【番外編】作者のたわごと・32章

 32章はプリンス・オブ・ウェールズのエドワードが来日という、完全に歴史が変わってしまった章となりました。


 いやま、今までだって散々変わっているやーんというのはありますが、日本史という観点で大きく動くというのはここが初めてではありますので。

 で、ここで正直幕末体制に決着がつくのではないかと思っておりましたが、書いているうちに「ここでも引き続き外堀を埋める感じで、内堀まで埋めるのにはもう一手(二手かも?)必要だ」という結論に達しました。


 ともあれ、開国と攘夷論では開国に一気に針が傾き、同時に幕府とイギリスが提携したことで倒幕の方向もほぼなくなり、あとは大政奉還と朝廷復権がどのような形でなされるかということになりました。

 このあたりも孝明天皇の立ち位置があるので最後の一手がどうなるか、というのはありますね。明治天皇への譲位も現実的な考えとしてあるのでしょうけれど、史実より3年早い段階では中々難しそうです。


 次の33章は、日本に来た帰りにインドに立ち寄る展開となります。

 イギリスの繁栄を支えているインドの実情もまた、中々面白い展開になりそうです。日本では全く大人しかったですが(というより、何でおまえがついてきているんだ状態でもありますが)インド通のアフガーニーが目立つ展開となるのでしょうか。


 あと、燐介についていきたいと希望している西郷隆盛はどうなってくるのか。ぶっちゃけ薩摩との関係で連れていくしかないのですが、どのような使い道があるのか、あまり考えておりません。


 ということで、ようやくゴールらしきものも見えてきましたが、まだまだ予断を許さない展開が待っていそうです。

 何とか年内に終わらせることができればいいのですが、果たしてどうなりますかねぇ……

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