コメントも拝見しながら読んでます
そうか〜、熊掌くんの不眠はこのストレスから…
熊掌くん、やたら大食いで力持ちなのも体質が関係してるのかな?
悟堂と熊掌くん、孤独な2人の交流があったかいですね
作者からの返信
杉山めぐみさま
ありがとうございます。
この師弟の関係、ほんと濃ゆいのですよね。
>熊掌くん、やたら大食いで力持ちなのも体質が関係してるのかな?
ありがとうございます。そのあたりもこの先に……またあれやこれや……。
女性であるという秘密は大陀羅や父とは共有しているのかと思っていましたが、そんなことはなかったんですね。訳も分からず性別を偽らされて育てられるのは本当に恐ろしかっただろうな。つらかったですね。
それ以上に、女性とも言い難いという事実が畳み掛けられて、どれだけ熊掌を虐めれば気が済むのかというくらい……苦笑 子宮がないということは、まあ意味があるのでしょうが、まだまだ試練が訪れそうだなあ。
>人とは如何に生きるかでその個の意味が定まる
こういう意味合いのことはよく語られることですが、大陀羅が言うと沁みるんですよねえ。これまでに描かれた大陀羅と熊掌の絆の為せる技ですよね。本当に珠邑さんの文章ってすごいなあ……。
作者からの返信
tomoさん
ほんまにありがとうございます!(ノД`)・゜・。
>まだまだ試練が
鋭い、ヤバイ、ひええ。
お察しの通り、素知らぬ顔をして見せておりますが熊掌のストレス値は相当なもので、過度な不眠症という形で表れていたりします。そして一旦眠ると起きられない。
また本編では時代設定上言及されませんが熊掌はアンドロゲン不能症です。
どうぞ、見守ってやってください。
うーん、一気読みしたいけど、ゆっくり飲み込みながらでないと心に落ちていかない。
単に設定が複雑とかではなく、現代に通じる問題がたくさん織り込まれていて考えてしまいます。
規定された生き方と、そうあれない存在との軋轢。のようなことでしょうか。生まれながらに身体的な特異性を持つ熊掌は象徴的です。
命をかけて戦う、よりも、存在をかけて生きる、生かすのは難しいことですね。
作者からの返信
山田トリさま
ありがとうございます。
お時間ございます時に、お気持ちのよいタイミングで、その時にご覧いただけましたら望外の喜びです。
ここに描き出している事は、僕にとっても常に己との闘いを強いてくる題材です。ふっと気を抜いた瞬間に、自身の中にある偏見、思い込みが顔を出してくる。自身の心の持ちようによって読み取り方や理解が変わってしまう。
そういうものを書こうとして、仕上がったものです。
ですので、読んでいただくと相当疲れると思います。
もちろん、何も考えずにただ楽しんでいただく事も可能なように仕上げました。あとは読み手様ご自身の心を映す鏡として機能する事を祈るばかりです。
またどうぞ、ごゆるりとお越しくださいませ。
熊掌、インターセックスでしたか。納得です。前話のせりふが、全然「男として育てられた女性」という感じじゃなかったので、なんで性自認がこんな男性寄りなんだろう? と思っていました。
大陀羅――あらため悟堂の言葉に救われました。
子供を作らなくても生きている価値があるのかって。
私はいたって健康体!!なのですが、「比重の重い他人なんて必要だった事はこれまで一度もなかった」というのに共感するたちといいますか・・・ 自分の両親のことは生涯唯一の家族だと思っているからすごく大切なのですが、それも両親だから、なんですよね。。。いくつになっても、「恋愛して、愛する人と子孫を残す」という望みを持たないままなので、自分は何か欠けているなと感じていました。
御作は、現代風にいえば「発達障害」や「LGBTQ+」な登場人物が緻密に描かれていて興味深いです。
作者からの返信
本当にありがとうございます。
本作で僕が一番叫びたかった事が正しくこの部分になります。
発達障害にLGBTQ+、そして結婚と実子の有無に対する礼賛傾向。
その全てに対して未だ固定観念がある現状に対し、「こだわらなくていい」。そう言いたかったのです。
実子の有無が価値の全てじゃない。
今共にこの時代に生きている事にこそ価値がある。
現代ではない舞台で、現代の諸問題を物語る意味は、彼等だからこそ自由に叫べるのではないか、という意図も含めてありました。
僕は、我が子のみならず、たくさんの子供達に「大切だと思うものを護りながら自由に生きていい」という言葉を贈りたい。そんな思いでこの物語を書き始めました。
編集済
女性ならどうやって月経を隠していたのだろうと思っていたら…
なるほど、そういうことでしたか。
悟堂の比重の重い他人が必要なかったっていうのは、すごいですね。
それでも熊掌の誕生を「俺にとっては良かった」と言い切れるのは、もっとすごい(語彙力)。
作者からの返信
ありがとうございます。
さて、ちょい下げしまして。
本編の時代設定的に絶対出ない知見なので、まあ裏設定的な部分になりますが、熊掌はアンドロゲン不応症です。ですので染色体的には男性ですね。
性自認は男性寄りでありつつも揺れ動いているところかと。
この物語は、彼が自分なりの人の愛し方を手に入れ受け入れていく物語でもあります。
そして悟堂。
『白玉の昊』は、この人の人生ありきの物語なので、ここからじりじり掘り下げていきます。「比重の重い他人」というのは、もちろん愛情だけではなく様々なものを含みます。そんな中で唯一「良かった」と言える人が現れたと言う事は、悟堂にとっては禍福でもありました。
キュン😍😍😍……と言っていいのかどうか。
しかし、この先が一層分からなくなってきましたね……。そもそもここは、『どこ』なの?(叫び)
作者からの返信
ヌルさん
うっふふふ。
そう、そうなのですよ。
ここは一体『どこ』なの!?