【九】来年も宜しくお願いします
おはようございます、沙崎あやしです。
もう幾つ寝ると大晦日、そしてお正月ですね。今年一年大変お世話になりました。来年も宜しくお願い致します(深々とお辞儀。
「青い光のエルツ」カクヨムコンに参加中でございます。年末年始のお供に是非! 宜しくお願いいたします!
https://kakuyomu.jp/works/16817330648748526954
さて。
投稿小説界に十余年振りに戻ってきた私ではありますが、ここ最近ずっと小説界隈を観察していた思ったことがあります。
ああ、Web小説とライトノベルは違うものなのだ!
この辺りは用語の定義の問題もあり、皆さん一家言あるところだとは思います。昔からある「ライトノベル定義問題」にも絡む話ですが、小説には「軽・重」が存在することに関しては、大筋で異論は無い部分だと思います。例えば、純文学は「重い側」でラノベは「軽い側」という捉え方です。
この「軽・重」には色々な側面がありますが、ここにおいては「取っつきやすさ」という点にフォーカスしてみたいと思います。
漫画が分かりやすいと思います。まず幼年向け漫画として(例えば)ドラえもん。そしてその次に少年向け漫画として少年ジャンプを筆頭とする週刊少年誌系漫画。そしてその上に青年向けとしてヤングジャンプやスペリオールなどの青年向け漫画。こういう順番で漫画を読み進めていく形になろうかと思います。読者の成長に応じて内容が変わっていく訳です。
これを今の小説界隈に当てはめてみると「児童文学→ライトノベル→ライト文芸→文芸」という順番になろうかと思います。
ではWeb小説はどの辺りに位置するのか?
カクヨムの場合、恐らく年齢的に若い方が多い(学生さんとか)と思われるので「ライトノベルからライト文芸にかけてで、どちらかというとライトノベル寄り」と言えると思います。
更にいえば「ライトノベルよりもっと軽い部分を含む」でしょうか。カクヨムは基本無料のサービスです。お金を出して購入する商業小説とは違います。休み時間や通勤通学時間にすらっとと読める内容を求められていると思われます。
商業小説の場合、お金を出す以上ある程度の満足感が求められます。それが作品の読み応え、「重さ」を増やす方向に行きやすいのは当然でしょう。つまり商業小説においては「重い分野」は開拓されやすいが、「軽い分野」はされにくいという構造が存在するといえます。
その点、なろうやカクヨムは基本無料という点を利用して、今までの商業小説では手の届きにくかった「軽い分野」を開拓した(している)という風にもいえると思います。
そういう意味においては、今のWeb小説(カクヨム)はライトノベルより更にライトな層からライト文芸に至るまでの範囲の投稿小説がごっちゃ混ぜになっている状態なので、何か上手く範囲分けする方法はないかなーと思います。
商業小説はレーベルである程度カテゴライズされていますが、そういうのがカクヨムには無いですからね(なろうにもないですが)。この辺りは漫画のジャンプラでも同様だと思います。基本無料とは言っても、今は娯楽戦国時代。検索する手間すらタイムコストとして忌避される時代ですから。
個人的な感想ですが。昔と比較すると、昔のライトノベルは今でいうライト文芸に近いですね。スニーカー文庫の古典「ロードス島戦記」も、今ならライト文芸にカテゴライズされるのではないでしょうか。
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私事になりますが。
来年はいくつか長編を書いて各公募に応募してみようかと思います。幸いカクヨムから直接応募できる公募(電撃大賞とか)があるので、次の新作はカクヨムに投稿&公募に応募する予定です。
カクヨムコンは……残念ながら現状では読者選考突破は難しいので……恐らく総合順位で900位前後が足切りラインになると踏んでいるのですが、中々そこまでは……。
あ、万が一突破したら秋葉原にゼルベリオス買いに行ってきます(強調。突破出来なかったら「青い光のエルツ」は改稿の上、どこかに応募することになると思います。
個人的にはライト文芸が私のカテゴリーとして最適かなーと思うので、その辺りに近いレーベルをちょいちょいと調べていたりします。一度物書きを始めたからには、やはり商業出版は夢ですからねー。一冊ぐらい書店の店頭に並べてみたいものです。勿論売れてしまっても構いません(笑)。なに、年末ジャンボ宝くじよりは確率が高い……と信じたいところです(遠い目。
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