【ノヴァニウム鉱脈症と夢幻輝石についてのレポート】

〇ノヴァニウム鉱脈症の症状について。


・患者の体表面に、黒色の鉱物状の鉱症が最も簡単に判別可能な方法。また、血中鉱石濃度や黒鉱融合率(%)によって初期段階での判別も可能だが、それには専用の機器を使用する必要がある。


・致死率は、およそ100%にも上り、完治をしたという前例は存在していない。人類の死亡率の最高レコードを達成している。


・抗体薬として、"アルフェンシア”と呼ばれる薬剤が存在しているが、今だ安定した生産と供給は叶えられていない。また、調剤に必要とする"アルフェ”は、ファディアス大陸の北部の限られた地域でしか自生していないらしく、生態系共に今だ調査中。



〇侵攻症状について(黒鉱融合率)


・初期段階(0.01%~5.00%)

 基本的に、肉眼による外部からの診察では判別不可能。

 症状としては、多少の異物感と痛みを発現するが、許容範囲内に収まっている。

 "夢幻輝石シリウスライト”と呼ばれる鉱症は、現段階では確認された事例は存在していない。


・中期段階(5.01%~25.00%)

 肉眼により、体の一部に黒色の鉱症が確認可能。

 症状としては、慢性的な痛みと体内に感じる異物感。

 また、現段階の状態での飛沫感染や接触感染、ノヴァニウムの欠片の接種による発症は確認されていない。しかし噂として、感染の可能性があると広まっている模様。

 限られた数ではあるものの、"夢幻輝石シリウスライト”を発現する可能性が存在している。しかし、発症条件などは今だ特定不能。


・末期段階(25.01~30.00%)

 肉眼により、患者の全体に黒色の鉱症が確認可能。

 症状としては、体全体の極度の麻痺。自力生活の不能と、内臓機能などの極度の低下。しかし、死ぬ事はないらしい。

 また、現段階では飛沫感染や接触感染などの発症事例は確認されていない。

 強力な"夢幻輝石シリウスライト”の発現の可能性はあるものの、活用方法は確認されていない。


・終期段階(30.01%~)



 ──検閲不可能──



 ♦♢♦♢



〇夢幻輝石シリウスライトについて


夢幻輝石シリウスライトとは、ノヴァニウム鉱脈症の中期段階以降に現れる、特異能力を宿した症状である。


・基本的に、夢幻輝石シリウスライトによって発動される特異能力を奇跡と呼び、ノヴァニウム鉱脈症患者の一種のステータスとなっている。


・だが、それらを悪用したケースも存在している。特に多いのは、犯罪行為に対しての利用と死亡したノヴァニウム鉱脈症患者から摘出した夢幻輝石シリウスライトによる悪用である。


夢幻輝石シリウスライトには、幾つかの種類があると思われる。だが、見た目上でのや専用の機器による判断は不可能であり、本人の潜在意識やワードにより判別は可能である。



 ──閲覧不可──

 


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