匿名の共有者
結煇
私の秘密
私が両親が再婚してから生まれた子だと知ったのは今から5年前のことでした。
もちろんそのときまで知らなかったし、出来ればそんなこと知りたくなかった。
でも、もう耐えきれなくなってここにこんな悩みを抱えている人もいると伝えて、同じ人もいるんだと勇気づけたい。
私が両親が再婚してから生まれた子だと知ったのはお正月に母方のおばあちゃんの家に行った時のことだ。
なんでそんな話しになったのかわからないが、おばあちゃんから「前の旦那のもとに行けばいいのにねぇ、場所はわかっているんだから」と言われたときだった。
その時ちょうど、母と私の十個近く離れた姉が仲違いを起こしていたときだった。
姉が家を出ていく、そんな話がもちあがったときだった。
そんなときに知ったのだ。
私はそのときは適当に相づちを打って話を終わらせた。
そのことが衝撃的で、それから私は「姉と(8つ離れた)兄とは半分しか血が繋がってないんだ」、「他人なんだ」と思うようになってしまいました。
兄とは昔はかなり仲が良かったと思いますが、今では私の態度がよそよそしくなってしまったためかあまり会話もしません。
私はあの時どうしたら良かったのだろうかと考えてならない。
もし、あのとき、もし、もし…
そんな思いがつのってきた今、折角なら同じ悩み、似た悩みを抱えている人たちを励まそう。勇気づけようと思い今に至ります。
【今このことを後悔しても遅いですし、結局過去は変えられません。
変えられるのは未来だけ。】
ありきたりの言葉ですがこれが今まで私が体験して、一番共感した言葉でもあります。
とある歌の歌詞にも「生まれた環境ばかり憎んで簡単に過去ばかり呪う」とあるように、環境ばかり憎んでもあまり意味はないんです。
もし、もし、そんな思いあっても生まれてしまってはもうどうすることもできません。
過去を呪ってもその過去はどうにもできないのですから。
だから、前を向いて歩きましょう。
この世には色々な悩みを抱えている人たちがいます。
周りからみて、私は悩みがなさそうに見えるそうです。
ですが、私にもこんな誰にも打ち明けられない、それこそ両親にも打ち明けられない悩みがあるんです。
周りからどう思われようと、皆何かしら悩みを抱えているはずです。
この文章を読んで皆がなんと思うかはわかりません。賛否両論あっていいと思います。
それこそもう耐えきれない。死にたいそんなことを思っている人ならなおさらのことだと。
私も実際に死にたいと思ったことがありますし、どうやったら両親に迷惑がかからないかと考えたことも。
でも結局実行することはありませんでした。
どうやったって死んだら迷惑がかかりますし、本当に死にたいと思っている人はそんなことも考えないのでしょう。
私の悩みはいまだに解決はできていません。
もしかしたら両親が死んでも話したくないと思っているのかもしれない。
だから、私も探らないし、それでいいと思います。
もし、耐えきれないのなら
この投稿に少しでも興味を持ってみてくれた人たちへ向けて最後に一言いいたい。
【もしなんてことを考えても意味はない!
そんなことを考えるなら未来を考えなさい!
「明日はなに食べよう?」でもいい「明日はこんなことしよう」でもいい!
なんでもいい、少し前向きになろうとしよう!
そしたらきっと未来はいい方向へ向かうはずだから!】
ここまで読んでくれてありがとうございました。
匿名の共有者 結煇 @yuzuki6
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
20代前半はツライよ/野志浪
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 13話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます