【十七】卵が先か鶏が先か
おはようございます、沙崎あやしです。ようやく残暑も終わり、すっかり秋めいた季節となりました。個人的には今の季節が一番好きです。基本暑がりなので、ちょっと寒いぐらいが丁度いいです(春先は花粉がね……)。
ここ一ヶ月ほど、新作を執筆してましてこのほど完結しました。
魔法の名は「その恋は、実らない」
https://kakuyomu.jp/works/16817330664326774391
中編、約五万字相当です。本当は書くつもりは無かったのですが、カクヨムの「世界を変える運命の恋」中編コンテストを見ていたら、ふとネタが思いついたので書いちゃいました。恋愛というよりはラブコメなんでしょうかね? コンテストに引っかかると良いのですが……。
しかし以前も書きましたが、今カクヨムは底辺作家にとっては実に厳しいですね。やはり「更新順」のタグが標準で表示されなくなった影響は大きい。先の拙作、新作で投稿した当初はちょっとPVが入りましたが、その後の更新時には全くPVが来ない状態が続きました。大体一週間ぐらいですかね……(遠い目。更新は毎日していたのですが。
実は小説家になろうの方でも同時期に新作を投稿しておりまして、こちらは初回更新時に約40アクセス、その後の更新時に約20アクセス入りました。私は底辺無名の作家でありますので、知名度ボーナスは無し。つまりPVやアクセスはほぼ確率に由来していると仮定すると、非常にざっくりとしてた話ですが、なろうの方が更新時の露出が大きいと言えます。
それともう一つ。これ結構大きな要因だと思うんですが、作品トップページに読者評価の掲載の有無、これ大きいと思ってます。カクヨムでいえば星ですね。どちらの作品も現在評価(星)ゼロなんですが、なろうの場合は小説トップページには評価は掲載されません。小説情報という別ページに飛ぶことで閲覧できます。一方、カクヨムはトップページに記載ありです。
この結果、なろう読者さんにおかれましては、評価数を確認しないで購読を始めるという流れがあるんだと思います。そこは底辺作家にとっては優しい部分ですね。カクヨムで完結していて星0では、もう読まれる可能性は無いですよね……。
この辺り「つまらないから低評価なのか、読まれないから低評価なのか」問題になってくる訳ですが……。とある本によれば、「所謂バズる」に必要なのは確率とのこと。しかもインフルエンサーに宣伝を依頼して、期待通りバズった。しかしそのバズりの大本を探すと、宣伝を依頼したインフルエンサー発ではなく、そのインフルエンサーをフォローしていた別のインフルエンサー発でバズっていたという研究結果があり、こりゃもうわかんねえなの世界です(笑。
あくまで個人的な感想ですが、カクヨムにおいては小刻みに更新するのでは無く、初回発表時に一気に最後まで公開してしまった方が、まだPVが伸びる可能性があるってことですね。これがランキングに載るとか、一定の星数を獲得した後であればまた違うんでしょうか……。
あと一つ。カクヨム発の面白い記事があったのでご紹介。
【カクヨムコン9必勝法がわかる!?】選考参加編集部とカクヨムコン8の感想戦をやってみた
https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_kansosen
かなりタメになる記事なのですが、「冒頭で読者の心をがっちり掴む作品と出会いたいです」という項目があるのですがその中で、
「Web小説とは違って、書籍ははじめが面白くないとまず買ってもらえないのです…。」
と書かれていまして、面白いなーと思った次第。Webで書いている身としては「いやWeb小説の方が初速大事だろ」とか思ってしまうので、実際書籍を出版している編集部さんとの認識の違いに色々考えさせられるのであります。
個人的には物理書籍に関して言えば、ざっと途中のページを開いて読み応えがあるかどうかで判断してたりしますね。冒頭に関しては作者も作者もこなれていないケースが多いので、そこまで重要視しないというか……電子書籍は大抵冒頭しか読めないのでそれで判断しますが、できれば中間が読んでみたい。
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