第九章
第九章 理の頂上決戦・瞬閃と疾駆の攻防その一
「潰れろ……! 虫けらがさぁっ」
至近に出現した触手が、散弾の如く辺りを叩きのめしていく。
先端が太い打撃武器のような触手は、両腕でガードした神代雪羅ごと跳ね飛ばし、ユカリの足元に炸裂し、俺を腹部から上空に向かって突き上げる。
あまりにも激しい、猛攻に次ぐ猛攻だった。新たな力に開眼したとはいえ、憎悪によって勢いが増した真奈美に俺達は近づけず、防戦一方だ。
「こんなもの――っ! 今の俺には、致命打にならんっ!」
暴獣化と理合いの併用によって、俺は触手の直撃によるダメージを散らす。そこから空中でバランスを取って、地面に両足で難なく着地した。
この位置から触手を自身の周りで暴れさせている真奈美まで、僅か数メートルの距離だ。それぐらいまでなら、俺は一足飛びで行ける。
俺は間髪入れずに地面を後ろに蹴って、前方へと猛ダッシュした。だが、俺の拳が真奈美の顔面を捉えるよりも先に、更なる数の触手が残像と共に消える。
刹那、触手があちらこちらに出現し、縦横無尽に暴れ回った。反撃しようとすると引っ込んで、死角から別の触手が襲いかかってくる。
数がとにかく多くて、近づくことも防ぎ切ることも対応し切れない。一緒に交戦している神代雪羅とユカリも、防戦を強いられているようだ。
「くっ……埒が明かない。俺達を近づかせない守りの戦法に切り替えた訳か!」
「みたいだねえ、このままじゃじり貧だよ。やっぱりさすが鬼神の力、参ったなぁ」
神代雪羅が臨戦態勢を維持しながら、珍しく泣き言を口にした。その隣にいるユカリも、疲労が限界にきているのか、肩で息をしている。
「ふむ、私もそろそろダメージが足にやって来たようだ。どうしたものかな……。打つ手は今の所、見当たらないが――。言いたくはないが、気持ちが折れそうだよ」
暴獣化と理合いの併用ができても、攻撃が当てられなければ意味がない。しかし、守りを固めたということは、真奈美が俺達を警戒し始めたことを意味する。
さすがにあいつも無敵ではないはずだ。ただ、倒すまでの道筋は決して平坦ではない。それに俺の目的は、やはりどこまでいっても、彼女を救うことにあるのだ。
真奈美と戦うことや暴力に訴えること自体は、決心して受け入れはした。だが、その命を絶つことだけは、断じて承諾するつもりはない。
「あはっ、腰が引けてるよ? せっかく暴獣化してるのに、本気で攻め切れてないよね。そんなに僕のことが大切なのかなぁ、ヨミ君さぁ」
「当たり前だ。何度も言う、あんたは恩人だ。だから、殺さずに戦闘不能にして、元に戻す手段をそれから見つけ出す。それが今、俺が出した答えだ」
どうやらいちいち覚悟が揺れ動く俺の心中を、真奈美にも見透かされていたらしい。だが、やはり仕掛けなければ、活路は見い出せない。
俺は触手を振り回す彼女への突破口を切り開くべく、足を踏み出す。必要なのは、痛みを顧みず、彼女まで突き抜けられるだけの覚悟だ。
それさえあれば、一撃だけでも加えられれば、連撃に繋げられるはず――。勝つためにも、ある程度のダメージは彼女にも覚悟してもらわなければならない。
「ふふ、ははあはっ! まだ迷っているくせに! 人間が神に対してっ! そんなこと出来るもんなら、やってみなよ、マザコン野郎がさぁ!」
真奈美の侮辱の言葉に、俺は動じなかった。的を射ていると思ったからだ。
「かもな、確かに俺は未熟で――母性に飢えている」
真奈美に言われた通り、俺はずっと母親の温もりを知らなかった。何しろ、幼少期からずっと悪質な宗教集団に囚われていて、殺し合いをしていたのだから。
そう、そんな境遇で育ったからなんだ、真奈美――。あんたが俺を救ってくれたから、あの時に優しさを見せてくれたから。俺は、あんたに母の姿を見たんだ。
俺は動きを止めて、じっとその彼女を見つめる。そしてこちらに対して、高速でしならせてきた触手を素手で掴み、受け止めた。
「……あ? 何を考えてん……の」
「うぉおおおおっ――!!」
俺は両手で触手を掴み、暴獣化した力で思いっきり上空に引っ張り上げた。同時に背中と繋がっている真奈美まで一緒に空高く舞い上がる。
彼女が高高度まで達したのを見届けると、俺は掴んでいた触手を手放し、ただ右拳を固く握り締めた。
「はぁ? こんなんで僕を倒せるって、思ってんのぉっ!?」
四方に広がっていた無数の触手が、一斉にしなって俺に襲いかかってくる。だが、俺はそれを避けも防御もせずに受け、決して上空の真奈美から目を離さなかった。
そして足で強く地面を踏み、拳を目一杯後ろへと引く。数え切れない触手が、全身を打ちつけてくる中、俺は――っ!
