相沢綾斗 (あいざわあやと)

A型。男性。高校二年生。常に冷静沈着。感情表現が乏しい。実の父親がアイン本部の幹部であり、親の仕事を継がせるために育てられた。家族は全員別居しており、父と綾斗は日本、母と姉はロサンゼルスに住んでいる。夫婦仲はすこぶる悪いが、利害の一致で婚約自体は継続している。姉(顔立ちそっくり)は美人で高飛車。たまに日本に帰ってきては勝手に綾斗の家に乗り込んでくる。組織の配下に置かれており、事務作業から情報収集、死体処理などのヤクザ紛いの仕事までさせられている。一応反抗心はあるが、歯向かうにはあまりに相手が有利すぎる上、情報漏洩防止で消される可能性もあるので今のところ黙って従っている。殺したいくらい父親の事が嫌いである。職業柄、人を簡単には信用出来ない性格。欠課時数を獲得するために最低限通ってはいるが、学校は不登校気味。友達も作らないしクラスメイトとは口もきかない。顔が整っているので密かに女子人気が高いが、本人は無視し続けている。特に生き甲斐も無く孤独な生活を送っていたが、立花杏に出会ってからは少しずつポジティブな感情のレパートリーが増えつつある。彼女には唯一心を開きかけており、仄かに恋愛感情も抱いている。が、助手というポジションに置くことをひたすら徹底しており、恋人関係になるつもりは無い様子。「想いを伝えたら杏は離れるに違いない」と思い込んでおり、実際あながち間違ってはおらず、彼女からの解釈違いを上手に免れている。ストレートに向けられる愛情表現に応えることも出来ず、かといって無碍に扱うことも出来ず、妥協した結果、対応がツンデレになりがち。「素直になりたいけどなれない」のではなく、「素直にならないよう心がけた」結果、歪曲した感じになっているのである。

◇好きなもの

単独行動、家にいる時間、PCを眺めてる時、暗い部屋、モノトーンの家具、薄味の料理、温かい蕎麦、柚子の香り、珈琲ゼリー、ジェラート、杏仁豆腐、二度寝、小さい犬、一人でコツコツと何かを積み上げること、成長を実感できること、水面下で事を進めること、正当な評価を受けること、仕事で成果を上げること、やり甲斐を感じられること、優位に立つこと、他人を利用して作業効率を上げること、過度に関わってこない人、他人と一定距離を保てる環境

◆嫌いなもの

父親、集団行動、光属性の人、輪の中に無理やり引き入れられること、笑顔を作ること、根が明るい人間、苦労を知らない人間、恵まれた環境に生まれた人間、同世代の人間、やたら共感してくる胡散臭い人、知ったかぶりする人、時間を無駄にすること、不要な工程を挟む作業、嘘つき、馬鹿にされること、努力が報われないこと、華やかな界隈の人、自分に自信のある人間、騒がしい雰囲気の人、チャラい男、わざと頭悪そうに振舞ってる女、頭悪い女