動き出した運命
第9話「現れた強敵」
タートルクリーチャーが出現し、GTN-1が戦う。
そこに後から勇一も到着し、ドライガーとなって参戦。
ドライガーは『ファイヤードラゴン』から新たな姿『グランドドラゴン』にチェンジした。
グランドドラゴンは黄色い姿をしている。
そして武器は『土龍の斧』を持つが勇一は……。
「おっ!今度は斧か……じゃあドラゴニックアックスだな!かっけぇじゃん!」
『ドラゴニックアックス』と命名。
そして、ドライガーはタートルクリーチャーと戦う。
力強い攻めでタートルクリーチャーを追い詰める。
そして、『ドラゴニックアックス』の力でタートルクリーチャーの甲羅にひびが入った。
GTN-1も負けじと『G−ランチャー』を構える。
それに気付きドライガーはタートルクリーチャーと離れる。
「喰らえ!」
GTN-1が『G-ランチャー』で攻撃。
タートルクリーチャーは大ダメージを受けて倒された。
「やった……」
ドライガーは去って行く。
そこにGTN-1 は声を掛ける。
「ありがとうございました!あなたのお陰で勝つ事が出来ました。あなたは……龍神様……なんですよね?」
ドライガーは黙って親指を立てサムズアップのポーズをGTN-1に向ける。
そして、去って行った。
勇一はすっかり帰るのが遅くなってしまったが、『土の宝玉』を無事手に入れた事を正信を報告。
これで全ての宝玉が集まり正信も一安心した。
−翌日−
警察では山田の遺体が安置室から消えた話題で持ち切りだった。
「山田の遺体が消えた!?」
火村もその話を聞き驚いた。
「ああ……山田は完全に死んでいたし、自分から動く事は考えられない。だが、誰かが侵入した形跡も無くてな。持ち出されたとも思えない」
警察では謎の現象だった。
その頃、姿を消した山田いや、ルシフェルは……。
謎の男と共に身を隠していた。
「あんたは……何者なんだ?何故俺を生き返らせた?」
ルシフェルが問うと……。
「お前は……邪神に選ばれた。人間の負の感情を集める為に……。お前の邪(よこしま)な心を邪神に認められたんだ。お前が人を殺せばその周りの人間は悲しみ、負の感情が生まれる。それを集めるのが、お前の役目だ」
謎の男はそう答えた。
更に……。
「我々は悪魔の名前と力を与えられた。邪神の下僕として……」
そう、この男も邪神によって悪魔の力と名前を与えられていた。
この男の名はアスモデウス。
ここに邪神の手下となる悪魔が2人誕生した。
その頃、勇一は……。
また河原で昼寝をしていた。
香織が勇一を呼びに来る。
「ちょっと勇一!またサボってる!」
「ん〜……香織か……なんだよー……」
「仕事探しはどうしたのよ?」
「今は返事待ち」
「その間にも他の所探しなさいよ〜」
「大丈夫だって、何とかなるって」
勇一の能天気な発言に香織は呆れていた。
その頃、もう1体のタートルクリーチャー。
山田を殺したクリーチャーが次のターゲットを狙っていた。
その気配に気付き飛び起きる勇一。
急に起き上がる勇一に驚く香織。
「うわぁ!?……どうしたの?」
勇一は急いで家に戻る。
「ちょっと!?勇一!?」
勇一はバイクに乗り現場に向う。
突然行ってしまった勇一を追いかける香織。
「もう……どこ行くのよ……」
タートルクリーチャーは一人の女性をターゲットにしていた。
タートルクリーチャーは女性に襲い掛かり、女性は殺害された……。
警察にも通報が入り火村が出動。
そして、タートルクリーチャーが次のターゲットを狙う。
襲い掛かろうとした所を勇一が到着。
タートルクリーチャーの前に立ち塞がる。
「また、亀のクリーチャー!?何だよもう……」
勇一は『土の宝玉』で『変身』。
龍神ドライガー『グランドドラゴン』で登場。
ドライガーがタートルクリーチャーと戦う。
火村もパトカーで到着。
火村も『変身』。
GTN-1登場。
GTN-1も戦いに加わる。
