番外編・作者のたわごと・22章
もうしばらく日本での話が続くのですが、20話まで行ったので章を変えることにしました。
21章は燐介が日本に久しぶりに帰国.......なのですが、プロローグで坂本龍馬が10年以上もいなかったと言っていることからも分かるように、実は戻る予定はなかったんですよね。
ところが、もうあちこち行きまくって、世界の動向に関わる羽目になって生麦事件の解決なども任されることになりました。
おまけにアブデュルハミトの求婚なんて件まで出てきたものですから、これはちょっと山口と相談しなければ燐介的にはどうにもならないだろうと。
ということで、戻ることになりました。
で、当初は西回りでリンカーンの奴隷解放宣言に立ち会う予定ではあったのですが、そうなると南北戦争の色々な話を出すしかなくなってきて、ちょっと面倒くさいのでさっさと帰らせることにしました。
で、ジム・クレイトンはこの時期に亡くなっているので、一応その話題は出しておこうかなと。
ただ、ジム・クレイトンの代わりで誰かいないかなと思った時に、「そういえば最初の頃、以蔵を打たせていたわ。以蔵を野球選手にするか」という適当な思いつきで、ああいう展開になりました。
ちょうど史実的にも人斬りが一段落ついて、完全に落魄する少し前くらいの時期のようでしたので、最後のチャンスかなと。ただ、殿様にも気に入られていたので、ここはちょっと半平太に嫌われて邪険に扱われたという扱いにしました。
ニグロ・リーグを見ても分かるように結構差別もあったはずで、果たして日本人の以蔵がプレーできるのかという疑問はありますが、まあ、そこは燐介とアレクサンダー・カートライトの関係があるということで何とかなるでしょう。
23章は引き続き燐介と一太メインのパートで、ヤルタ会談ばりに「今後の日本と世界をどう導いていくか」みたいな話になってきます。
と同時に、幕末維新時代の重要な傑物がまた1人出てくる予定です。ちょうどこの頃......、正確には1863年初頭に京でグチグチ言っているようでしたので。
1854年から始まった話も、次の章で1863年。
既に折り返し地点は過ぎ、そろそろこの話での世界の形も見えてくることになりそうですが、まだまだどんな展開になるのか、当の作者が全く分かっておりません(爆
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