或る愛の詩

奇跡は起こるんじゃない、起こすものだと言うことを証明させた物語。
一方は「転移」他方は「転生」と言う
ありそうで無かった世界観を巧みに描き切る。

実際の事故を痛ましく思い書かれた鎮魂歌。
遺族の思いが死者に届きますように。

【SIDE VIEW】と勝手に呼称している
執筆スタイルが秀逸で、いつかオマージュを希望。
筆者曰く、テクニックが伴わないと体現不能な技術だそうである。

多くの感想、多くの発見があった今作の次話を
心から待ちわびる読者のひとり。

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