第十四回 和のお菓子と洋のパン

 皆様、どうもこんにちは。

 えー、前回更新が7月、本日は11月半ばです。


 更新頻度どうなっとんねん!


 はい、いつも通り行ける時に行くスタイルです。


 そんな感じの緩い岐阜旅、今回も行ってみましょう~。






 岐阜県不破郡垂井町たるいちょう

 西隣は天下分け目の関ヶ原、東は水都大垣に挟まれている町です。私は今まで車で西方に旅行に行く際は必ず通過していますし、皆さんも東海道新幹線に乗って名古屋以西へ向かえば通る場所。


 ですが、そこに何があるのか、と問われると岐阜民ですらも悩む所かと思います。


 というのも、西の関ヶ原のネームバリューが強すぎるっ!


 つい先程も『関ヶ原の東』とお伝えしましたが皆さん「ああ、あの辺ね」と何となーく分かったのではないでしょうか。分かりやすいですよね、日本の真ん中。


 さて今回はそんな町へと出発です。


 美濃地方を東西に繋ぐ国道21号線。下道で滋賀方面へ進む際は必ずこの道を通ります。と言う事はつまり、その道は垂井町に繋がるという事です。


 岐阜市から西へ一時間程度、あっという間に垂井町へ到着しました。


 ……ん?到着しましたよ?


 え?

 「細い道でハラハラとか無いの?」って?

 無いんだなぁ、これが。


 つまりはすっごいアクセスが良いんですよ、今回の目的地。


 国道21号と県道215号が接続する、宮代交差点を南へ向かいます。

 東から来た場合の目印は左手前のスーパー『ヨシヅヤ』で、西から来た場合の目印は……マクドナ……すき屋……ゲオ……いや、右手前の『HOTEL R9 The Yard 垂井』が分かりやすい、かな?黒いコンテナがずらずらっと並んでるので特徴的ですよ。一度泊まってみたいとちょっと思いました。


 交差点から南へ進むと広がるのは、片側一車線の道を挟む田園風景。……と言いつつ、訪問したのは11月中旬なので、稲刈りも終わって寂しい景色でしたが。稲の葉鮮やかな夏場とか、黄金の稲穂が光る秋だったら息を呑んでいたでしょうねぇ、ちょっと残念。


 東海道新幹線の高架下を潜り、真っすぐ真っすぐ。南へ南へ道なりに。

 信号機のある十字路がありますが、ここでも曲がらずに直進です。


 ですがこの先は右側注意!目的地へと入る道には目印があるんですが、あんまり目立ってないんですよ。ぼぅっと走ってると見逃しそう。私も何処かな何処かなと探しながら車を走らせておりました。


 お、あった!


 そうですね、看板があるんです。ただしそれはあまり大きくなく、更に年季が入っていて少々色合いが……。むしろ横に置かれた『営業中』の赤ののぼりの方が先に目に入る気がしますよ、うん。


 信号機の無い丁字路を右折。山に向かって伸びる道を進みます。


 え?これから地獄の山道を通るんだろ?って?

 いやいや、そんな事はありませんよ。だって、曲がった時点で目的地の建物がバッチリ大きく見えてますからね。そもそもこの道はその建物へと続く道で、それなりに幅があるので安心して進めますよ。


 が、到着の直前だけ注意。急に車一台だけしか通れない幅になります。あと少しキツめの坂がありますよ。テメェ嘘吐いたな!?って?いやいや、ほんの十数メートルくらいですから、運転苦手な人でも大丈夫大丈夫。対向車だけ気を付けて。


 さて、そんなこんなで到着。


 垂井町、一つ目の目的地は『御菓子つちや 工場直売店』です!

 Go○gleMapで目的地探しをしていた時に、ふと目に付いたんですよ、ここ。


 坂を上り切ると、直売所はこちら、の看板があるのでそれに従って左へ。真正面には工場建屋、右側には駐車場がありますがこちらは従業員さん用なので入らないように。左側に直売店があります、車はその正面に停めましょう。


 さてお店はそこまで大きなものではありません。ちょうど……町の片隅にある老舗の小さなお菓子処、くらいの規模?なんにせよ十人ほど入ったら満杯、といった感じですね。


 お、入口に営業日&営業時間が掲示されています。


 ここが一番の注意ポイント!


 この直売所は『毎週土曜日の10時~14時』の間しか開いていません!ふらっと立ち寄った場合では、まず間違いなく開店時には遭遇できませんね。私も今回ちゃんと調べてから行きました(道の駅の轍は踏まぬ!)


 お店の中にはショーケースに入った、如何にもちゃんとした和菓子が並んでいます。が、それとは別に。入口の目の前に置かれている物が今回のメインの品々!


 まず冷凍ケースの中にはマドレーヌ、テリーヌ、どら焼きが。その横に置かれた机にはお値打ち価格のお菓子が色々。えびせん、羊羹、そして御菓子つちやのオリジナル和菓子栗宝柿くりほうがき


 栗宝柿は干し柿の中に栗きんとんが詰められているお菓子のようですね(検索検索)え?なんで検索してるのかって?……買い損なったんだよ!!ちくしょうめ!!!!今、スマホの写真を見ながら頭抱えてますよ、ぬがぁっ!(別の轍でスッ転ぶ!)