「行くぞ、真奈美っ!!」
俺は地面を蹴りつけて、空へと跳び上がった。跳んだ先には、今まさに上空から地上に落下真っ最中の真奈美がいる。
当然、無数の触手達が高速で蠢き回り、俺を遮ろうとする。しかし、こちらの読み通りに身体を支える足場がなくては、触手のコントロールは精度を欠いていた。
ついに俺は触手の壁を突破し、目前に真奈美を捉える。そして目を見開いて驚く顔を見せた彼女の頭を、両手で左右から挟むように掴んだ。
「ヨミぃっ! 僕に何をする気だぁ、このぉっ!」
「こうするんだっ。肉体が頑丈で壊せないなら、その精神を壊すっ!」
そう、俺の十八番である念視だ。占いの一部と称して使っていた持ち前の念視を、全開で発動させる。集めた情報を真奈美の脳みそへと直接、送り込むために――!
使用時間を誤れば、下手をすれば発狂する危険な手段だ。他人を壊す目的で行使したのは、これが初めてになる。
「うぁ、あああぁあっ! ぎゃああぁっ!!」
俺と一緒に落下しながら、真奈美は苦悶の表情で絶叫を上げ続けた。俺の両手をその手で引き離そうとして、爪を立ててくるが、勝利への執念で堪える――!
やがて真奈美の背中から俺達は地面に叩き付けられ、その上をごろごろと転がった。その間も、暴れる彼女から顔などに殴打を受け続ける――。
しかし、俺は勝ちたい一心で、意地でも念視の出力を緩めなかった。
「あぁ、あっ! この……虫け、らっ」
真奈美が俺を引き離そうとする力が、徐々に弱まってきた。
顔を見れば、すでに虫の息といった様子だ。後一歩で――駄目押しとばかりに力を振り絞ると、彼女は俺の名を叫び、ついに腕を地面に垂らして動きを止める。
実感は湧かないが、やった――のだろうか? だが、触れ合っているその身体からは、心臓の鼓動が聞こえる。まだ死んではいないのだけは分かった。
つまり当初の目的通りに、殺さず真奈美を無力化させることに成功したのだ。俺はまだ半信半疑だったが、彼女の頭から手を放して立ち上がる。
「本当に……勝てた、のか?」
「いや、まだ分からないよ。今の真奈美ちゃんが、どれだけとんでもない化け物か身を以って味わったでしょ。油断はしちゃ駄目だ」
背後にいた神代雪羅が、死力を尽くして茫然としていた俺に釘を刺してきた。
俺は恐々と足元に転がる真奈美を見下ろしながら、彼女の名を呟く。確かにこの結果を見ながらも、勝利の余韻を噛み締めることができなかった。
「真奈美……」
その時、俺は背中に強烈な夕闇の赤い光を感じて、振り返る。すると、視線の遠く向こうにあったのは、かなり地上まで接近した、あの人造の太陽だった。
鬼巌村の中心付近で、今まさに地上に墜落する寸前の状況にある。地表近くで見て気付いたが、正確には太陽のように見えるエネルギー体のようだった。
あれが地上に落ちた時、実際には何が起きるかは分からない。ただ、鬼神伝承が再現されるのかもしれないと、これまで漠然とした不吉さを感じていた。
その答えが今、間もなく明らかになろうとしている――! そう思うと、俺は鬼巌村の方を見やりながら身構えた。
「やばいねえ、あれさ。逃げなきゃまずそうだよ……太陽が落ちるじゃん」
「ああ、しかし、逃げようがないのではないかね。後ろのあの地割れが、私達の逃げ道を塞いでいるんだからね。もう見守るしかないよ、なるようになれ……と」
俺の後ろで神代雪羅とユカリが、鬼巌村の行く末を見届けようとしている。確かに今から動いたとして、あそこまで行って止めることは無理だ。
もう俺達にできることは、限られている。太陽が村の中心に落ちた後、どうなるかをただ見届け、その後から行動に移るしか――。
こうしている間にも、太陽は緩やかに地表に接近し、ついにその時は訪れる。燃えたぎる太陽がパシャっと音を立てながら、大地で弾けた――。
その瞬間、鬼巌村を眺めていた俺の視界が明るさで瞬く。落下地点から迸る、金色の閃光によって――!
