距離を詰めるほど凝り固まる理解不能な感情、ダイラタンシー

SFファンタジーである。
国枝さんのキャラが強く、世界観もぶっ飛んでいる。
説明不足だからこその強調、を意図しているのかもしれない。

そもそも、主人公の僕は、何者?
国枝さんとはどうやって知り合ったの?
彼の視線から考えると、少なからず彼女に好意を寄せているのは確かだ。

開発者や運営者がいるということは、この世界は彼らが作り出した実験場、もしくはゲーム世界かもしれない。
ひょっとすると、彼女は元々は運営側の人間なのではと邪推したくなる。
運営に反抗した国枝さんは、何が目的なのか。
儀式を起こしたかったのかもしれない。
ダイダラボッチとは、山や湖沼を作ったという伝承が多く、元々は国づくりの神に対する巨人信仰がダイダラボッチ伝承を生んだと考えられている。
国枝さんは、あらたな世界を作ろうとしているのだろう。