無口な幼馴染が正妻ムーヴを取ってくる

本田セカイ

第1話

真守まもる~、雛乃ひなのちゃん遊びに来てるわよー」

「あー……」


 今にして思えば、それは小学生の頃からだったかもしれない。


 しかしそんな想いなど知る由もない俺は当時大人気のレースゲームを、友達に勝つ為に必死になって練習していると母親からそんな声が飛び込んでくる。


「せっかくいい所だったんだけどな……まあいいや。はーい!」


 俺はその呼びかけに大きな声で返事をすると、ゲームを切って階段を降りる。

 そして玄関前に辿り着くと、一人の女の子がおもちゃを抱えて立っていた。


「おうヒナ、オレの部屋であそぶか?」

「……――」


 言葉はないが、雛乃はコクコクと頷くことでそれを是とする。

 財田雛乃さいだひなのは同級生の女の子である。

 小学校3年生の頃に真向かいの家に引っ越して来たのだが、近隣の縁ということもあってかれこれ1年ほど家族ぐるみで付き合いがあった。

 つまり雛乃と仲良くなるのは必然でしかないのだが――この長い前髪に無口な性格から分かる通り彼女は超が付くほどの引っ込み思案。


「……お、おじゃまします」

「ウチのかいだん急だから気をつけろよー」


 ただそんな彼女に比べて俺は活発な子供であった為、見かねて彼女をよく遊びに連れ出したり、お互いの家に行っては二人で遊んだりもしていた。

 そのお陰かは分からないが転校初期に比べれば雛乃も少しは友達が増え、言葉を発する機会も多くなったのだが――


 雛乃は俺と二人で遊ぶ時、必ずコレをやりたがるのだった。


「さて……と、今日もおままごとをやるのか?」

「……おままごとじゃない、けっこんせいかつよこうえんしゅう」

「ながいしぜんぜん分からん……いっしょだろ」

「……ぜんぜんちがう、あんなのはこどもだまし」


 いや、どう考えてもおままごとなのだが、雛乃はその呼び方に異様な拘りがあった。

 とはいえ俺からすれば名称などどうでもいい為、さして深掘りもせずに雛乃が持ってきたおままごとセットで遊び始める。


「うぃーただいまー」

「……あ、ああなた、おかえりなさい……ごはんにする……? おフロにする……? そ、そそそそれとも……――!」

「お、いいにおいがするな、じゃあごはんにしようかな」

「…………はい」

「え? なんでそんないやそうなの」


 雛乃が作るシチュエーションは多岐に渡っており、その中から彼女が選んだものに俺が即興で合わせるのがいつもの流れ。

 今回はオーソドックスなものだったが、日によっては中々凝った設定もあったりして、俺はそれ聞くのがいつも楽しみだった。


「……今日はカレーとハンバーグと……グラタン」

「おーオレの好きなのばっかりだ、いただきまーす」

「……お、おいしい?」

「うんすげーうまい、ヒナが作ったごはんはさいこー」

「よかった……がんばって作ったからうれしい」


 粘土で精巧に作られた料理をぬいぐるみに食べさせながらそう言うと、雛乃は少し満足そうな、誇らしげにも見える表情を見せてくれる。


 しかし、次の瞬間ふっと彼女の表情が暗くなった。


「……どうした? なんかいやなことでもあったか?」

「……マモくんは、わたしとあそんでててたのしい?」

「え?」


 そんな質問をされるとは思っておらず、俺は少し抜けた声をあげてしまう。


「たのしいよ? 何でそんなこときくんだ?」

「……だ、だって、おとこのこがするあそびじゃないし……」

「んー……それはそうだけど」

「……だからマモくんはイヤイヤなのかなって……」


 確かに、こんな姿を友達に見られようものなら絶対馬鹿にされるだろう。


 だが俺はそんなことは全く気にしていなかった。


 何故なら本当に楽しいから、というのもあるが、それ以上に普段は無口で感情の起伏がない雛乃が、この時だけは一番楽しそうで、そんな彼女を見るのが俺は好きだったから。

 だから俺は雛乃に対してこう口を開いた。


「ヒナはおかしなことを言うんだな」

「……え、あ……ご、ごめんなさい」

「ほんとうにいやだったらふたりであそばねーっての」

「!」


 子供というのは残酷なまでに正直である。

 だがそれは、裏を返せばつまらない嘘はつかないとも言えるのだ。

 故にその気持ちが伝わったのだろう、雛乃は柔和な笑みを浮かべてぬいぐるみの手を動かし始めるとこんなことを言うのだった。


「……わたし。あなたとけっこんできてしあわせ」


       ○


「真守」


 それから時間は高校生へ。

 言うまでもなくおままごとはしなくなっていたのだが、同時に中学生を境に俺と雛乃の会話数は徐々に減り始めていた。

 それが思春期と言えばそれまでなのだが――当たり前にあった日々が遠ざかっていくというのはあまり気分のいいものではない。


 ただ、それでも登校だけは毎日一緒にするという奇妙な関係性を続けていた中、ある日雛乃が俺の在籍するクラスに入ってきた。


「ん? 雛乃か、どうしたんだ」


 雛乃は相変わらず無口で、必要以上の交友関係を築くタイプではなかったが、その見た目はかつての暗い印象とはまるで違う。

 目元まで隠れていた前髪は切り揃えられ、腰まで伸びたロングヘアは毛先の跳ねが一つも見当たらない程に美しい。

 それでいて成長したことで生まれた凛とした雰囲気は男を中心に人気を席巻。

 お陰で『彼氏じゃないなら紹介しろ』と何度言われたことか……。


「今日、お弁当無かったでしょ」

「ああ、そういえばそうだったな。親が朝から出かけるからとか言って――……いや待て、何でそれをお前が知ってるんだ」

「だからお弁当作ってきたから」

「はい? 雛乃が?」

「そう」


 そう言ってずいっと目の前に置かれた弁当箱を開くと、だし巻き卵に鮭の塩焼き、野菜入りの煮豆に玄米ご飯と、健康的な料理がズラリと並ぶ。

 そしてその中でも燦然と光るは俺の好物ささみチーズフライ。

 母親だと米とふりかけのみの日もあるのに……これを本当に雛乃が……?


