神話や伝承については、すでに多くのモノが失われていると思います。たとえば、部族の間だけで語り継がれてきたモノなどは、当然ですが語り継ぐ者たちがいなくなると失われてしまいます。

いずれ部族間の血腥い紛争についても書こうと思っていますが、種族同士の対立によって滅びてしまった亜人の集落も多く存在します。そういった場所にも、きっと貴重な歴史や伝承があったと思われますが、すでに多くのモノが失われています。

アリエルの持ち物については、たしかに書いきませんでしたね。一度、持ち物を整理する機会を与えて、彼が何を所持しているのか見てみたいと思います。きっと彼の〈収納空間〉は、古い書物や毒瓶、お椀や貴重な野草、それに化け物から剥いだ毛皮や素材でごちゃごちゃしてると思います。

それと海は存在しません。海に関しては、これまでとくに注意して書いてきましたので、うっかり描写している場面も存在しないと思います。（どこかで登場していたら、すぐに訂正します！）

おっしゃる通り、森で暮らす人々は海について話しませんし、海をつかった比喩や表現も使っていません。その理由は明かされますが、それまでは登場しません。

ですが森には大規模な岩塩鉱山があるため、それほど塩に困ることはありません。岩塩鉱山が都合よく存在する理由や、その鉱山で発展してきた街についても、いずれ書きたいと思います。そのときには、商人として大成した〈黒い人々〉の歴史にも触れたいと考えています。

陣中食についても、アリエルたちが敵の前哨基地に侵入したさいに見られると思います。
bojn2さん、感想ありがとうございました！