立花 杏


立花杏 (たちばな あんず)

18歳。女。O型。高校二年生。好きな人のためなら全力で動く自己犠牲的で献身的な女の子。赤みがかったふわふわの茶髪を二つに束ねている。いつも嬉しそうにパタパタ走り回り後を着いて回る様子からも、全体的に犬っぽさを連想させる。相沢綾斗のことが大好きで、彼の為なら命さえ賭けられると思っている。わざわざ雑に扱われることを好み、自らが生き甲斐を持って全身全霊で体を張れる環境を求めている。それに適した情のない人間であれば相手は誰でも構わないらしい。恋愛は熱しやすく冷めやすいタイプ。好きになるのも早いが、冷めて離れるのも一瞬である。綾斗に一目惚れする前は、クラスで一番素行が悪いと噂されている不良っぽい男子生徒に惚れていた。だがある雨の日、彼が高架下の捨て猫に優しく餌をあげている所を見かけてしまい、本来ならギャップ萌えを感じるシーンだが、杏の場合はここで恋が一瞬で冷めている。また好きな人以外はどうでもいいという偏った恋愛思考の持ち主でもあり、基本的には皆に優しく振る舞っているが、内心は綾斗以外の人間に一切興味が無い。実は杏本人が一番無関心、無慈悲、冷徹さを持ち合わせており、むしろ思いやりが深いのは綾斗の方なのである。杏が自らを摩耗するような生き方をするようになった理由は、幼少期の家庭環境が起因している。しかし両親共に杏が小学生の時に事故で他界しており、現在は祖母と二人で静かに暮らしている。自分を心配してくれる親が既にこの世に居ないという事実も、杏を捨て身な行動に走らせる原因になっている。故に、身一つで自分の望むままに、欲に忠実に生きることに全神経を注いでおり、そのためなら他人のために命を賭けることも厭わない。



◇好きなもの

相沢綾斗、自己犠牲、献身、自分を利用されること、人を助けること、無茶すること、頼られること、雑に扱われること、誰かを喜ばせること、パフェ、甘い飲み物、可愛いもの、ぬいぐるみ、喫茶店、カフェ、観葉植物、恋占い、ジェットコースター、絶叫系マシン、スプラッター映画、スリルを感じる状況、白い家具、暖かい気温、秋のスイーツ、自分を除く全員が幸せであること、平等性、イベントの時の賑やかな空気、自分とタイプの違う人、他人に絆されない人、自分軸で生きてる人、暴力的な人、可愛げのある人、ギャップのある人、翻弄されること、フランボワーズのケーキ、ミルクプリン、激辛全般、中華料理、狭い場所、隅の席に座ること、個室のある飲食店、自分に厳しく他人に甘く生きること


◆嫌いなもの

心配されること、妬まれること、羨ましがられること、自分が優位に立たされること、持ち上げられること、他人に指示を出さなければいけない状況、選択肢を与えられる状況、自分で判決を下すこと、人の上に立つこと、集団の中に孤立している人がいる状況、自身を大切にしなければいけないという世間の風潮、大事に扱われること、可愛がってくれる男、優しい男、興味の湧かない人間、セクハラ、退屈な時間、干渉されること、パーソナルスペースに踏み込まれること

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