第3話 ゆーちゃんはずるい

この間、色々あってゆーちゃんと付き合う事になった。あれからずっと頭から離れない、私とゆーちゃんがキス…

あー!!ヤバイ。

今日は、ゆーちゃんと付き合ってから初めての登校。ドキドキして今にも心臓がとびでそう。

 ピンポーン

「絺花ー!迎えに来たよー。」

ビクゥッ!!

「は、はーい!」

どうしよう…!まだ、心の準備が、

ガチャッ

「おはよ、絺花。」

「お、おはよう」

いつも話しながら一緒に登校しているのに、今日は沈黙のまま歩いている。

ドキドキしすぎてゆーちゃんにきこえているんじゃないかと思うくらい心臓の鼓動が速い。

沈黙を破ったのは私だった。

「ひゃっ!?」

急にゆーちゃんが手を握ってきたのだ、しかも恋人繋ぎ。

「手熱っ。緊張してるの?」

そう言って顔を覗きこんでくる。

ヤバイ。顔赤くなってるかな?

「顔赤いよ笑?大丈夫?」

と、顔を触ってくる。

「あ、え?ちょ、チョット」

ずるいよ…。ゆーちゃん。

「ゆ、ゆーちゃん。周りのみんなにバレたらどうするの?ゆーちゃん困るんじゃないの?ゆーちゃんモテてるから…」

すると、ゆーちゃんはびっくりした顔をしていた。

「何言ってるの?俺は、絺花しか見えてないよ?全然困らない。」

ドキッ

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ

そんな事言われたら顔見れないじゃん…。私は、顔を逸らす。

「ちーかっ。顔晒すのやめないとキスするよ。」

え、それは困る!みんなにバレたくない…私は、まだバレたくない!

「えっ?」

ゆーちゃんは、私の唇に自分の唇を押しつけてきた。

「絺花は、バレたくないの?」

「…。」

「黙ってるとみんなにバラしちゃうよ?」

ゆーちゃんは、ずるい

「まだ、バレたくない…。だって私みたいな地味子と付き合ってるってバレたら…。」

「大丈夫だよ。でも、絺花がバレたくないんだったらみんなのまえで甘えるのはやめる。でも、2人のときは我慢してね」

と、ニコニコしながら言ってくる。

やっぱり

ゆーちゃんは、ずるい



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陰キャ地雷女子を踏んだ結果 ririn/(・∀・) @ririn_6112

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