13年越しの初夜

田嶋修一は中学時代からの親友だった陽介の3回忌の法要のあと、陽介の奥さん琴音さんに相談があると呼び止められる。女手ひとつで二人の子供を養っている琴音さんの相談とはお金のことだろうと推測できた。琴音さんの家へいき、話を聞くと、家賃滞納でマンションを追い出されるという。しかたなく自分の家に親子3人を住まわせることにするが、美人の奥さんに、よからぬ気持ちがわく修一。しかし、もうこの世にいないとはいえ親友を裏切ることはできないまま、年月が流れる。そして13年経ったある日の夜。修一の部屋を琴音さんがノックする。