ただの感情論だけじゃなくて中身はなくとも体面を守るために大きな声を出し続けて自分を大きく見せるのが武士としての生き方だっただろうから、それを生まれた時から強いられてきた人たちが突然180度方向転換するのは難しいだろうな。偉そうにしてなきゃ武士の身分なんて守れなかっただろうし
織田家の人たちとかと直接付き合いが多い上の人達は情報も多いだろうし何が求められてて何が許されるのか感覚的にわかりやすいだろうけど、そうでない下の人達に限られた伝聞でしかない情報から推測して察して困難な行動を正しく行えって言っても極一部の特別優秀な人以外は無理なんでしょうね。自分がその立場だったら出来ない自信があるし
なんとなく問題があるのは正しい情報を持ってる側の情報伝達不足が問題な気がするな、情報伝達にもっと時間が必要なら問題行動が起きそうな事は先送りにしなきゃいけなかっただろうし
問題を起こしたくない気持ちよりめんどくさいって気持ちやそんな事まで自分たちの責任じゃないって気持ちのほうが強いならしかたないけど、問題が起こって困るのは罰せられる側だけじゃなくて罰する側もなんだろうけどな
作者からの返信
そうですね。
情報伝達が良くないのは事実。
ただ、上から命じるように伝えても反発もあるからなぁ。
あと体面体裁として見せるってのはどうしても、全体の雰囲気が変わらないと難しい。
結局、伝達にしろ意識改革にしろ、もう少し時間が要るだろうなというところ
忘れるの難しくとも、飲み込んで面に出さない程度は出来ないと、宮仕は出来ませんからね。
やるなら酒の席だけ、刃傷沙汰、相手も引けなくなる騒動は御法度、くらいは守って欲しいですね。
尊氏公の上洛の時には、末端の些細な諍いから都を揺るがしかね無い騒動になった事もあったみたいですし。
まぁ、地方の国人クラスは知らなくても仕方が無いけれど、逆にそう言う歴史の教訓とかも教育が必要かもしれませんね。
いっそ瓦版のネタにしてしまうとか?
庶民の方が臣従家の陪臣より知見が豊富で政治的センスがあるとかになったら、立身を望む人は必死で勉強しそうですし。
作者からの返信
教育は必要だよなぁ。
あと宮仕えのノウハウとか地方の武士にないしw
庶民からの取りたて、いいし、学校や孤児院で一部している。
ただ、あまりやると既得権の血筋や武士階層が暴れるだけなんですよね
信虎さんは、甲斐を追放されて、本来なら、息子や家臣に一番、因縁があるのに、それを表面に出さず、史実でも息子や旧臣の為に動けるんですよね。
しかし、史実の信虎さん、武田勝頼と面会する時、追放に加担した老臣が、殺されると思って逃げ出したそうで。思いが伝わらないのが辛いW。
もうその時期には、怖い人とのイメージが固定されてるんですね。
信虎さんが、「わしは、やると言ったらやる!」と、旧臣に一喝したら、下手なことしなさそうですよね。
山県昌景もまだ若いですよねー血気盛んな時期。
作者からの返信
信虎、史実でも息子の晴信と武田家のために働きかけをして動いた記録が残っています。本作の信虎はそこから組み立ててますね。
ただ、家臣クラスだとおっしゃるように逃げ出すほど恐れている人はいるかと。
現代人さえ、因縁や柵から逃れられないのに、
殺し合いを演じた双方に因縁を捨てよってのは難しいですね。
御屋形様の場合、父親の因縁であって、自分で殺し合いしたわけじゃ無いですから、
武田・今川より一段浅いとも言えますし。
さて、如何に収拾を付けるか?次話以降が楽しみです。
作者からの返信
おっしゃる通りですね。
難しいです。あとこの問題、個人的に許したいと思っても許せない時代ですし。
武田家の方々が何かと腹を切ると覚悟を決める様子から、これまでの武士の在り方と未だ織田や久遠家の在り方を分かっているわけではない様子が見れる。長年久遠家に勤めた方々とは違うな。
なんと言うのでしょうか文が上手い?構成が上手い?凄いですよね。
作者からの返信
ありがとうございます。
価値観、そう簡単に変わらないしね。他に出すものがないというのもあるかと思う。