要は恋と愛の違い
みんなそれぞれに違いがある
と本当には信じていない
誰もが自分と同じだと信じてる
そう信じたくて堪らない
だから実はそうではないと気づかされてしまうと
”異質な者に配慮させられた“と思う
”みんな自分と同じ“だと信じてる
まさか違いがあるだなんて信じたくない
もしも自分こそが”違って“いたとしたら
そしたら独りぼっちになってしまうから
みんなそれぞれに違いがある
と本当には信じていない
誰もが自分と同じだと信じてる
そう信じたくて堪らない
でも”変“なのとは同じじゃない
”違って“いるのは自分たちじゃなく彼らの方
世界は複雑で難解にできている
世界は奇妙奇天烈摩訶不思議で奇想天外
僕らはそうは思っていない
僕らは世界が単純明快にできてると思ってる
だから”実はそうではない“ことが認められない
その現実にぶち当たるととにかく簡単に解釈しようとする
”自分に理解できない“ことが許せないから
だから自分に理解できるように問題自体を捻じ曲げる
そうしなければ壊れてしまうから
世の中はわからないことでいっぱい
そうわかれば次のステップに進めるのに
みんなそれぞれに違いがある
と本当には信じていない
誰もが自分と同じだと信じてる
そう信じたくて堪らない
共通点があると嬉しい
それは違いがあるのが前提だから
だからこそ違いがあるのは悪いことだと思ってる
同じで安心するのは独りじゃないと思えるから
独りは悪いことじゃない
でも本当に周りに誰もいなかったら
人間は死ぬ
違いによって困ってる人々が救われるなら
そしたら巡り巡ってあなたも救われる
そのはずなんだけどやっぱり共通点があると嬉しい
なんだかんだで安心する 一緒にいられる
それでも違いがあるって楽しいことで嬉しいこと
もしもそう思えたら僕らは絶対に救われる
だって僕らはやっぱり”違う“もの
NO YOU, NO ME PART 2 横谷昌資 @ycy21M38stc
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます