恋風

恋風

君の紡ぐ詩に惹かれる。

君のことを知りたくて、見える限りの君の言葉すべてを捉えたい。

でも君の詩に惹かれたのは、君を想うのは、私だけではなかったから

「君が別の人を選ぶのなら応援するよ」と

感情のない言葉を君に、

君のことが思い出される旋律、君の紡いだ詩に触れる度に胸が締め付けられる。

私を想ってくれやしませんか。

君の私を想うことを望むのは許されますか。

－わが片恋を諸恋になすこと難し。

分かっているけれども、

せめて

この想いが君に届きますように

と切に願っている。