重厚ながらもストレスなく読める美しいダークファンタジー

 私は元々YouTubeのゆっくり茶番劇などで異能力系の物語をよく読んでいて、現代に特殊な力が存在している世界観を好んでいました。

 この作品は違和感なく現代に魔法という超常現象が存在していて、緻密に設定も練られていて非常に魅力的です。

 次にキャラクターを見ても、それぞれのキャラクターが自分の信念と呼べるものを持っていて、キャラクターというよりも1人の生きた人間のようにすら感じられます。

 あとこれは私の趣味? 性癖? になりますが容姿端麗で慈愛に溢れる水瀬の使用する武器が大鎌だったり、固有魔法が『生命の破綻』というヤバすぎるものだったり、代償の殺人衝動に苦しむ姿が日常と戦闘時のギャップを感じられて凄く良かったです。
これがギャップ萌えというやつですかね。

 2の紅雷誓約編からも一話一話楽しみに読ませていただきます。