第二話 委員会活動と恐怖の始まり。

早速俺は家に帰ってからどのようなことを話そうか考えた。

尋ねる相手の名前は桜木麗奈と言うらしい

聞いたところこの人は中学の時に花粉症が重症化してしまったらしく

それまでは一般的な学校生活を送っていたようだ。


以前まで東京の23区にいたが少しでも良くなる可能性があるかもと

都心を離れ今は俺が産まれ育った長野県諏訪市に療養にきたようだ。


結果はこの委員の回る対象で入院状態であることから芳しくない。


『なるほど。


さっぱりわからん。』


普通に情報が少なすぎる!


仕方がない今のクラスの雰囲気を伝えてその時の反応を見て臨機応変に

いくしかないか…


一週間後俺は先生に桜木さんが入院している病院を訪れた。

重度の花粉症患者に会うためには一度風呂に入りさらに専用の

機械で花粉が残っていないか確認するといった正直めんどくさい

過程があったが入ることができた。


コンコン 『失礼します交流委員で桜木麗奈さんに会いにきました』

病室は9階にあり、そこの景色は良いものだった

そして窓の横には造花が置かれていた



『入ってきていいよ!!!』


この明るい返答その時俺は嫌な予感がした

ま…まさかこの女カーストトップ女か?!

テンションが下がりながら俺はカーテンを開けた。

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カラカラ回れ空回れ 羅衣 @ReiKan00

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