慶そうけい

 寧安上人ねいあん・しょうにんの傍仕えになったばかりの若い僧侶。性格は素直でお喋り。年齢は20歳を少し過ぎている。



喜蝶きちょう

 西華国の後宮に捕らわれて十年になる、髪の真白い美しい少女。言葉が喋れず記憶も保てない。年齢は12歳くらいだが、どうやら年をとらないようだ。

 



【趙家の関係者】


趙蘆冨ちょう・ろふ

 西華国の宮中を守る禁軍の将軍。



趙陵容ちょう・りょうよう

 藍秀の母親違いで5歳年上の姉。気高く優しい気質で、見栄えも美しい女性。半氏の第三皇子の正妃となって嫁ぐ時、藍秀を侍女として伴う。この時の年齢は20歳。



趙藍秀ちょう・らんしゅう

 この物語りの主人公・15歳

 西華国の将軍・趙蘆冨の娘でありながら、母の出自が卑しいために、弟・蘆信とともに貧しく育つ。肌の色は浅黒く、髪は赤毛でくせ毛。自己流ながら剣術の腕が立つ。そのことを父に見込まれて、第三皇子の妃となった姉・陵容の侍女として宮中に上がる。

 


趙蘆信ちょう・ろしん

 藍秀の5歳年下の弟・10歳

 将軍の子でありながら、その出自のせいか、勉学や武術の稽古に身が入らず、悪友たちと遊びまわってる。


 

白規はくき

 奴隷宦官の少年・17歳

 この物語りのもう一人の主人公。

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