「お、うあぁっっっ――!!」
光が強烈で、辺りが何も見えない。場の色彩が金色に染まり、音が消え――ただ、前方から押し寄せた生暖かい風が、俺の全身を通り抜けた気がした。
ただ、それは太陽の熱とは思えない程に温く、痛みも衝撃もない。それでも数分間は続いた光と熱気の中、俺は身を屈めていることしかできなかった。
やがてそんな静寂の時間も過ぎ去り、周囲の音が耳に届き始める。瞼を閉じていても感じていた眩い光も弱まり、俺は恐る恐るやっと目を開けることができた。
「これは……」
鬼巌村に落下した、人造の太陽の姿はもうない。目の前に広がっていたのは、赤黒い炎で形作られた鬼のような輪郭の何かが跋扈する――。
家々などが綺麗に何事もなく残った、そのままの鬼巌村だった。それ以外は、時刻がまだ日中であることを示すように、空には元の本物の太陽が輝いている。
「ふう……あはは、やっと消えてくれたよ。僕を村内に閉じ込めていた、忌々しい鬼巌村の封印の数々がさぁ」
ふいに聞こえたその声に俺はぎょっとして、後ろを振り返る。すると、背後にいた声の主は、いつの間にか意識を取り戻していた真奈美だった。
全開で念視を脳内で使ってやったはずが、彼女は空を見上げて笑っている。それも実に、晴れ晴れとした顔で――。やはり悪い予感通りだったらしい。
俺の念視だけでは、彼女の精神を殺すには十分じゃなかったのだ。
「ふふ、あはははっ! やっと自由になれたんだっ! 僕を縛り付けた信濃国の奴ら、あの世でほえ面かいているだろうなぁ。ざまーみろー、糞野郎共がさぁ」
「一体、何をした、真奈美っ? あの太陽は何だったんだっ!?」
俺が責めるようにそう尋ねると、真奈美はぴたりと笑うのをやめた。そして空を見上げていた顔を下ろし、俺の方に視線を向ける。
しかし、やはり笑いを止められなかったのか、また愉快そうに口元を歪めた。
「あれはねぇ。大量の魂を凝縮させた爆弾だよ、ヨミ君。鬼巌村の地に染みついた、僕が殺してきた連中の魂を集めて作ったのさ。僕を村内に閉じ込めるため、二重三重に施された霊的な封印だけを破壊するためにね」
「……なるほど。では、最悪なことに、今のお前を束縛するものは何もない訳か。だがな、俺達がお前を外の世界に行かせると思うなよっ!」
今この時が、正念場だ――と、腹を括った。ここで体を張って踏ん張らなければ、真奈美は外界に出て、大量殺人に手を染めてしまうのだ。
――責任は重い。彼女のためにも、それだけは絶対に止めなくてはならない。俺はダメージを覚悟の上で、一歩一歩、真奈美へと近付いていく。
当然ながら、それを遮ろうと、彼女の周りをガードするように触手が蠢く。ひゅんひゅんと風を切って、高速で動き始めた。
それらを突っ切って飛びかかろうとした時、脳内に誰かの声が響き、寸前で足を止める。
『今は駄目っ――あいつを倒すなら、僕をすべて集めるんだよ、九条ヨミさん』
「――っ? 誰だっ?」
突然、頭に響いた声に、俺は辺りを見回す。しかし、今のは肉声じゃない。神社の鳥居前でカズマが、脳内に語り掛けてきたのと近い感覚だった。
あの時と少し違うなら、まるで自分の内側から届いてきたと思えたことだ。
しかし、不思議と敵意は感じず、敵じゃないと思った。足を止めたまま耳を澄まし、俺は静かな声でそいつに呼びかける。
「誰だ、あんたは? それに集めるとは、何をだ」
『僕は、夜一。魂で作られたあの太陽が落ちた影響で、意識が表出したんだ。正体は君の体内にいる、あの干からびた遺体だよ』
「夜一……遺体っ? しかし、あの遺体は、前任のシャーマンだと思っていたが」
俺の疑問に夜一と名乗る人物は、幼さを感じる声ですぐに答えてくれた。
『そう、半分はね。でも、僕は彼女じゃない。ただし、無関係でもない。あの女の半身なんだ。同じ年、同じ日、同じ時間に生を受けた、ね』
「そうか、双子ということかっ!」
俺は、なぜあの遺体が後生大事に祭られていたのか、理解し始める。
悪神としてではなく、生前は信濃国で猛威を振るった鬼神を打ち倒すことに貢献した張本人、もしくはその中心人物として、守護神のように崇められていたのだ。
更に詳しく話を聞きたかったが、状況が許してくれそうにない。すぐ目の前には、真奈美が俺達を皆殺しにしようと殺気を振り撒いて狙っているからだ。