 はぁ……はぁ……。


 ええ、気を取り直して。

 それらが並ぶ机の横にもう一つ机が。その上には袋詰めされたお菓子がトレイに積まれていました。こちらが一番目を惹くはず。なにせ『OUTLET SALE』の貼り紙がされてますからね!


 一種類or種類色々で、袋に7個入っています。これが500円。

 私が行った際の色々詰め合わせは、これまたオリジナルお菓子の『お垣』が数種類と『ほうじ茶くっきぃ柿もなか』でした。前者はふわふわ生地のスポンジで色んな味のクリームを挟んだもの、後者は円形のほうじ茶クッキーが同じ円形の最中に詰められてる物です。なんとも言語化が難しいので実際に買いに行って……。


 ちなみに冷凍ケースの品はそれぞれ

 マドレーヌ:5個 400円

 テリーヌ(ショコラ):1パック 500円(私が購入した物は2個入りでした)

 どら焼き:5個 200円

 どら焼きの皮:10組 300円

 でした。


 なお、お支払いは現金だけ!

 人によってはココが一番の注意点かもしれませんね。


 そうしてお菓子を買って、いざ次の目的地へ。

 ああそうだ、私が行った際は他に誰もいませんでした。穴場ですよ、穴場。


 先程の道を遡って国道21号へと戻り、左折。西へ進みます。

 信号を一つ過ぎ、二つ目の信号が見えたら右手に次なる目的地が。


 今回二つ目の目的地は『グルマンヴィタル パンの森 垂井本店』です!


 はい、パン屋さんです。

 しかしただのパン屋と侮るなかれ。


 国道に接する店舗正面と店舗東側の道を入ってすぐの所に一つ、更に東側の道を奥に少し進んだ先にもう一か所大きめの駐車場があります。今回私は、奥の大きめ駐車場に車を停めました。


 車から降りるとパンの香りが……よりも先に、緑の香りがしてきます。はい、店舗の北側、裏手に当たる所は木々が植えられた小さな森になっているのです。駐車場から緑の中をほんの少しだけ歩いて店舗へ到着です。


 あれ?店舗……パン屋さん……じゃなくてカフェ?


 大きめ駐車場から入るとカフェでお茶する人達に遭遇しました。緑の木々の下で優雅に軽食、なんだかお洒落です。そんな彼らの横を通り抜けて店舗の中へと入ります。


 お、おお……。

 広い!


 パン屋+カフェ、といった店舗なのですが、広いです。

 カフェはお洒落、ですが残念ながら満席&待ちも多い……今回は諦めますか。


 店舗内はかなりのびのび、煉瓦と木基調の内装はまさにパン屋さん。そして棚に並べられているパンの種類は非常に多種多様。お客さんで一杯で写真を撮れなかったので正確には分かりませんが、売られているパンの種類は30近いのではないでしょうか。


 そして、どれもこれも美味しそう。

 照明の関係もあるのでしょうか、なんだか輝いて見えますね。


 よーし、色々と買いますよー(カチカチ、カチカチ)

 お、あんぱんにクリームパンだ(カチカチ、カチカチ)

 五色豆三昧……?取っておこう(カチカチ、カチカチ)

 うおっ、凄い色のクロワッサン!赤い!ベリー?(カチカチ、カチカチ)


 ……。

 トングをカチカチさせてパンを威嚇する行為、なにか名称あるんですかね?パン屋さんに来ると必ずやっちゃうんですよね、何故か。


 そんなこんなでめちゃ沢山買いました、12種類。一人暮らしなのに。


 まあいいか、食べきれるでしょ、うん。


 ちょうど昼時だったので車の中で昼食です。

 クリームチーズとスモークサーモンのサンドイッチと関牛乳!


 いやこれ、うま。

 ちょ、え、美味しいな。

 サンドイッチ、400円しないのに十分な大きさで美味。これは満足。


 うーむ、お近くの方が羨ましいぞ、本気で。

 ご近所にあったらご飯党からパン党に乗り換えそうになる位にはウラヤマシイ。


 ちなみにグルマンヴィタル、岐阜市、名古屋市、一宮市にもあるみたい。垂井町以外の方も、お近くを通った際はちょっと寄ってみると良いかもしれません。


 あ、そうそう。

 垂井町のお店はJR垂井駅から南へちょっと歩けば到着ですので、電車旅の途中下車で訪問するのも良いかと思います。


 さてさて、今回はここまで。


 垂井町の旅、いかがでしたでしょうか。

 観光地や自然ではない場所のご紹介、今までとは少々風味が違ったかと思います。ですがこういうのもまた旅、美味しい物を訪ねるのも良いものです。


 さーって、そんなエッセイを夜の21時近くに投稿しちゃうぞー。

 喰らえ、美味しい物の文章爆弾をっ!


 あ、だめだっ、私程度の力では美味しさを表現しきれないっ!


 みんな、現地へ行ってちゃんと味わってきてね。


 ではでは、また次回~。

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岐阜は木の国、山の国 和扇 @wasen

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