「…………」


 圧倒的な料理スキルに思わず言葉を失ってしまっていると、覗き込んできた友人が『すごっ!』と声を上げる。

 するとそれを合図と言わんばかりに、遠巻きに雛乃を見ていたクラスメイトがワラワラと集まってきた。


『うわ! うまそー! ねえ財田さん俺にも作ってよ!』

高良こうら! お前やっぱりそういうことかよ!』

『おいおい最早親だろ、というか嫁? ふざけんな』

「…………」


 各々が好き勝手に囃し立てる中、雛乃はまるで聞こえていないかのような表情で俺だけをじっと見つめてくる。

 何だかよく分からんが、誇らしげにも見える表情だな……。

 とはいえ一々詮索するような話でもない……か。

 第一、伝えるべき言葉は一つしかないしな。


「ありがとう雛乃、味わって食べるよ」

「うん。これから毎日作るから後で感想を教えて」

「わか――……え、毎日?」

「おばさんから許可は貰ってるから、それじゃ」

「いやちょっと待――」


 まさかの毎日弁当発言に俺は思わず引き留めようとしたが、雛乃はすっと髪を掻き上げると振り返ることなく教室から去ってしまう。

 しかも、その歩き方はスキップでもしているかのような軽やかさだった。


「何かあいつ嬉しそうだな……」

『そうか? いつもの財田さんにしか見えないけど』


 まあ俺の親が無理矢理――という訳ではなさそうだし、何なら俺としてはメリットしかないのだから、ここは有り難く頂くとしよう。

 そんな風にして。

 雛乃の弁当作りが幕を開けたのだが、これが想像以上にガチだった。


「真守、お弁当」


 初日だけだと思われていた弁当のクオリティは一切変わらず、何なら何故知っているのかと言いたくなるほど俺の好物が毎回入っている徹底っぷり。

 当然そこには冷凍食品は一切入っていない。理由を問うと「そんなものは甘え」とのことらしい。


「お弁当、どうだった?」

「最高、胃袋が掴まれ過ぎて午後が眠くなるぐらい」

「そう……良かった」


 当然味は美味しいどころの騒ぎではない為、俺は毎回最上級の褒め言葉で感想を言う以外ないほど満足していたのだが。

 一つだけ、問題があった。


「真守、お弁当」

「ああ、いつもありがとう――あの、それはいいんだけど」

「……何?」

「何で毎回昼休みにならないと弁当は貰えないんだ? 別に朝でも――」


 別に雛乃の自由なのだが、前述の通り俺達は一緒に登校している。

 なら通学時に渡す方がてっとり早い――まあクラスメイトがしつこい程毎日詰め寄ってくる為恥ずかしいを超えて鬱陶しいというのが本音だが……。

 しかし雛乃は小さく首を横に振ると、こう言うのだった。


「真守はズボラだから鞄がいつもパンパン、だからお弁当は入らない」

「う。それは……その通りだが」

「それに真守はいつも眠そうでフラフラだから、落としそうだし持たせられない」

「そ、そこは何とか頑張――」

「というか、おばさんから聞いたけどここ最近ずっと夜更かしてるよね」

「えっ? ……まあ、若干ですけども」

「頑張るのはいいことだけど、睡眠不足は身体に良くない……だから今日からナイトコールとモーニングコールもするから」