「ふふ、どうしたの、ヨミ君。さっきから独り言なんて言っちゃってさぁ」
真奈美は小馬鹿にした顔で、俺に野次を飛ばしてくる。しかし、前よりその表情に余裕はないのを見ると、俺の念視による攻撃は確実に効いているようだ。
「いや、一か八かだが、お前を倒す方法に賭けてみようと思ってな」
「へえ、そう。でも、何だか今の君からは、懐かしい気配がする。昔、僕が世界で唯一愛したあの子と同じ……」
真奈美の触手が奔り、俺の足元の地面を深く横に抉った。だが、それ以上の追撃はない。恐らくこちらの動きを牽制したかっただけで、あえて外したんだろう。
ただ、なぜかいつもは愉悦の笑みを湛えているのに、今はいつになく真顔だ。それどころか次第に目元に涙を浮かべ始めたので、俺は見るなり戸惑ってしまう。
「よ、夜一っ? そこにいるの……もしかして君、だったりするの!?」
突然、真奈美が俺に向かって、涙声で叫んできた。ただそれだけだ――にも関わらず、俺は本能的に脅威を感じて後方に跳んで、距離を取っていた。
理屈抜きでその瞬間、鬼気迫る気迫のようなものを彼女に見たのだ。今もまだ背筋が、ぞわぞわとしている。更に後退しようとする俺に、真奈美は近づいてきた。
「ねえ、この感じ……やっぱり夜一だよねっ!」
真奈美は身を乗り出しながら、再び俺のことを夜一と呼ぶ。だが、親しい者を呼んでいるようでいて、殺意が駄々漏れだ。
きっとさっきはあの殺意に対して、敏感に反応してしまったに違いない。そんな俺に内なる夜一の声が、またも語り掛けてくる。
『走って、九条ヨミさん。僕をすべて取り戻さないと、あの女には勝てない。さっきいたあの若いお兄さんが、残りの部位を持ってる。早く追って欲しい。お願いっ』
「あ、ああっ!」
さっきの若いお兄さんとは、空木のことだろう。どうやらあの遺体を俺と同様に、身体に取り込んでいたのは、彼だったらしい。
ただ、走って追跡しようにも、そう簡単には行かせてくれそうにない。すぐ近くには真奈美がいて、俺のことを獲物として狙っているのだから。
その時、彼女の背後から神代雪羅が足音を立てずに接近し、その肩を掴んだ。そしてそのままぐいっと引いて、自分の方を向かせる。
しかし、真奈美はなぜか無抵抗のまま、反撃しようともしなかった。
「どうしたのかな、真奈美ちゃん。隙だらけだよ? こんな好機を見逃す程――」
そう言いかけて神代雪羅は、拳銃を真奈美の脳天に至近からぶっ放した。彼女は顔を仰け反らせ、血を散らして、その場に背後から力なく倒れる。
戦意はないのか、やはり反撃する様子はないようだ。そんな彼女を見下ろしながら、銃口を向けた神代雪羅が冷酷に言い放った。
「――僕は優しくないよっ!? さっきから良いようにやられて、頭にきちゃってるんだ。この一発なんかじゃ、終わらせるつもりはないからなあっ!」
超至近距離から、頭部に対して銃弾の狙い撃ちだった。着弾の度に、無抵抗の真奈美の頭が跳ねて、傷口からは血が飛び散る。
それを行いながら、神代雪羅の目は、少しも笑っていない。これまで彼は俺達の前で、お調子者っぽく振る舞っていたが、それはあくまでただの演技――。
もしかすると、この非情さこそが本当の素顔だったのかもしれない。だが、恐らく拳銃などでは、彼女を殺すことはできないだろう。
ただし、時間稼ぎにはなるはずだ。だから、俺はその望みに賭けることにした。
「神代雪羅、ユカリ! お願いがある! すまないが、しばらく真奈美を足止めしておいてくれないか! 俺は村の方で用事ができた!」
俺からの頼みに神代雪羅は反応せず、無言で拳銃を撃ち続けている。冷徹な目のまま、己の行いに没頭しているようだった。
そんな彼に代わり、そこから少し離れた位置にいたユカリが、返事を返してくれた。
「ふむ、何か作戦を思いついた訳だね? しかし、相手は鬼神だ。私達でどれだけ持ち堪えられるか分からないが、それでもよければ行きたまえ!」
「すまない、恩に着るっ!」
俺は踵を返し、脇目も振らずに停車させていたパトカーへと走り出した。そんな俺に気付いてか、それまで無抵抗だった真奈美が、発作のように大声で叫び出す。
何度も何度も、「待って。置いて行かないで、夜一!」――と。
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