【番外編】作者のたわごと・27章

 27章は日本サイドで一太が少しずつ幕末改変を目指して動いているというシーンでしたが。


 いや~、どちらかというと暗躍系の感じの動きなのでイマイチ面白味はなかったかもしれません。書いている私自身、調べないといけないことは多いし、議論とか交渉ばかりという感じでちょっと気が滅入るところもありましたので。


 ただ、ここから先は大政奉還なり、新しい明治時代にしても(慶応が続く可能性も微レ存?)根回ししてやっていかないととてもできないことですので、日本サイドはちょっと情報過多になってしまうかもしれません……(ついでに作者が必要不可欠なものを抜け落としてしまう可能性もある)


 この後、薩英戦争からの薩摩とイギリスの接近が出て来るとともに京では尊攘派貴族に対する風当たりが強くなりそうです。

 史実で言うところの8月18日の政変がそのままの形で起こることはないでしょうが、尊攘派に対抗する動きも活発になりそうです。ただ、尊攘運動自体が草の根からのものでありますので、これを一掃するのも中々困難。果たしてどうやっていくのでしょうか。


 という、段々重くなっていく日本とは裏腹にヨーロッパにいる燐介は、目指すものが見えてきた感があります。

 そして、日本という第三国からイギリスで活躍している燐介にあやかろうという動きも出て来るようです。インド、そして南米から……。

 ただ、28章はそこに行く前段階。舞台はエジプトです。


 ギリシャ首相が見えてきた以上、ギリシャにとって重要な地中海交易の価値アップを目指したいところ、燐介はアブデュルハミトと共にスエズ運河建設中のエジプトへと目指すことになります。


 そこには、イスラーム世界に疑念をもつ、後の大物の姿もあるようで……?

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