「いっ!? そこまでしなくて――って雛乃!」


 頑張るも何も俺は人気のFPSに嵌っているだけである。

 故にそれは固辞しようとしたのだが、雛乃はまたしても軽やかな足取りを見せると、何ならステップまで踏んで帰ってしまう。

 つうか俺の親はどれだけ内情バラしてんだよ。


高良こうら……お前って奴は――』

『あんなの幼馴染じゃねえ! 通い妻……いやリモート妻だろ!』

『今から死んで転生してくるから俺と代われ』


 そして案の定クラスメイトから詰問を受ける俺。

 何なら女子生徒からはこっそりエールまで送られる始末だった。

 こうなることは雛乃も分かっているだろうに、何故こんな……。


「…………」


 ただ。

 そんな雛乃の行動には何処か懐かしさがあり、妙に嬉しくなる自分がいた。


       ○


 とある日の帰り道。

 雛乃コールに従い早寝早起きをするようになり、お陰で少し健康的になっていた俺は、部活動を終え一人夕暮れの通学路を歩いていると、スーパーの出入口から雛乃が出てきたことに気づく。


「…………」


 上は白パーカーに下は制服スカート姿の雛乃は、両手に詰まりに詰まった買い物袋を下げよろよろと覚束ない足取りで歩く。

 雛乃はモデルみたくスラリとしているが、運動はしていない為腕力がある訳ではない。

 何だか危なっかしいな……と思いながら見ていると、案の定段差に足を突っ掛け転びそうになった為、俺は慌てて駆け寄ると彼女の肩をそっと支えた。


「ひゃっ! ……ま、真守」

「怪我して弁当が作れなくなったら俺が餓死するだろ」

「ご、ごめん」

「荷物、持つよ」

「あ、ありがとう」


 雛乃は少し呆気に取られるも、持っていた買い物袋を俺に渡す。

 両手にずっしりと来る重みは力がある方の俺でもキツく感じられた。

 弁当を作るだけにしては量が多過ぎると思うが……。


「少し、頑張り過ぎじゃないか」

「そんなことはない、これぐらいは許容範囲」

「……睡眠不足は身体に良くないと言っている奴が睡眠不足じゃ世話ないけどな」

「え……目のクマはメイクで隠したのに」

「残念だが雛乃は寝不足だと眉間に皺が寄りがちなんだよ」

「! ……真守」

「まあ、好きでやってるなら止めろとは言わないが――」


「そう、好きでやってる。だって真守と結婚したいから」


「……………………おいおい。流石にカウンターが過ぎるだろ」

「……私もそう思う。でも、今言った方がいいと思ったから」


 そして雛乃はすっと俺に視線を合わてくる。

 だが平静にしている割には明らかに目は泳ぎまくっているし、頬は薄紅色にしまっているように見えなくもない……。

 何なら心の中では『言ってしまったァ!』ぐらいには思っていそうだった。


「そうか、結婚か――」


 ……とはいえ、もしかしたらと思う所はあった。

 何せ控えめな雛乃があんな大胆な行動を続けるなど、本来あり得ないのだから。

 これが仮に1,2回やってそのままフェードアウトなら料理を覚える用事でもあるのかな、ぐらいに思っていただろうが……普通に悪化したからなぁ。

 