ドライガーとGTN-1が2人でタートルクリーチャーを追い詰める。
ドライガーが必殺技『ドラゴニックブレイク』でタートルクリーチャーを倒す。
GTN-1は帰って行った。
ドライガーは変身を解除。
「勇一!?」
勇一が振り向くとそこには香織が……。
勇一は香織に変身を解除する瞬間を見られた。
「香織……」
「勇一が……龍神だったの?」
「ああ……」
香織は驚いた様子でそれ以上何も話さず帰って行った。
勇一は帰ってから香織の家に行った。
勇一が香織の部屋の前で香織に語り掛ける。
「香織……聞いてくれ。驚かせてごめんな……俺、龍神に選ばれてアイツらと戦う事になったんだ……。いつか言わなきゃとは思ってたんだけど……どう言っていいかわからなくて……」
香織は部屋でそれを聞いていた。
「ねぇ……勇一。それって勇一がやらなきゃ行けない事なの?戦う義務でもあるの?」
香織は勇一に聞き返した。
「それは……」
香織は部屋を出て来た。
「香織?」
「ねぇ、勇一。戦う事ないよ……。危険な目に遭う必要ないよ。龍神だって関係ないじゃん。勇一は勇一じゃん。いつものんびり能天気な勇一でいいじゃん!」
そう言って香織出て行ってしまった。
勇一は香織を追いかける。
辺りはすっかり暗くなっていた。
一台のパトカーがパトロールをしていた。
その前に現れるルシフェル。
パトカーは急停車し、警察官が降りる。
「何だ今のは……人?」
一人の警察官がそう言うと……。
「ああ……なんなんだアイツは……」
すると、一人の警察官が襲われた。
ルシフェルは怪人の姿に『変身』。
ルシフェルの姿はこれまでのクリーチャーの動物のような姿と違い悪魔の様な姿になった。
警察官は警視庁に連絡するが……。
ルシフェルはもう一人の警察官も殺害。
勇一は気配を感じる。
「クソッ……こんな時に……」
勇一は現場に向う。
火村も連絡を受け出動。
現場ではルシフェルが無差別に人々を襲っていた。
勇一が到着。
「くっ……クリーチャー」『変身』。
龍神ドライガーが『ファイヤードラゴン』で登場。
ドライガーがパンチ。
ルシフェルはそれを受け止める。
「何っ!?」
ルシフェルはそのままドライガーを投げ飛ばす。
ドライガーはダメージを受ける。
ルシフェルは更にドライガーに攻撃を加える。
「くっ……なんだコイツ……強い……」
ドライガーは『水の宝玉』を取り出すが……。
ルシフェルは攻撃を加えドライガーは『水の宝玉』を落とす。
更にルシフェルは攻撃を加えた。
ルシフェルの猛攻に苦しむドライガー。
そこへ火村が到着。
「何っ!?ドライガーが……」
火村も『変身』。
GTN-1登場。
GTN-1は『Gブラスター』でルシフェルに攻撃。
ルシフェルはその攻撃に全く動じずGTN-1に反撃。
GTN-1はダメージを受ける。
その隙にドライガーが反撃。
ドライガーは必殺技『ドラゴニックボンバー』を叩き込む。
しかし、ルシフェルに通用しなかった。
「何っ!?」
ルシフェルはドライガーに攻撃。
その攻撃でドライガーは大ダメージを受ける。
GTN-1は『Gランチャー』を構える。
そして、攻撃。
しかし、それもルシフェルには通用せず、跳ね返される。
Gランチャーの弾がGTN-1に命中する。
爆発が起こりGTN-1は戦闘不能状態に……。
「火村!火村ー!」
小田が必死に呼び掛ける。
しかし、火村は反応が無い。
火村は気を失っていた。
ドライガーはその隙に落とした『水の宝玉』を回収。
『ウォータードラゴン』にチェンジ。
ドライガーは『ドラゴニックランス』でルシフェルに攻撃。
しかし、ルシフェルはその攻撃も受け止めた。
ルシフェルの反撃。
ドライガーは爆発に巻き込まれ大ダメージを受ける。
ドライガーも戦闘不能状態に……。
ルシフェルは2人を倒した事で去って行った。
続く……。
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