「因みにその本気度はどれぐらいなんだ?」

「え、そ、それは……1訶婆婆かばば%くらい」

「かばば」


 雛乃は数字に強いので(と言っても趣味で覚えたのだろう)実在する桁を言っているのだと思うが……照れ隠し言葉にしてはアクが強過ぎだろ。

 まあそれだけ本気と取れなくもないが。


「そりゃ毎日弁当も作ってくれる訳だ」

「つ、妻になるなら当然のことだから」

「じゃあ必ず俺の好物を入れてくれるのも?」

「夫の好みを知っておくのも当たり前」

「そっか。けどあれだけのクオリティを保つのは相当練習しただろ」

「……中学生の時からコツコツ積み上げてきたから」

「! じゃあ……中学生の頃から考えて――」


「厳密に言うと違う。ただその……中学から疎遠になったから」

「あ……」


 てっきり思春期特有の関係性だと思っていたが……雛乃は気にしていたのか。

 だからこそ一生懸命料理を覚えて、想いを伝える為に自分の出来る最大限を見せようとした結果がこの行動ムーヴであったと……。

 まあ若干俺の母親の悪知恵も入っていそうではあるが。

 いずれにせよ、雛乃は俺を好きでいてくれている――


 なら、俺もちゃんと言わないとな。


「それに私って誇れるものもないし……だからその――」

「雛乃」

「?」

「雛乃は一つ勘違いをしてるな」

「勘違い……?」

「本当に疎遠でいいと思ってたら、毎日一緒に登校なんてする訳ないだろ」

「!! ……」

「寧ろ俺の方がヒヤヒヤしてたんだからな、あまりに可愛くなるもんだから他の男に盗られんじゃないかって思って、意地で一緒に登校してたまである」

「そ、それなら早く言ってくれれば」

「まあ……その通りなんだが」


 ただ思春期特有の関係性というのは相手の心情が分かりにくい、それが無口な雛乃ともなれば幼馴染の俺であっても分からないのだ。

 そうなると、中々安易に好きとは言えない。


 だからこそ、少ないながらも俺は日々雛乃と会話し、時には観察することで徐々に心情を読み解けるようになったのである。

 まあ中学生の時点では間に合わなかったのだが。

 とはいうものの。


「やっぱり――ちゃんと口にしないと分からないもんだな」

「それは……私も言えた台詞じゃない」

「でも雛乃は俺より先に行動で示してくれたし――」


 だったら俺もしなければ男が廃る。

 無口で話をするのが苦手な彼女が見せた精一杯の好意に、真正面から答えなければ。


 故に俺は買い物袋を下げた右手をすっと雛乃の前に出すと。

 掌を見せ、こう告白したのだった。


「ヒナ、好きだ。結婚を前提に付き合って下さい」

「! 私も好き……絶対マモくんのお嫁さんになるから」


       ○


「――……あなた、おはよう」

「ん……ふあぁ……」


 肩を揺さぶられる感覚で俺は目を覚ますと、一つ欠伸をして身体を起こす。

 すると身を寄せてきた雛乃が俺の身体をぎゅっと抱きしめてきた。


「おはよう雛乃……今日も充電?」

「勿論、あなたの妻として今日も頑張らなきゃだから」

「そうか、じゃあ俺も頑張らないとな」


 そう口にし俺は雛乃の頭をぽんぽんと優しく叩くと、スッと離れた彼女は手を差し伸べてくる。

 俺はその手を取りベッドから降りるとテーブルへと向かった。


 そして雛乃がキッチンで朝食の準備をする姿を眺めながらコーヒーを口にした所で――俺はふとあることを思い出す。


「そういえば……夢を見たな」

「夢? どんな?」

「雛乃が幼い頃から俺のお嫁さんになろうとする夢」

「やだ……それ夢じゃなくて本当のことじゃない」

「まあ夢というよりは昔の思い出みたいな感じだったけど――でもそうなると、雛乃って小学生の頃から俺のこと好きだったのか?」

「あら言ってなかった? ……でもその通りよ」


 雛乃は気恥ずかしそうな表情を浮かべながらそう笑ってみせる。

 これは少し意外だった。

 何せ俺が雛乃に対し明確な好意を抱くようになったのは中学生の頃なのだから。

 理由は幼馴染故のフラットな関係性が心地よかった為。

 無論、男の性故雛乃が可愛過ぎたからというのもあるのだが――

 それにしても、小学生の曖昧な恋愛感情を、雛乃がずっと持っていたとは。


「よく心変わりしなかったな。いや俺としては嬉しいしかないんだけども」

「そりゃだって――」


 と、雛乃は左手薬指に付いた指輪に視線を送ると、そっと触りながらこう言う。


「損得なんて考えない子供が、自分の好きなことを後回しにしてでも、いつも無口で内気な私を優先してくれたんだもの」

「あー……そうだったかな」

「しかも嘘偽りない笑顔で『本当に嫌だったら遊ばないって』言ってくれるのよ、そんな人と一緒になりたい思うのは当然のじゃないかしら」

「確かにそれは……こりゃ当時の俺に感謝しかないな」

「私からすれば今でもずっとそうだけどね。だから真守と結婚出来て凄く幸せ」

「……そう言ってくれると嬉しいよ」


 雛乃のストレートな愛情表現に、俺は嬉しい反面妙に恥ずかしくなってしまい、変に格好つけた言葉しか言えなくなってしまう。

 いやはや、今の雛乃は無口じゃないからしっかり伝えてくるんだよな……と俺はコーヒーを啜りながら照れを誤魔化していると、雛乃がテーブルに朝食を並べ始める。


 目玉焼きにサラダとソーセージ――そして俺の好物の雛乃自家製パン。

 焼きたての香りが俺の鼻孔を優しく擽った。


「…………」


 夢のようで夢ではない、雛乃との結婚生活。

 そんな幸せな日々を、これからもずっと――




「これからもずっとあなたの妻でいさせてね」

「俺の方こそだよ、ヒナ」

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